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2014-01-22 モダニズム建築の神戸・新開地ガスビル解体へ-「読売新聞」
モダニズム建築の神戸・新開地ガスビル解体へ

戦前のモダニズム建築として知られ、神戸大空襲や阪神大震災でも倒壊を免れた「旧大阪ガス新開地ガスビル」(神戸市中央区)が解体され、跡地に大和ハウス工業(大阪市)がマンションを建設することになった。

 日本建築学会近畿支部は21日、神戸市役所で記者会見し、建物の保存、活用を求める要望書を同社に提出したことを明らかにした。

 新開地ガスビル(地上5階、地下1階)は旧神戸瓦斯(がす)の本社ビルとして1937年に完成。建築家・渡辺節(せつ)が設計を手がけ、装飾を排したモダニズム建築の特徴を伝える。45年に神戸瓦斯が大阪ガスに合併された後は大阪ガス事業部の施設として使われた。

 阪神大震災でも大きな被害はなかったが、老朽化が進み、昨年11月に大和ハウス工業に売却された。早ければ2月にも解体工事が始まり、今年中にマンション建設に着工する見通し。

 解体に反対する同学会近畿支部近代建築部会の笠原一人さんは「歴史的、文化的価値が極めて高い建物。地域のためにも建物を保存してほしい」としている。
(2014年1月22日 読売新聞)

■モダニズム建築の神戸・新開地ガスビル解体へ-「読売新聞」
by 2011-kyoto | 2014-01-24 23:32 | 2014/01
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