2012-12-12 12/13の意見交換会の報告を作りました(3)-「京都会館再整備をじっくり考える会」
報告「京都会館再整備に関する意見交換会」 2011/12/13(火)於職員開館かもがわ
作成:京都会館再整備をじっくり考える会  西本 jikkuri.kyoto@gmail.com

(2)のつづき

4)公共ホールとしての位置付けに関するもの
4-1)公共ホールとしての役割、地域の文化の振興、子供の芸術活動の機会を、この計画でどのように果たしていけると考えているのか。


4-2)公共のホールの社会的な使命について、どのように理解しているのか。

穏塚:使うだけでなく観に行くのも公共ホールの役割である。びわ湖ホールや大阪、神戸に行かなくてすむようにする。
尾崎:質の高い文化芸術を鑑賞する場、発表する場の役割を50 年間担って来た。安全面の確保、耐震化が必要、老朽化、施設自体を使い続けられない。施設を更新することで、こうした場を提供し続けることが公共ホールの役割。


4-3)「貸ホール」になぜ税金をつぎ込むのか。
尾崎:貸しホールであるか否かに関わらず、市民の財産として適切に維持管理する。

コメント:「鑑賞の機会」一点ばり。質の高い芸術は専門ホールで観たい。多目的ホールでは、市民利用しやすい使用料や運営を維持して欲しい。お金は箱モノではなくソフトにかけて欲しい。

フリーディスカッション
フロア:冒頭にあった再整備の費用について聞きたい。結果が分かるのはいつか。
尾崎:国のまちづくり交付金(国土交通省)4を、今年の11 月に申請した。結果が分かるのは来年度で、いつになるかは分からない(震災の関係で例年より遅れている、例年のスケジュールも分からない)。


フロア:建替後の運営費について、設備的に近いと思われる尼崎アルカイックホールで9 億円かかっている。京都会館の建替については年間1 億円を超える運営費のアップが見込まれる。

これに対して、回答が「そうならないように求めます」「今後検討します」しかない。京都の今後の文化政策として、非常に問題だと感じる。


フロア:ハードにお金をかけるよりも、市民が芸術に触れるお金の使い方をして欲しい。あの建物は残すべきだし、残して欲しい。



フロア:今の会館は早く直して欲しい。あの会館は美しいと思わない。もっとお金をかけて、もっと綺麗にして
欲しい。もっとどんどんお金を付けるように努力して欲しい。中庭は不要。外見にお金をかけて欲しい。



フロア:私の周りの団体は、京都会館に不便を感じているし、早く直して欲しいと言っている。20mは必要。パ
リのオペラ座は半分が民間、半分が国の費用で維持している。もっと民間にお金を出させる行動をして欲しい。



フロア:こういう市民の意見を聞ける機会をもっと作って欲しい。その意味で残念なのが高さ規制で、地区計画
で土地の地権者が京都市しかいない状態で、地権者の合意さえあれば変更可能という制度を利用して行った。多くの市民の意見を聞く制度である特例許可制度を何故使わないのか。何故主旨に則った制度の使い方が出来なかったのか。承継すべき価値については、2 回の議事録を読むと、「改築から建替まで幅がある」「基本計画には検討した形跡がない」と委員から指摘がある。提案者として、説明する義務がある。説明していないから紛糾する。



フロア:こういう施設を作るときに美術品などに1%入れるということがある。岡崎の地であるし、レストラン
などで人を呼ぶのではなく、文化的なもので呼ぼうという考えはないのか。

穏塚:岡崎グランドでは、あそこをグランドのままにしていいのか考えて行く必要がある。市民にアイディアを募り、助けて頂く必要がある。
穏塚:使ってもらえることが重要。公演数を増やすために、他の大型ホールで出来ることを出来るようにすることが必要。本当に27m必要なのか確認していく。


フロア:議論をせずに、予算ありきで計画があり、後付で辻褄を合わせているので、このような形になる。議論を尽くしていない。それが一番気になる。ロームと国の補助金で、身銭を切っていないのでこうなる。
尾崎:市民の財産を、税金を使って管理するつもりで考えている。身銭を切っていないとの批判は不当である。


フロア:そういうホールが必要だとして、あそこでなければならないかということなど、議論を尽くしていない。継承して行くべき価値に関して、「人が集まらなければ価値がない」と一蹴した。行政担当者としての資質を疑います。


主催者:過程をオープンにして頂きたい。オープンにすれば色々なアイディアも出てくる。

主催者メモ:
1. 現状で必ずしも悪くない稼働率なのに、使ってもらえないという前提で話している点が疑問である。

2. 素案までの改修案を抜きにして、現状 vs. 基本計画で話が進んでいる。建替でなく改修でニーズを満たす前提で検討が進んでいたし、その蓄積もある。改修そのものに反対しているわけではない。

3. 殆どのニーズは改修で対応出来るし、それで対応出来ないものは基本計画では対応出来ない。追加の7m は得るところが殆どない。オペラに関しては「大は小を兼ねない」「専門スタッフのいるホール・本気のホールで聴きたい」「多目的ホールは有難迷惑」。来日オペラが激減している状況で、しかも規模の被るホールが近隣にあるのに、何故こういう計画になったのか理解に苦しむ。行政の勉強不足であるし、関係者や専門家を介在させずに不透明なプロセスで計画を作成した帰結である。

4. ホールの新築・改築は、地域の芸術活動を充実させる契機となる。京都市ではそのような契機とならず、むしろ関係者を排除する方向で進んでいることは非常に残念である。市が想定しているリニューアル後の姿は、大型興行や(世界水準と称した)海外の団体の来日公演を呼び込むことばかりで、地域の芸術資産を育成する視点がない。近県の状況と比較してあまりにも時代遅れである。このままでは、地域の活性化につながらない、以後の維持費が負担となる箱モノが出来てしまうだけである。

5. そもそも、京都市は建物を作るときだけに関心があり、その後の維持管理費は極力かけないという傾向があり、現状の京都会館の老朽化や機能不備な点は、それだけ維持管理費をかけて小規模な改善を積み重ねて来なかった過去の当然の帰結である。今回ロームの資金を建築費に前借りする形でスタートして5、自主事業などを充実させず、単なる貸し館として運営すれば、遠からず似たような状況に陥ってしまう可能性が高い。関係者や専門家を交えた透明性の高いプロセスによってホールの個性を充分に検討し、自主事業を充実させ、自主的な改善が積み重ねられるよう制度やスタッフを整えないと、良いホールが近隣に沢山出来ている今の社会状況の中では厳しいと思われる。

6. 田舎に突然出来るホールみたいな「あれもこれも」を、風致地区にある建築に盛り込むことは社会性に欠ける。文化財や景観への配慮がない行為に、音楽やオペラを口実にして欲しくない。

7. よろしければ、当会の声明にご協力ください。
音楽と舞台芸術を愛する立場から京都会館再整備基本計画を憂慮する声明(次頁)


2012-12-12 12/13の意見交換会の報告を作りました(1)-「京都会館再整備をじっくり考える会」
2012-12-12 12/13の意見交換会の報告を作りました(2)-「京都会館再整備をじっくり考える会」
2012-12-12 12/13の意見交換会の報告を作りました(3)-「京都会館再整備をじっくり考える会」

(全文はこちら)
http://www.jca.apc.org/jikkuri/docs/111213_IkenKokankai_Report.pdf


■12/13の意見交換会の報告を作りました(3)-「京都会館再整備をじっくり考える会」

京都会館再整備をじっくり考える会

2011-12-13 京都会館再整備に関する市との意見交換会のご案内-「京都会館再整備をじっくり考える会」
2011-12-13 意見交換会終わりました。

■おんづか功 民主党 京都市会議員HP
関連リンク
2011-08-24 おんづか功議員twitterより-「twitter」
くらし環境委員会
くらし環境委員会常任委員名簿
2011-06-07 くらし環境委員会(第3回)委員会-議事録 他
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by 2011-kyoto | 2012-01-15 12:26 | 2012/01
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