2011-02-24 門川市長記者会見(2011年2月7日)-「京都市情報館」
平成23年度当初予算(案)について~生活安心・はばたけ未来予算~

平成23年度当初予算案の概要
(予算規模)
 まず,予算規模でございますが,全会計の総額は,2.3%の減の1兆6,174億円,一般会計の総額は,2.9%減の7,465億円となりました。
 前年度と比較して,全会計合計で380億円,一般会計で222億円の減となっておりますが,市立病院等の独立行政法人化に伴う121億円の減と,「中小企業金融対策預託金」の200億円の減を除けば,実質的には,全会計,一般会計とも概ね前年度並みの予算規模であります。
 なお,中小企業金融対策預託金は,最近の融資実態を考慮しますと過大になっているため,減額するものです。

●京都会館再整備に係る京都市とローム株式会社との基本合意
 当初この会見では用意しておりませんでしたけれども,先ほどローム株式会社様と「京都会館再整備」につきまして,基本合意が整いましたので,追加で発表させていただきます。
 これまで,京都会館の再整備については,民間資金の導入の検討を進めてまいりました。ローム株式会社様には,京都市はもとより我が国の音楽芸術の振興にも多大の御貢献をされており,本市ではこのことを高く評価し,音楽芸術文化の振興に対し,御理解と幅広い経験,知識をお持ちであることから,ローム株式会社様に御支援をお願いしてまいりました。
 この度の基本合意は,ローム株式会社様と52億5千万円で50年間の京都会館の命名権(ネーミングライツ)を御取得いただき,多額の御支援をいただくという内容でございます。
 本日,基本合意に至ったことは,京都市民の誇るべき「文化の殿堂」たる京都会館の再整備が大きく進むことはもとより,岡崎地域全体の活性化にも大きく弾みがつくものと大変喜び,感謝しております。
 ローム株式会社様の深い御理解,佐藤研一郎(さとうけんいちろう)名誉会長,澤村諭(さわむらさとし)社長をはじめ,ローム関係者の皆様に本当に感謝の気持ちで一杯であります。
 これから,京都会館の再整備に向けて,全力を挙げて取り組んでまいりたいと思います。
 私からは以上であります。

●【京都会館再整備に係る京都市とローム株式会社との基本合意】
(基本合意に至った経緯について)
記者 ローム株式会社との契約について,合意に至った経緯は。
市長 ローム株式会社様は,さきほども少し申しましたけれども,音楽芸術文化に大変理解のある企業であります。今までも京都コンサートホールでの様々な事業に大変な御支援を賜って参りました。
 今回の京都会館の再整備に当たりまして,まず民間資金の導入がどうしても必要であるということで,京都市においても,また全国的にも,そうした音楽芸術に深い理解と実績をもっておられるローム様にお願いに上がりました。率直に50億円はお願いしたいということでお願いに上りまして,ローム様のほうで検討に検討を重ねていただいて,御英断いただき,基本合意が出来たということであります。
記者 命名権の取得とは,京都会館の名前の中にロームという名前が出るのか。
市長 具体的なことについては,これからローム株式会社様と協議したいと思っています。

●(再整備のパブリックコメントへの影響について) 
記者 現在パブリックコメントを実施中の,京都会館の再整備における具体的な考え方について,ローム株式会社が意見を出されることはあるのか。
市長 再整備計画の内容については,ローム様には基本的なところで御理解賜っております。京都市が市民参加の審議会で議論してきたこととローム様の狙いとが基本的に一致していると考えております。
記者 そうすると,現在の京都会館のように,市民が発表する場でもありつつ,クラシックなどもできるという基本路線はローム株式会社も了承しているということか。
市長 そういうことです。質の高い舞台芸術,新たな文化の創造ということで世界的なオペラもできるということであります。いろんな音楽,古典芸能,あるいはブラスバンドから多彩な機能を,京都会館は果してくれていました。今まで通り,そうした機能を維持しながら,舞台が狭い,低いという点を改善しようということであります。現在,パブリックコメントを実施している構想と方向性,考え方については,一致しております。

●(再整備の事業費について)
記者 50億円という額は,総事業費の半分か。
市長 半額を超えると思います。パブリックコメントが終わりましたら,どういう整備をしていくかという詳細について詰めていきますが,80億円から90億円までの事業になるのではないかと考えております。

●(再整備の詳細について)
記者 オペラやミュージカル等の舞台芸術ができるという内容についてロームは了承したのか。
市長 詳細については,今後ローム様とつめていきますが,パブリックコメントを募集している事業内容については御理解いただいています。
記者 各ホール等の命名権についてもロームにあるのか。
市長 これから協議していきますが,京都会館というのは,第一ホール,第二ホール,そして会議棟全体を含めて「京都会館」と称しており,市民の皆様にもそのように理解していただいていますので,全体という風に考えていただいたら良いかと思います。
記者 基本設計,実施設計と順調にいけば,いつ頃開業できるのか。
市長 これもこれから詰めたいと思います。

●(再整備の内容と景観規制について)
記者 いつ頃からロームと話を進めていたのか。
市長 去年の夏頃からです。
記者 改修ということでロームも了承しているのか。
市長 京都会館は,前川國男さんの素晴らしい設計による昭和のモダニズム建築の象徴的な建物であり,岡崎地域全体の雰囲気,景観と非常にマッチしています。この度の改修では,会館全体の雰囲気を維持していくと同時に,例えば,オペラも出来るような施設へしていきます。そのためには,舞台を広くしなければならない,高くしなければならない。音響についても,あまり高い評価をいただいておらず,その辺の原因も究明しなければなりません。景観を維持していくということと,世界に冠たるホールとしての機能を充実させるということの両立にはどの様な方法が一番良いか,これからしっかりと内容をつめていきたいと思います。
記者 高さ規制の緩和等も必要になってくると思うが,どのように考えているのか。
市長 岡崎地域全体をどうしていくかということで,可能な手法をとっていきたいと思います。
記者 高さ規制の緩和もありえるということか。
市長 あの辺りは15メートル規制ですので,今でも駄目なのですが,単純な緩和ということではなく,岡崎地域全体の地区計画をどのようにしていくのかということも含めて考えていく必要があります。景観問題は時間との戦いでもありますので,場所を決めて一律的に規制をします。同時に,公共性,デザイン性等を踏まえ,必要な場合は緩和できるという制度ですので,きっちりとした議論を踏まえて推進していきたいと思います。

■門川市長記者会見(2011年2月7日)-「京都市情報館」
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by 2011-kyoto | 2011-02-24 00:00 | 2011/02
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