2014-02-14 景観を実態調査、保全へ 京都市、当初予算案に3500万円計上-「産経新聞」
景観を実態調査、保全へ 京都市、当初予算案に3500万円計上

2014.2.14 02:49

 ■世界遺産含めた寺社や近代建築物

 京都市は、市内の世界遺産を含め、寺社や近代建築物、その周辺の景観の実態調査を行い、古都の街並みの保全に乗り出す。平成26年度当初予算案に関連経費3500万円を計上した。建造物の変更制限や保全義務が伴う「景観重要建造物」に指定することも視野に、京都の景観を将来にわたり継承していく。

 市は財政難などを理由に寺社の移転や境内での開発が相次いでいる事態を憂慮し、規制や財政的な支援が必要と判断した。

 調査は、世界遺産を中心に、寺社や近代建築物、その周辺地域など市内の30カ所を対象に実施。今年5月以降に有識者会議を設置し、必要な措置を検討する。

 景観重要建造物の修理のための補助金上限額を600万円から1千万円に拡大。建造物の指定の対象も従来の京町家だけでなく、寺社や近代建築物に広げる。

 市内では近年、資金繰りの悪化を理由とした寺社の移転や境内の開発が相次いでいる。出世稲荷神社は修繕費が捻出できずに京都市上京区から同市左京区へ移転。京都御所の東隣にある梨木神社(同市上京区)は現在、境内にマンション建設を計画している。

 市では同じような事例がないかどうか実態調査し、建物修復の支援などを行って古都の景観保全に取り組む方針だ。

 市都市計画局景観政策課は「慣れ親しんだ寺社はこれからもずっとあると思いがちだが、状況は変化している。予防策をうっておく必要がある」と話した。(吉国在)

■景観を実態調査、保全へ 京都市、当初予算案に3500万円計上-「産経新聞」
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by 2011-kyoto | 2014-02-21 23:28 | 2014/02
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