2014-02-28 京都市長宛「公開質問状」-京都・まちづくり市民会議他
公 開 質 問 書

2014(平成26)年2月28日

京都市長 門 川 大 作 様

京都・まちづくり市民会議
京都水と緑をまもる連絡会
岡崎公園と疏水を考える会
(連絡先)
〒604-0847 京都市中京区烏丸通二条下ル西側
ヒロセビル2階 市民共同法律事務所
TEL 075-256-3320・FAX 075-256-2198
京都・まちづくり市民会議事務局代表
弁護士 中 島 晃

 京都市左京区岡崎公園内にある京都会館旧第1ホールの解体に伴い、土壌汚染対策法にもとづき除去跡地内の土壌について、汚染調査を行った結果、同法の定める基準を超過した汚染土壌の存在が確認され、平成25年10月、京都市は同法にしたがい、旧第1ホール部分について要措置区域に指定しています。

 しかし、今回の調査により検出された有害物質は、鉛及びその化合物、砒素及びその化合物、六価クロム化合物ですが、砒素はともかく、鉛や六価クロムについては、自然由来と考えることはできず、人為的な汚染によるものと考えられます(六価クロムが自然界に存在することは、きわめて例外的な場合に限られることはよく知られていることです)。

 土壌汚染の調査にあたっては、土地の利用状況の調査、いわゆる地歴調査が不可欠であり、またこうした地歴調査には資料調査や聴取調査を行うことが必要とされています。

 ところで、岡崎公園一帯は、戦後、GHQの占領下で、米軍によって接収されていたことが知らされており、軍事的な使用にともなって土壌汚染が生じた可能性も考えられるところです。

 さらに、京都市の発表によれば、敷地内2箇所で実施した地下水調査の結果では、さきに述べた3つの有害物質については検出されなかったとされています。しかし、今回の地下水調査の結果、その他の有害物質は検出されなかったかどうかは明らかにされておらず、地下水調査によって判明したその他の有害物質の調査結果についても、全て明らかにすることが必要だと考えられます。

 から、私たちは、今回判明した土壌汚染が市民の健康や安全に関わる重要な問題であることにかんがみ、京都市に対して以下の事項について質問するものです。

〔質問事項 〕
1、京都市は、今回の土壌汚染について、「自然由来と考えられる」としていますが、六価クロムについては、自然界で存在するのは、非常に特殊な場合に限定されることからいうと、自然由来とすることには、特別な根拠が必要だと思われますので、その根拠を具体的に明らかにして下さい。

2、また、「自然由来」とする根拠が明らかでないというのであれば、これまでの「自然由来」とする発表を撤回される必要があると思われますが、その点についてどうされるか、見解をお示し下さい

3、今回の土壌汚染の調査にあたり、土地の地歴調査についてどのような調査を行ったのか具体的に明らかにして下さい。
 また、地歴調査の結果判明した事実について、米軍が岡崎公園で具体的にどのような使用を行っていたのかも含めて明らかにして下さい。

4、今回の地下水調査の結果、鉛、砒素、六価クロム以外に、他の有害物質が検出されなかったのかどうか、他の有害物質の検出結果についても明らかにして下さい。
 また地下水調査を実施した地点がどこか、今後地下水調査の地点を2箇所以外にふやしていく必要がないかどうかについても見解をお示しください。

以上の質問は、市民の健康や安全にとって重要な事項であることから、できるだけすみやかに、おそくとも3月14日まで書面でご回答下さるよう要請いたします。

以上
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■京都市長宛「公開質問状」-京都・まちづくり市民会議他
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by 2011-kyoto | 2014-02-28 00:00 | 2014/02
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