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2011-02-08 第19回 くらし環境委員会記録-その2-「京都市会会議録」
2011-02-08 第19回 くらし環境委員会記録
-その1-
-その2-
-その3-
-その4-
 その1のつづき

○委員長(鈴木マサホ) 
 富委員。

◆委員(富きくお) 
 わかさスタジアムのときは,どういうプロセスでやられたんですか。お聞きします。

○委員長(鈴木マサホ) 
 西村市民スポーツ振興室長。

◎市民スポーツ振興室長(西村文治) 
 今,御指摘のありました,西京極の野球場,これが,わかさスタジアム京都というネーミングライツをもらいまして,これは京都市におけるネーミングライツの第1号でございます。元々行財政局の方で要綱を作りまして,今,富委員からお話のありましたとおり,公募を掛けると。公募を掛けて,このときはたまたま1社やったんですけれども,公募で手を挙げていただいた企業の中から,もう一度審査会を開きまして,これは外部の先生も来ていただいて,審査をして,その提案が適切かどうか,その答申を得まして仮契約,本契約に持ち込んでいくということでございます。
 この西京極のときには,最初からこの企業という下話も全くありませんでしたので,マニュアルどおり何の例外もなく,行財政局の示すプロセスで進んだものと考えております。
 以上でございます。

◆委員(富きくお) 
 私もそれを記憶致しております。そして,部屋会議でも議論しました。我々は市民の代表でありますから,やっぱり公正に市民の目線で議論して,今,西村室長,おっしゃったように,そういうきちっと段階を経て,された。だから,私は何の問題もなかったと思うんですが。

 今回,なんでこれ,昨年の夏からの話を,今,平竹室長が報告できる段階ではなかったと。
この間の委員会で私らもやりましたでしょ。既にネーミングライツの話が出ていたわけでしょ。報告なしで,我々が今日一斉にそれぞれの新聞を見て,50年で52億円,何の話や,これと言って。今日,朝,家内が,お父さん,これ何の話ってね。私も朝起きてきて,見て,ええっという感じで。もう,私らは所属しているのがこの委員会でしょ。あまりにも議会を無視してはるのと違いますか。あなた方だけでやらはるんですか。市長とあなた方だけでやらはるんですか。我々は議論の場で,今,議会は熟議をしてほしいと。議会は何をやっているかというのを市民にもっと公表してほしいと。だから,この間からの皆さん,御存じでしょ。名古屋の問題にしたって,あれ,みんな社説でどんどん書いているでしょうがね。だから,私らはこれ,議論をしようが,しまいが,これを見て,もう決まったんかとなるから,私はもう少し議会を大切にしていただいて,今,平竹室長から報告を受けたように,決定までの間はそのプロセスか,意思形成過程から,議会に色々報告をしながら,議会の議論も,あなたたち,よく聞いてほしいと,このように思いますが,もう一度聞きますわ,どうですか。

○委員長(鈴木マサホ) 
 山岸文化市民局長。

◎文化市民局長(山岸吉和) 
 議会に報告できていなかったことについては,私どもおわび申し上げなければならないと。ただ,民間資金の導入ということは私どもも考えておりまして,しかも今回のケースについては金額も非常に大きいということもありまして,そういう意味でいくと,極めて異例な進め方になったと,それは反省致しております。

 ただ,これだけの期間,しかもロームさんという,あまり民間の機器を作っておられる所ではございませんので,その辺りの対外的な出し方については,極めて慎重にする必要があったということがございました。かなり市の中でも,本当にそういう意味で行くと,極少数の人数で進めてきたということは確かでございます。相手さん,ロームさんとのかかわりを含めて,このような進め方をせざるを得なかった,この辺りについてはどうぞ御理解をお願いしたいなと思っております。


○委員長(鈴木マサホ) 
 富委員。

◆委員(富きくお) 
 岡崎の全体構想の議論や,またそれぞれ動物園とか,この京都会館なんかは今までずっと色々我々も関心を持って議論をしていたわけですよ。今,局長がおっしゃったように,ちょっと異例であったと。ちょっとどころと違いますわ。それやったら,もう役所だけで何でもできるということですがな。そうでしょ,要りませんやん,私ら,それだったら。事後報告ですよ,今。

だから,何のために今まで市民意見,パブコメをやってきたりとか,少しでも,さっき言った,政策決定までの意思形成過程から,最初は皆さんの方で企画立案される。しかし,その中でやはり議会の方にも報告してもらう。議会の意見も聴く。そして,透明化を図った中で募集をするとか,それが本来の在り方でしょ

例えば,国家の機密の問題とか,外交に関する問題とか,そういうことについては国会ではなかなか言いにくいだろう。それは当然,議会にも公表できないことがあるやろう。しかしながら,この問題は違うでしょ。わずか数人で物事を運ぶような問題ではないでしょ。だから,今回は異例中の異例やなしに,これはもう全く皆さんがやってこられたことは,これは秘密の中でずっと進めてきて,ある日突然ぽんと出て来る。この間の看護短大と一緒や,はっきり言うたら。だから,私はこういうやり方は,この間,看護短大のときでも,かなり我々自民党としても言ったはずや。こういうやり方に対しては,あかんと。だから,もっとそのプロセスなりそういうものをきちっと議会にも説明しなさいと言うてきたにもかかわらず,私は飽くまでも議会に対する皆さんの認識の問題を今,問うているんですけども,今回のこのやり方については絶対納得がいかない。

この京都会館でこういう形で民間の企業から財源を導入して引っ張るということは,私は賛成です。しかしながら,議会に対する皆さんのこの認識の仕方が,非常に私はけしからんと思っております。抗議をさせていただきます。


■第19回 くらし環境委員会記録-その2-「京都市会会議録」

富きくお 自由民主党京都市議会議員団
西村文治市民スポーツ振興室長
山岸吉和文化市民局長

2011-02-08 第19回 くらし環境委員会記録-その1-「京都市会会議録」

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