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2012-01-16 京都会館の建物価値継承に係る検討委員会 第3回会議 傍聴メモ 概要
京都会館の建物価値継承に係る検討委員会 第3回会議 傍聴メモ 概要

委員会の大まかな流れ

1.第一ホール舞台内高さを27mとして設定したことへの説明(事務局)

■注目点(文責:河本)
前回の第2回委員会での争点は、
1.本委員会が「京都会館再整備基本計画」を前提として、建物価値を検討していく委員会であるという位置づけ自体に委員から再検討を要する声多数(道家、衛藤、中川、石田、橋本)あり→「次回検討する」ということに
2.「高さ」問題も27mを含めたその他の条件での検討は第3回で行う予定で、第2回では持ち越されたはず、その過程を飛ばして、「27mとしたこと」前提で第3回の委員会は始まっている点

〇事務局側の姿勢や立場はよくわかりましたが、上記2点についての疑問は持ち越しのままになっているのではないかと思います。
今後第4回では上記項目が討議されるかどうかは未定

2.今回提出した建築素案についての説明(事務局)
(図面資料を参照)

・二条通りからピロティを抜けて中庭に至る動線、さらには第一ホールエントランスから冷泉通りを見通せる抜けをしっかりと継承 中庭の価値を継承し、魅力的な空間として整備
・建て替える第一ホールは大庇とその陰影やその壁面位置を継承すること
・ガラスの共通ロビーの設置により内部空間の流れを魅力的なものにする
・会議棟の1Fを店舗や飲食店などの賑わい施設とする計画
■建物価値をしっかり継承した上で現代ニーズにこたえられるように基本設計作業をすすめている。

3.今回欠席の橋本委員の意見書を読み上げ

4.意見交換

1) フライタワーの高さについて
2) 二条どおりから中庭への抜け、透明感の確保について
3) 中庭に面してあらたな人の流れをつくる共通ロビーについて
4) フライタワーのデザインについて
5) 大庇とその陰影を守り第一ホールの壁面とそのラインについて
6) ピロティ中庭の価値を継承し整備することについて
7) 手すり、欄干の意匠の保存について
8) サッシの割付について、その他

・ガラス製の共通ロビーについては賛成反対を含む、多数意見あり。(詳細は議事録)

・この委員会は合計4回実施の予定で、すでに3回目を終えているが、検討項目が多いこと、難しいことなどで、なかなか意見がまとまらない。このままでは委員会の答申がだせない、どうするか。
事務局-->もう1回、委員会を増やす方向、ただ、年度内には終えたい

・答申が出せたとしても、本委員会での検討事項が本当に設計に生かされる仕組みをつくらないと意味がない


■京都会館の建物価値継承に係る検討委員会 第3回会議 傍聴メモ 概要

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by 2011-kyoto | 2012-01-16 00:02 | 2012/01
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