2014-02-12 社寺周辺の景観調査へ 14年度に京都市、建物修復の支援向け-「京都新聞」
社寺周辺の景観調査へ 14年度に京都市、建物修復の支援向け

京都市は2014年度、世界遺産を中心とした寺社、近代建築物とその周辺の景観の実態調査に乗り出す。近年、財政難を理由に由緒ある社寺の移転や境内での開発が行われ、景観を損なうと危惧する声が上がっていた。市は調査を踏まえ、建造物の修理費を助成し、古都の景観を将来に継承していく。

 14年度当初予算案に関連経費3500万円を計上した。調査は、世界遺産や京都の街並みをつくる社寺や近代建築物などを対象に、主要道路や河川敷から見た景観の保全度合いを確認する。有識者会議で、マンションやビルなど周辺の建造物が新景観政策による現行の高さ規制で十分かどうかも含めて検討し、不十分な場合は市が必要な措置を考える。

 また市は、建造物の現状変更制限や保全義務が伴う「景観重要建造物」の指定を、従来の京町家だけでなく、寺社や近代建築物にも広げる。指定建造物の修理補助枠の上限も600万円から1千万円に拡大する。

 市内では近年、財政難を背景に社殿の修繕費が捻出できず、出世稲荷神社が上京区から左京区大原に移転し、京都御所に隣接する梨木神社が境内にマンション建築を計画している。市はこうした事態を憂慮し、同様の事例の有無などを含め調査を行い、建物修復の支援を行うことにした。

 市景観政策課は「京都の景観をめぐって近年、予期せぬことが起こっている。取り返しがつかなくなる前に対処したい」としている。
【 2014年02月12日 23時21分 】

■社寺周辺の景観調査へ 14年度に京都市、建物修復の支援向け-「京都新聞」
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by 2011-kyoto | 2014-02-12 00:00 | 2014/02
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