2012-03-05 京都会館建て替え、ホントにいいの?(京都会館再整備計画の見直しを私たちは求めます)
京都会館建て替え、ホントにいいの?(京都会館再整備計画の見直しを私たちは求めます)

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京都会館建て替え、ホントにいいの?(京都会館再整備計画の見直しを私たちは求めます)
-京都から町と市民の財産である大切な文化財が消えようとしていますー

1.岡崎の景観に多大な影響

当地区は高さ15m制限地区だったのですが、周囲の住民には規制をおしつけたまま、京都市が率先して指定地区のみ高さ制限を解除しました。京都の将来を考え定められた「時を超え光り輝く京都」の精神、新景観政策に多大な影響を及ぼす行為といわざるをえません。
2.建物価値継承に問題あり

日本を代表するモダニズム建築として、ゆくゆくは重要文化財にも指定されるべき、建物価値が高い現京都会館。その大切な条件である、「中庭」と「建物の水平ライン」が今回の改築によって変更されようとしています。中庭にはガラスの共通ロビーが設置され、第1ホールは当地区の高さ制限を解除してまで、高くなります。
そのため前川が京都の景観と市民ホールとしてのありようを考え抜いてつくったといわれる京都会館建物全体のバランスが崩れ、建物価値の継承に危惧の念が抱かれています。
3.やり直しのきく保存再生を

日本ではまだ貴重な文化財としての認識が低い近代建築ですが、国際的には保存再生の基準が考えられ、尊重されています。
1.建物の本質を守る=Authenticity(オーセンティシティ)
2.手を加えるならば、必要最小限にしましょう=Minimum intervention
3.手を加えるとしても、可逆的な手段を考えましょう、もっといい手段が出てきた場合を考えて後世の改変ができるように=Rebersible treatment
 第2回シンポ「京都会館のより良き明日を考える」講演 鈴木博之(2011/12/18)
※当然のことですが、必要なところには修復を加え、よりよい活用をしていくことが大切です。
〇私達は京都会館の将来、京都市の将来を真面目(真摯)に考えているフリーな立場の者たちの集まりあることをご理解ください。
また、私たちは京都会館の改修計画に関して、反対運動をしているわけではなく、当然のことながら適切な改修計画は必要だと感じています。
ところが、発表された内容は本当に京都市民にとって相応しいものかどうか疑問に感じています。
以上の理由で、本当に京都市民にとって京都会館はどうあるべきかをいろんなジャンルの人たちと話し合って、その方向を定めてから基本計画にかかるべきではないかと考えています。 
「京都会館を大切にする会」代表吉村篤一(2011/10/25)

■「景観制度に非常に影響を与える案件」
「京都会館は、第一ホール建替ということになると高さ制限で15メートルが適用されてしまうはずが、31メートルだと、公共施設でこの地域はそういう役割をもっているからよいのだと。いうようなことはですね、市民合意とかそういった話ではなく突然出てきている。」(*)

道家駿太郎 日本建築家協会近畿支部京都会会長
(*) 京都会館の建物価値継承に係る検討委員会2011年10月4日発言より
■「空間の全体が保存の対象」
「モダニズムの建築は、外観などだけで価値を計ることはできないはずだ。建築家は、表層の形だけではなく、むしろそれにより構成される空間に作品としての価値を見いだそうとしてきたからだ。」(*)

中川理 京都工芸繊維大学工芸科学研究科教授
(*) 建築季評-中川理-「読売新聞」2011年4月4日より 
■「やり直しきく保存再生を」
「京都会館が戦後建築のなかでも傑出した作品であり、やがては重要文化財に指定され得る存在であることを疑う人は建築の世界ではほとんどいない。」 (**)

石田潤一郎 京都工芸繊維大学工芸科学研究科教授
(**)京都会館改修 やり直しきく保存再生を-石田潤一郎-「京都新聞」 2011年6月3日より
■増築予定の共通ロビーについての発言
一番気になるのは、前川の建築を意匠的に継承するということで素材の使い方とか、前回もお話しましたけれども、そういう形の中でガラスということはありえないんです。前川はガラスというものについて脆弱さ、怖さ、あやうささ、そういうものに非常に危惧を感じておりまして、それをガラスで前川の建物につけるというのはいかがなものか(***)
(***)橋本 功 京都会館の建物価値継承に係る検討委員会2011年11月19日発言より
京都会館を大切にする会 HP:http://kyotokenchiku.blogspot.com/ メール:kyotokaikan.taisetu@gmail.com 

京都会館建て替え問題画像資料-ホントにこれでいいの?-「京都会館を大切にする会」
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by 2011-kyoto | 2012-03-05 00:00 | 2012/03
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