2011-09-13 門川市長記者会見(2011年9月13日)-「京都市情報館」
京都会館再整備に係るローム株式会社との命名権契約の締結及び京都会館の建物価値継承に係る検討委員会の立ち上げについて
文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課 電話366-0033

 本年2月7日に京都市とローム株式会社との間で基本合意に達し,協議を積み重ねてきた再整備後の京都会館(以下「新京都会館」という。)の命名権売却に関する契約について,本日,以下のとおり締結しましたのでお知らせします。
 また,再整備の基本設計を進めるに当たり,日本を代表するモダニズム建築として高い評価を得ている京都会館の建物価値を次代に継承していくため,建て替えを行う第一ホールの外観デザイン等について検討する委員会の立ち上げについて,併せてお知らせします。

1 京都会館命名権契約の締結について
(1)本契約の趣旨
 京都市が進める京都会館再整備事業及び再整備後の舞台芸術振興事業を円滑に進めるため,ローム株式会社に新京都会館の命名権を取得していただくもの。

(2)命名権の内容
 新京都会館全体及び第一ホール,第二ホール,会議場等ごとに愛称を定めることができる。

(3)契約の対価,期間及び納入方法
 ア 対価 金52億5千万円(うち消費税及び地方消費税相当額2億5千万円)
 イ 期間 新京都会館の開館の日から50年間
 ウ 納入方法
 再整備事業の実施設計及び工事に係る請負契約が締結された日の属する月の翌月末までに一括で納入

2 京都会館の建物価値継承に係る検討委員会の立ち上げについて
(1)趣旨
 日本を代表するモダニズム建築として評価の高い京都会館の建物価値を検証し,次代に継承していくため,建て替えを行う第1ホールの外観デザイン等について検討する。
 基本設計の進ちょくに合わせて4回程度開催(委員会は原則公開とする。)

(2)委員構成(委員数8名)
 石田潤一郎 京都工芸繊維大学工芸科学研究科教授(日本建築学会推薦予定)
 伊藤久幸 財団法人新国立劇場運営財団技術部長
 衛藤照夫 社団法人京都府建築士会会長
 岡﨑甚幸 武庫川女子大学生活環境学部建築学科教授,京都大学名誉教授
 澤邉吉信 岡崎自治連合会会長
 道家駿太郎 社団法人日本建築家協会近畿支部京都会会長
 中川理 京都工芸繊維大学工芸科学研究科教授(日本建築学会推薦予定)
 橋本功 前川建築設計事務所所長(現京都会館を設計した事務所の代表者)
 (敬称略,50音順)

(3)委員会のスケジュール(予定)
 ○1回目(調整中(9月下旬~10月上旬)
 京都会館の建物価値及び今後の基本設計に当たっての評価軸・方針について議論を行う。
 ○2回目(11月頃)
 1回目の議論を基に,京都会館の建物価値及び基本設計に当たっての議論を深める。
 ○3回目(平成24年1月頃)
 前2回の議論を踏まえて設計事務所が作成した基本設計案(複数案)について検討し,案の絞り込みを行うとともに,課題を整理し,具体的な改善点を洗い出す。
 ○4回目(平成24年3月頃)
 3回目の議論を踏まえて最終案を決定する。

【参考】
■京都会館の再整備に至るこれまで経過及び再整備の概要

<経過>
 平成14年度:耐震調査
 平成15年度:改修履歴の整理及び保全計画の検討
 平成16年度:施設の劣化度調査
 平成17年度~平成18年度:京都会館再整備検討委員会の開催(計6回開催)
 平成19年度:京都会館再整備基本構想策定に係る市民アンケート調査の実施,京都会館再整備機能改善可能性調査の実施
 平成20年度:プロモーターを対象とした利用ニーズ調査の実施
 平成21年度:京都会館再整備基本構想素案の作成

<再整備の概要>
 基本方針
 (1)既存の建物価値を継承し,公共ホールとして再生
 (2)文化の殿堂として多様な利用ニーズに応えるための機能向上
 (3)岡崎地域の活性化や魅力の保全・創出を牽引する機能導入や環境整備
 (4)民間活力の導入と適切なマネジメント展開

 これら4点の基本方針のもと,以下の手法で再整備を行う。
 ・東山を望む二条通沿いの景観や二条通からピロティを抜けて中庭に至る空間構成を保存する。
 ・第一ホールについては,疏水側の景観に配慮しつつ,舞台機能の抜本的な改善を図るために建て替える。
 ・第二ホールと会議場については,既存の躯体を残し,耐震性向上やバリアフリーなど全面的な改修を行う。
 ・搬入作業の効率化,楽屋の改修などバックスペースを整備する。
 ・舞台機構,音響及び照明などの機能向上を図る。
 ・周辺地域と一体になった賑わい空間を創出するための中庭空間等を再整備する。

■ローム株式会社に命名権を売却する理由
 ローム株式会社は,京都コンサートホールでの演奏会における御支援をはじめ,京都市の音楽芸術文化の振興に多大なる御支援をいただくとともに,我が国の音楽芸術文化全般の発展に大きく寄与しておられます。
 京都会館の再整備に当たり,再整備後の事業展開を見据えた場合,京都会館を再び「文化の殿堂」として甦らせるためには,長期にわたる御支援をいただく必要があることから,音楽芸術文化の振興に御理解があり,豊富な実績を有しておられる京都の企業であるローム株式会社に御支援をお願いするのが最善と考えたためです。
お問い合わせ

総合企画局市長公室広報担当

電話: 075-222-3094 ファックス: 075-213-0286


■門川市長記者会見(2011年9月13日)-「京都市情報館」

関連リンク
(市長記者会見資料)
2011-02-24 門川市長記者会見(2011年2月7日)-「京都市情報館」
2011-02-08 京都会館命名権、ロームに 公募せず売却、市会委紛糾-「京都新聞」
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by 2011-kyoto | 2011-09-13 00:01 | 2011/09
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