カテゴリ:2011/07( 42 )
2011-07-29 偶然の出会い、京都会館-「中国と京都と建築と」
偶然の出会い、京都会館

それは偶然の出会い。

20年ほど前大阪に住んでいた頃、大学で共に建築を学んだ友人と2人で京都の街をふらついていた。カッコイイ建築が目に入り、近づく。“京都会館”だ。ピロティ、バルコニーを行ったり来たり。その時は階段や手すりのディテールに目がいった。

恥ずかしながら最初は京都会館が前川國男の建築とは知らなかった。前川國男と言えば、まず東京文化会館が頭に浮かぶが、威圧的な雰囲気が好きでない。その印象から前川國男は好きな建築家でもなく、興味もなかった。

興味を持ったのは江戸東京たてもの園(小金井)で偶然前川國男自邸を見てから。木造で大屋根と中央棟柱が印象的な堂々とした民家風立面。吹抜けの居間兼食堂がとても気持ち良い。その後前川國男に関する本なども読むようになった。写真と図面しか見ていないが、弘前市にある「木村産業研究所」も好きな建築だ。

そして、3年ほど前の京都に住み始めて間もない頃、南禅寺へ行ったときだったろうか、偶然京都会館と再会した。「なんて、美しいんだろう!」その時の率直な感想。

今は府立図書館への行き帰り、京都会館の前を通るのが僕のお気に入りのコース。

「やっぱり建築は陰影がなければ」

「ピロティ、中庭、心地いい」

「西側壁面が夕日でオレンジに輝いている」

「骨格がきちっとして美しい」

「ピロティの向こう、通りまで視線が抜ける」

「バルコニーが絶妙なリズム感をつくっている」

「ケヤキ並木との相性が最高、建物に影も落としている」

そばを通る度に色々なことを感じさせてくれる。こんな美しくすばらしい建築、世界にいくつもない。

■偶然の出会い、京都会館-「中国と京都と建築と」

2012-09-17 長崎和平氏による「京都会館建て替え問題」要望書に対する京都市の回答-「文化市民局」
2013-02-25 「残すべき建築」/松隈洋-「中国と京都と建築と」
2011-08-08 美しき京都会館-「中国と京都と建築と」
2012-10-01 京都会館再整備は、京都にとって、日本にとってベストの選択と言えるのか-長崎和平
2012-11-22 京都会館比較画像一覧(その2)
2012-11-20 京都会館比較画像一覧(その1)
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by 2011-kyoto | 2013-05-29 23:27 | 2011/07
2011-07-01 京都会館-「アトリエかわしろ生活館」
京都会館
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平安神宮から南へとひろがる一帯は 岡崎公園 と呼ばれる文化ゾーンなのですが、その中心あたりを東西に貫く二条通に、ほんの100mあまりですがなかなか感じのよい ケヤキの並木道 がありまして、この新緑も紅葉も美しい、ちょうど竹ボウキを逆さに立てかけたように、のびのびと枝葉を広げた樹木たちと、それよりも幾分低い高さで軒をすっと伸ばした 京都会館の物静かなたたずまいとの関係に、20世紀の文明が生み出したごつごつした コンクリートの近代建築が、いかにその土地で歴史を刻みつつ、都市としての風景のあり方を模索したであろう、一人の建築家の真摯な姿を思い浮かべるのです。

京都会館は、コンサートや演劇のための二つのホールと国際会議場を複合した文化施設として、1960年、建築家 前川國男 の設計により完成しました。
それまで京都には、その街にふさわしい規模や内容の文化施設がなかったので、市民の期待は相当高かったものと想像するのですが、それに加え、かなりの規模にならざるを得ない公共の建物を、平安神宮から道路ひとつ隔てただけのこの場所にしっかりと根を下ろすためには、添え物ではない、生命力のある 樹木(それも大木) の存在を抜きには考えられなかったのではないか、と思うのです。
実際、近代建築家のほとんどが建物中心でしか設計をできなかったなか、1970年代頃から 生き生きした樹木あっての優れた建物 を続けざまに成し遂げた、後年の前川國男の穏やかな創作スタイルの出発点が、この京都会館であったのかな、などと想像してみるのです。

二条通のケヤキ並木は、京都会館の工事にあわせて整備されたようです。
この素敵な並木道は、もともとあった歩道を更に3倍くらいの巾に敷地側に拡張して、広々とした歩道の中央に整然と植えられましたから、もちろんケヤキの木は、最初からそんなに大きかったわけではありません。 一本の木がある程度成長し格好がつくまでには、大体15年くらいはかかると想定しておかなければならないので、設計者はその15年後の姿を頭のなかで描いてから、建物や敷地、道路や周囲との 好ましいバランス でその木にために、そしてその木から将来恩恵を受けるであろう人や、鳥や、昆虫たちのために、一番よいように考えておかなければならないのです。

きっと前川も、すっかり成長したケヤキの姿を頭のなかで思い浮かべて、ケヤキの背丈よりも低くなるように、軒の高さを決めたのだろうと思うのです。 そうすると、並木道とのバランスで建物が格好付いてくるのが 15年後20年後以降 になるわけですから、そのくらいの長い時間の流れに確実に耐えられるよう 「日本の建物の流儀」 にならって深い軒をぴんと伸ばし、周囲にぐるりとめぐらせた。 深い軒に守られた外壁や建具は、厳しい風雨からしっかりとまもってくれる。 一方、張り出した軒やバルコニーの手すりは風雨に直接さらされるので、ここだけは プレキャストコンクリート と呼ばれる工場で生産できるパーツとして、現地に運び込まれ組み立てられています。
この方法でつくられるコンクリートは、きちんと温度や時間の管理がなされた最良の環境下で、精度の高い鋼製の型枠(現場では木製の型枠が使われます)を繰り返し流用して量産できるために、現場で直接つくられるコンクリートよりも耐久性に優れていることは無論、天候によって作業が遅れることもなく、工期や予算に余裕のなかったであろう当時の工事では、大いに活躍したものと想像できますし、半世紀あまりが経過した今日でも、大規模な補修がされることなく当時の面影をそのまま残してくれている。 むしろ当初のテカテカした プレキャストコンクリート の質感が、長年の雨風に洗われて、心なし角が丸くなって何だか具合良くなってきたくらいです。 深い庇に覆われた外壁や建具もしっかり当時のままなので、管理者の立場を考えると非常に優秀な公共建築であるといえるでしょう。
それにもかかわらず、建物自体はケヤキ並木になかば隠されてしまい、そんなに目立たなくなっている。 これは50年の間に コンクリートの近代建築 が京都の風土に馴染んできたからではないか、と思うのです。 少しずつ少しずつ時間をかけて、ちょうど木の成長と同じようなゆっくりとしたリズムで…。(中略)
(中略)・・・そんな外階段をとことこ上がって腰下ろすコンクリートの段々を、すっかり覆ってしまうくらいの大きな一本の木(たぶんエノキ、あるいはムクノキでしょうか)の、青々と繁った葉っぱが思いがけず身近に感じられて、どっしりと図太い幹は紛れもなく 「おかあさんの木」 で、僕は近所のスーパーマーケットで買った菓子パンと魔法瓶のコーヒーだけの質素な昼食を、あの おかあさんの木 の下の、外階段の上のほうに座って食べることを何より好む、とても居心地よい場所になっているのです。

この木は、歩道のケヤキ並木のように建物にあわせて植えられたものではなくて、それ以前からこの場所に育っていた、50年前の時点でも立派な大木であったのだと思います。 その木を設計者の前川は伐らずに残した。 広場の中心から外れていて隣接する公園に近い場所であったこともあるかもしれませんが、ちょっと工事の邪魔になりかねない場所にあった一本の木を確かに彼は残した。
結局、前川が意図した 中庭 は残念ながら失敗に終わったのかもしれませんが(中庭の地下は機械室になっているので、どちらにしても中庭に木は育たないのです)、おおきな木の下のあの場所の居心地のよさを、少なくとも僕だけは知っているつもりなのですから…。 いえ、もう一人いました。 先日、ようようひとり歩きができるようになった幼い女の子が、お母さんの手を離れて一心に、よちよち覚束ない足取りで、それでも一歩一歩あの外階段を昇っていた、そんな場所がここにはあるのです。

全文とすべてのイラスト+写真はこちらからご覧ください

■京都会館-「アトリエかわしろ生活館」
アトリエかわしろ一級建築士事務所


1965-12-01 京都会館:前川國男-「京都会館五年の歩み」

2005-10-10 京都会館建築ガイド-「京都会館シンポジウム実行委員会
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by 2011-kyoto | 2012-12-25 13:31 | 2011/07
2011-07-13 知性の最高の状態—内田樹『最終講義』-「Philosophy Sells...But Who's Buying?」
知性の最高の状態——内田樹『最終講義』(技術評論社)
内田氏は自らが勤めていたキャンパスや校舎のすばらしさをこの本で論じている。
それについての、とあるエピソード。
大学の財政再建が問題になったとき、
大学があるシンクタンクに再建案を依頼したのだという。
するとそこの調査員が
築六十年の建物なんで無価値。維持費に金がかかるだけ。こんな建物を持っているのはドブにお金を捨てるようなことと言い出したらしい(p.21)
内田氏は当然反発。
なぜこんなすばらしいキャンパスや建物を売り払わなければならないのか。
こいつらはキャンパスや校舎の価値を地価や耐用年数といった数値でしか評価できない。
自分はこのときに市場原理主義はダメだと実感した、と。
しかし、
彼はそのことをその調査員にうまく説明することができなかったらしい。
そしてそのことでとても悔しい思いをしたらしい。

さて、
どうやって説明したらよかったのだろうか?
俺は自分が市場原理主義や、その根本原理である「競争」といったものについて
ずっと考えていたことを思い出した。
よく市場原理主義や競争を批判するときに、
そういう考えには
優しさがない
とか
人間らしさがない
とか
暖かみがない
とか
切り捨てである
とか
数値では測れないものがある
とか
そういった批判が出される。

これらの批判は間違いではない。
しかし、
俺がその調査員だったら、
全然納得しないだろう。
そもそも、
そういうことは分かった上で市場原理主義や競争が必要だと思い
そう述べているのだから。

それらの本質的な問題点とは何か?
簡単である。

市場原理主義や競争、「人参と鞭」といった考えの問題点とは
それらを高く掲げる人たちが
とても少量の情報しか処理していないということである。
現実は複雑である。
極めて大量の情報を処理しなければ
現実に迫ることはできない。

たとえば、
内田氏は
こういう建物で勉強すると落ち着くとか、話がしやすいとか、知的な高揚感を覚えるとか、
そういった事例を挙げている。
これらは間違いなく
キャンパスや建物、そして財政再建を考える上で処理項目に上げなければならない情報の一端である。
環境が人に与える影響は
既に膨大に研究されている。
そして好環境が整えば、
その大学の学生は伸びる。
大学も伸びる。
これは財政再建にもよい影響を与える。

これだけではない。
内田氏が本でこの大学のキャンパスや建物のすばらしさを訴えることが出来て、
しかもそれは売れているわけだから(!)、
大学の宣伝になる。
おそらくは
もっともっと多くのことを考えねばならないだろう。

最終講義-生き延びるための六講 (生きる技術!叢書)

内田 樹 / 技術評論社


暇と退屈の倫理学

國分 功一郎 / 朝日出版社



■知性の最高の状態—内田樹『最終講義』-「Philosophy Sells...But Who's Buying?」
國分功一郎
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by 2011-kyoto | 2012-04-28 08:00 | 2011/07
2010-07-14 資料4 参考資料≪歴史から見た岡崎≫-「京都市情報館」
岡崎地域活性化ビジョン検討委員会
第1回委員会配布資料 より
資料4 参考資料≪歴史から見た岡崎≫(ファイル名:siryou4.pdf サイズ:6.24 メガバイト)
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第1回岡崎地域活性化ビジョン検討委員会

京都百年パノラマ館―写真集成

白幡 洋三郎 / 淡交社


近代京都の名建築

京都市文化観光資源保護財団

前川国男作品集―建築の方法

美術出版社




2012-03-24 京都会館 歴史文化講座 第4回 「第四回内国勧業博覧会と京都」のご案内」

2011-12-18 第2回シンポ「京都会館のより良き明日を考える」講演 鈴木博之
2011-01-24 第18回 くらし環境委員会記録-その2-「京都市会会議録」
2010-07-14 第1回岡崎地域活性化ビジョン検討委員会-「京都市情報館」
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by 2011-kyoto | 2012-02-16 08:00 | 2011/07
2011-07-31 京都会館の存続を巡って-「COLUMNS」
京都会館の存続を巡って

 京都会館(京都市左京区岡崎・1960年竣工)を建て替えてオペラハウスにするという昨年末の京都市の決定はあまりに唐突だった。そこに至る経過をたどってみる。

 舞台設備が時代に合わないものとなっており、現代的な設備に改修する必要性はだいぶ前から言われていた。また耐震改修やバリアフリー改修の必要性も明らかだった。京都市では、各界の代表を集めた京都会館再整備検討委員会を設置し、検討を始めた。

 再整備検討委員会は、2005年7月13日の第1回から、2006年7月13日の第6回まで開かれた。

議事録は公表されている。
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_1.pdf(第1回)
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_2.pdf(第2回)
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_3.pdf(第3回)
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_4.pdf(第4回)
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_5.pdf(第5回)
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_6.pdf(第6回)

オペラの上演に対応したホールが欲しいという意見は、興行者側の委員から出ているが、議論の中でそうした意見は、現実的な妥協点に収束していったことが読み取れる。オペラの上演に対応するホールをつくるには、C案(全面建替え)とする必要がある。しかし委員会での共通認識は、A案(建物内部の改修)またはB案(一部増築を伴う改修)という方向に落ち着いていった。

こうした議論を踏まえて2006年12月に「京都会館再整備の基本的な方向性に関する意見書」が提出された。
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000017/17030/ikensho.pdf

京都会館をどう位置づけるかについて、「オペラやバレエなどにも対応できる本格的な芸術ホールとして位置付け」という意見は、共通認識になっていない個別意見に分類されている。また競合施設との比較検討においても、対象に選ばれているのは、大阪厚生年金会館、神戸国際会館という多目的ホールであり、オペラハウスとの比較は行なわれていない。

 この意見書を基に京都市内部で検討が進められたはずだが、4年後に京都市が出した結論は、再整備検討委員会の意見書に反して、オペラハウスへの建て替えであった。

京都に国内最大級オペラ劇場 市方針、事業費100億円
 (2010年12月24日 日本経済新聞)

「京都市は同市左京区の文化施設「京都会館」を全面改修し、国内最大級のオペラハウスに衣替えする方針を固めた」とある。「全面改修」となっているが、オペラハウスは、コンサートホールとは舞台や客席のつくりが全然違うので、実際には建て替えになる。

年が明けて、京都市から正式発表となる。

□京都に最大級オペラ劇場 2000席規模を計画 市が正式発表、意見公募
 (2011年1月24日 日本経済新聞)

ここでも「改修」という表現が使われており、予備知識がない人には、これが建て替えであることがわからないような文面になっている。オペラハウスでは、舞台装置を収納するために30m以上の建物の高さを確保しなければならないが、京都会館が建つ岡崎公園は15mの高さ規制がかかっている。法規制にどう対処するかは、この記事では明らかにされていない。(現状でも建物は15mを超えているが、既存建物だということで規制が免除されている。)もし仮に、舞台や客席を地下に埋めるような案が想定されているとすれば、それは「改修」どころでは済まない話で、明らかに建て替えということになる。それに大規模な地下工事があるとすれば、100億の予算で完成するとは思えない。

 2月になってこんなニュースが飛び込んで来た。

京都会館命名権、ロームに 公募せず売却、市会委紛糾
 (2011年2月8日 京都新聞)
□「京都会館」命名権 50年で52億円 「ローム」獲得
 (2011年2月8日 読売新聞)

京都市は市議会に諮らずに水面下で交渉し、命名権(ネーミングライツ)の売却を決めたのである。

京都市は、財政再建団体に転落する寸前であり、財政的な余裕はない。事業費の半分を命名権売却で賄えるとなれば、それに飛びつくのは不思議ではない。だが、再整備検討委員会の意見書を事実上反古にしたオペラハウスへの方針転換と、ロームへの命名権売却は、リンクしているのではないか。状況証拠しかないにしても、そうした疑問が生じるのは当然だろう。いずれにしても、公共という概念のあり方がここでは問われているのだ。

 5月になって、京都市は「改修」が実は建て替えであることを認める。そして自ら定めた法規制をいとも簡単に緩和してしまう。

オペラ誘致へ建て替え案有力 京都会館再整備
 (2011年5月23日 京都新聞)
京都会館の建て替え、京都市が高さ制限緩和の方針
 (2011年6月26日 京都新聞)

5月の時点では「建て替え案有力」という報道だったが、6月には正式に「建て替え案を採用」となる。増築案と建て替え案とを比較した上での結論だとしているが、あらかじめ京都市としての結論は出ていたのだろう。「計画では、建築家前川國夫(まま)氏が設計した建物の保存改修を基本とし、その上で第1ホール(2千席)は解体し建て替える」と記事にはある。一見前川國男の設計を尊重しているかのような紛らわしい表現だ。ヴォリュームの過半を占める第1ホールを建て替えるということは、京都会館という建築を全面否定するに等しい。

 一部分だけが残ったとして、それで建築が保存されたことにはならない。空間構成が生きるのでなければ意味がない。建築は装飾ではないのだ。

 京都会館には正面と呼ぶべきものがない。あえて言えば南側(二条通り側)だが、それでも歩道がそのまま会議場の下をくぐって中庭に流れ込んでいるようで、建物の輪郭によって人の動きがせき止められることはない。中庭は、中でもあるし外でもあるのだ。その中庭に面して、第1ホール、第2ホール、会議場の入口がある。第1ホール入口のキャノピーを兼ねたテラスは、カフェテラスにつながっている。中庭に立つとき、何かの正面に向かい合うという感覚はまったくない。つまり威圧感がない。中庭にとどまるのもよし、目的とするホールに入っていくのもよし、振る舞いを人間の側にゆだねるような大らかさが、そこにはある。

Text: 斉藤昭彦 Date: 2011年07月31日 15:06

■京都会館の存続を巡って-「COLUMNS」

関連リンク
2011-08-01 京都会館の存続を巡って(続き)-「COLUMNS」
2007-11-08 京都会館再整備検討委員会-「京都市情報館」
2006-12 京都会館再整備の基本的な方向性に関する意見書-「京都会館再整備検討委員会」
2010-12-24 京都に最大級のオペラ劇場-「日本経済新聞」
2011-02-08 京都会館命名権、ロームに 公募せず売却、市会委紛糾-「京都新聞」
2011-05-23 オペラ誘致へ建て替え案有力 京都会館再整備-「京都新聞」
2011-06-23 京都会館の建て替え、京都市が高さ制限緩和の方針-「京都新聞」
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by 2011-kyoto | 2011-07-31 00:00 | 2011/07
2011-07-31 京都市政報告書-「京都市情報館」
行財政改革の推進
将来にわたり持続可能な行財政運営を推進

地方交付税及び臨時財政対策債の推移 市職員数 市債発行額

外部有識者で構成する「財政改革有識者会議」において抜本改革に向けた積極的な議論を展開。有識者会議からの提言も踏まえ,平成23年度予算では43億円の給与費の削減など,徹底的な改革を断行。平成20年度から平成23年度当初の4年間で1,444人の職員削減や市債発行額(臨時財政対策債を除く)の平成20年度比2割以上縮減,市債残高の8年連続減少を実現。リーマンショック以降の急激な財政悪化(平成20年度一般会計決算は過去最大の30億円の赤字)に歯止めをかけるため,徹底した行財政改革の推進や地方交付税の確保など全庁挙げた取組を進めた結果,平成22年度決算においては,実質収支の黒字化を実現するとともに,全会計の連結収支も大幅に改善。今後も財政構造の抜本改革に取り組みます

■刷新し、市役所を変える
■行財政改革の推進

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岡崎地域活性化推進事業
世界の人々が集いほんものに出会う「京都 岡崎」
水と緑が融合し,国内でも類を見ない多くの文化・交流施設が集積する岡崎地域。その優れた都市景観・環境を継承し,更なる魅力創出を図るための羅針盤として,「岡崎地域活性化ビジョン」を策定,平成23年7月に,ビジョン推進を担う官民連携のエリアマネジメント組織「京都岡崎魅力づくり推進協議会」を設立しました。リーディング事業として,平成23年秋には岡崎ならではの新しい夜の魅力創出にも取り組みます。
「京都岡崎ポータルサイト」のHPはこちら

京都会館再整備 平成26年度内竣工予定
建物価値を継承しつつ,より魅力的な「文化の殿堂」へ
50年以上にわたり市民の皆さんに愛され続けている京都会館。この京都の「文化の殿堂」をよみがえらせるため,現在の建物を可能な限り生かし,また,岡崎地域の景観に配慮しながら,現代のニーズに合わせた再整備を進めていきます。様々な文化的活動を誘発させる拠点,京都から世界にはばたくアーティストの登竜門となりうる拠点,京都ならではの新たな文化芸術を創造する拠点として,市民の皆さんから長く愛され,親しまれる文化施設に育てていきます。

■岡崎地域活性化推進事業
■京都会館再整備 平成26年度内竣工予定
■ひとを育て、まちを元気にする

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観光振興・MICE誘致の推進
平成22年3月「未来・京都観光振興計画2010+5」「京都市MICE戦略」策定

いよいよ旅の本質へ~世界が共感する観光都市~
旅の本質を堪能できる世界で一番のまちを目指す「未来・京都観光振興計画2010+5」,さらに,国際会議,イベント等による国際集客都市への飛躍に向け全国で初めて「京都市MICE※1戦略」を策定。「5000万人感動都市※2 」の実現を目指し,観光振興,MICE誘致を強力に推進しています。

■観光振興・MICE誘致の推進
■共汗でつくる新「京都市動物園構想」
■知恵を活かし、活力を高める

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新たな景観政策
平成19年9月から実施

京都が将来にわたっていつまでも京都であり続けるために

京都の優れた景観を守り,育て,50年後,100年後の未来へと引き継いでいくため,5つの方針を掲げ,建物の高さとデザイン,屋外広告物の規制等を全市的に見直した「新景観政策」を実施。平成22年度には,景観政策実施による影響などを様々な角度から検証した「京都市景観白書」を発行。平成23年度からは,市民・事業者の皆さんの御意見を踏まえ,市民とともに創造する景観づくりに関する仕組みの整備やデザイン基準の更なる充実,遠景デザイン保全区域の見直しなど,更に進化した景観政策を実施しています。
5つの方針
1“盆地景”を基本に自然と共生する景観形成
2伝統文化の継承と新たな創造との調和を基調とする景観形成
3“京都らしさ”を活かした個性ある多様な空間から構成される景観形成
4都市の活力を生み出す景観形成
5行政,市民,事業者等のパートナーシップによる景観形成


■新たな景観政策
■環境への高い志を共有する
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■京都市政報告書-「京都市情報館」
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by 2011-kyoto | 2011-07-31 00:00 | 2011/07
2011-07-30 つなげよう京都会館の輪100人の写真展・絵画展 応募のご案内-「岡崎公園と疏水を考える会」
つなげよう 京都会館の輪
100人の写真展・絵画展


建築家 前川國男の手で造られた京都会館。その京都会館が今、京都市により再整備されようとしています。50年の歴史の中で京都市民ひとり一人京都会館に思いがあることと思います。
そこで私達の思いを一つの形にしたいと思います。

募集期間   2011年7月13日から 7月30日まで
写真サイズ  A4サイズまたは6切のプリント写真(返却不可)
絵画サイズ  自由です。お子さんのスケッチなども歓迎です。
募集要領   写真は当会事務局にプリント済みのものを送付して下さい。
         絵画は申し込みをし、作品は当日お持ちください。
 ※写真はお名前と京都会館に対する思いや思い出を200字以内にお書きになったものを一緒に送付して下さい。絵画は申し込み用紙に同様の記入をお願いします。
 ※当日、会の者が受付をしますが、紛失やいたずらの可能性ありますので、作品については応募者が責任を持って下さい。

展示場所   みやこメッセ 1階商談室
展示期間   8月19日(12時~17時)、20日(9時~17時)、21日(9時~15時)
送付・問い合わせ先: 〒606-8342  京都市左京区岡崎最勝寺町2 ミカ内
                          岡崎公園と疏水を考える会事務局 村瀬隆也 075-751-9841


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■つなげよう 京都会館の輪 100人の写真展・絵画展 応募のご案内-「岡崎公園と疏水を考える会」

関連リンク
2011-07-13 京都会館・ウオッチングNO2/シンポジウムのお知らせ-「岡崎公園と疏水を考える会」
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by 2011-kyoto | 2011-07-30 00:00 | 2011/07
2011-07-29 京都会館改修、広く議論を 建築家 森田一弥 -「京都新聞」
京都会館改修、広く議論を 建築家森田一弥
 京都市左京区の京都会館を、世界的なオペラ公演も可能な施設に再整備(2014年度完成目標)するとの基本計画案を、市が発表した。現在の建物の保存改修を基本としながらも、第一ホールの全面建て替えを含むこの案は、建築関係者にはおおきなショックとともに受け止められた。
 日本の近代建築のなかでも傑出した作品である京都会館は、将来は重要文化財となるべき価値を持つ存在だからだ。

欧州で多いコンペ
古い建物を取り壊さず、部分改修して活用することは、世界では「常識」といえる。パリのオルセー美術館は駅舎を、ロンドンのテートモダン美術館では旧発電所を改修した建築だ。しかし、ただ使い回せば良いわけではない。オリジナルな価値を損なわないよう、市民に使いやすく新しい魅力を備えた改修設計が求められる。それは建築家としてもとても難しい課題である。
 ヨーロッパでは、公共建築の設計者は新築・改修を問わずほとんどがコンペで選ばれる。設計案を公募して市民に開示し、複数の審査員によって最も優れた案を選び、その作者を設計者として決定する。決定過程の透明性が高く、設計途中で利害関係者の圧力などで図面が変更されれうことも避けられる。
 今回の京都会館改修では、プロポーザル方式が採用されるという。コンペと違い、設計者が選ばれた後で実際のプランが作られる。これではどんな設計になるか市民にわかりにくく、優れた案が生まれるかどうかも疑問と言わざるお得ない。

 
今回のような文化的問題は、市民に情報が詳細に公表され、さまざまな場で計画のよしあしが議論されることが最も重要である。そうしたプロセスが市民一人一人の文化意識を高め、日常的に芸術を楽しもうとする生活につながるのだ。


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2011-08-01 建築家森田一弥氏の京都会館問題新聞記事(京都新聞)とその反応のまとめ-「Togetter」
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by 2011-kyoto | 2011-07-29 00:00 | 2011/07
2011-07-29 みなさんの声を京都市に送ってください パブリックコメント応募について
みなさま
京都市は「岡崎地域都市計画制限見直し素案」のパブリックコメント
おこない、岡崎地域まるごと高さ制限を外そうとしています。

パブリックコメントは7月26日(火)~8月22日(月)

説明会は  8月6日(土)午前10時~12時/8月9日(火)午後6時30分~8時30分

場所:京都市国際交流会館 特別会議室(第1、2回とも 定員120名)
京都市左京区粟田口鳥居町2-1
京都市営地下鉄東西線「蹴上」駅下車 北へ徒歩6分
京都市営バス「京都会館美術館前」下車 東へ徒歩10分

事前申し込みは不要、会場の定員(120名)の都合で入場できない場合有


※パブリックコメントの冊子・意見送付用紙は、市役所案内所、区役所・支所、都市総務課、都市計画課、景観政策課、市街地景観課、風致保全課、建築指導課、京都市景観・まちづくりセンターにありますが、ネットで京都市の情報館に、募集中の市民意見(パブリックコメント)欄があります。そこの「岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けた都市計画制限等の見直し素案について」を開けていただければ、ダウンロードできます。

※冊子の2 用途地域の変更(5頁)と3 地区計画の指定(6頁から)が、特に大切な部分です。
意見を出されるときには、例えば、下記のような言いたい結論をはっきり書いてから次に思いを書いて下さい。
前文が長いと何を言いたいのかわからないと思われるかもしれません。

・京都会館改築を前提とした地区計画による高さ制限の引き上げには反対です。
・現在の高さ制限の上限15メートルを31メートルに引き上げることは、岡崎地域の景観を破壊するもので許せません。
・岡崎通の東側を第二種住居地域に指定することは、パチンコ等をよびこみ、閑静な住環境の破壊を招くもので、認めることはできません。


みなさんの、岡崎公園一帯や京都会館を思う気持ちをパブリックコメントで出して下さい。

岡崎公園と疏水を考える会
事務局・連絡先:〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町2  村瀬隆也 075-751-9841

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■岡崎公園と疏水を考える会

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2011-07-26 岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けた都市計画制限等の見直し素案について(歴史的風致維持向上計画の変更(重点区域の拡大等))
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by 2011-kyoto | 2011-07-29 00:00 | 2011/07
2011-07-28 京都会館を知っていますか?-「京都の近代建築を考える会」
京都の近代建築を考える会 学習会
「京都会館を知っていますか」

日時:2011年7月28日(木)19:00~21:00
場所:ウィングス京都 2階会議室1-2
講師:松隈洋氏(京都工芸繊維大学教授)
参加費:会員/無料、一般/500円

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by 2011-kyoto | 2011-07-28 00:00 | 2011/07