カテゴリ:2012/11( 31 )
2012-11-13 「岡崎写真アーカイブ作品展」展示替えを行いました-「みやこめっせ」
「岡崎写真アーカイブ作品展」展示替えを行いました

ただいま、みやこめっせ1Fホワイエにて、

「京都岡崎魅力づくり推進協議会」と「洛中写真組」とのコラボレーション企画 『岡崎写真アーカイブ作品展』 を開催中です。
先日、一部作品の展示替えが行われ、また新たな岡崎の表情をご覧いただけるようになりました。
みやこめっせへお越しの際は、ぜひお立寄りください!

『岡崎写真アーカイブ作品展』
○ 開催期間 : 平成24年7月19日(木)~平成25年3月(予定)
○ 時間 : 9:00~17:00
○ 料金 : 無料
○ 主催 : 洛中写真組
○ 共催 : 京都岡崎魅力づくり推進協議会 、 京都市勧業館みやこめっせ

■「岡崎写真アーカイブ作品展」展示替えを行いました-「みやこめっせ」
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by 2011-kyoto | 2013-01-05 23:36 | 2012/11
2012-11-01 東北大の卒業設計は「京都会館」を参考に-小田和正-「建築ジャーナル11月号」
東北大の卒業設計は「京都会館」を参考に-小田和正
 京都会館の思い出というと、まずライブのステージで転んで、とても痛かったのを覚えてる(笑)。もうひとつは、東北大学の卒業設計のときに、「ホール」をテーマにした。イメージはかつてヤマハが経営していた「合歓の郷」(三重県志摩市)にあるような、自然豊かな場所に音楽ホールをメインに美術なども楽しめ、そこで合宿もできる複合型施設にしようと。敷地は伊豆を想定していたかな。多くの学生は卒業設計では集合住宅、病院、幼稚園などを選んでいたから、何か参考になる資料を探そうと『建築設計資料集成』を手に入れた。そこに京都会館の図面が掲載されていて、大ホール、小ホールの各情成や両ホルのつながりなど、見れば見るほどよくできていた。いざ、オリジナルのホールをつくろうと設計図を描いてみるのだけれど、どうしても京都会館に寄ってきて、そのたびにいじってみるのだけれど、いじるほどよくない設計になってくる。
 最近は音楽機材が発達して、「転がし」と呼ばれるモニタースピーカーを舞台に置かなくても、イヤホンから必要な音を聴くことができる。東京ドームのような巨大な空間でも音の反響を受けないので演奏しやすいし、MCでぼそぼそしゃべってもみんなに伝わる。音響と空間の大小はあまり影響しない。ただ、できるだけみんなと相対している場をつくりたいから、一生懸命花道をつくって、ステージから飛び出しているけど、みんなからは「小さなホールでやってほしい」と必ず言われるね。

東北に下宿して京都会館を意識しながら卒業設計に取り組んでいた頃は、まさかその数年後に京都会館で演奏している自分がいるとは思いもしなかった。また、先生に酷評された卒業設計が、『東北大学の卒業設計印年間のアーカイブス』として、同期の藤森(照信)と俺の2名が優秀作品に選ばれてマイクロ保存されていると聞いたとき、今さらじゃないけど、決着がついたという思いはある。
デビュー間もなくしてツアーが組まれ、各会場どこもが大ホールでコンサー卜を行っている若いミュージシャンと比べれば、とてもアナログだったけど、その一つ一つが自信につながっている。

 卒業設計に取り組んでいたとき、図面を書いていると、ここを端折ってはいけないというのが分かるじゃない。俺の中ではトイレと階段っていうのが面倒なんだけど、それを適当に済ましておくと、いずれその大事な部分を埋めなくちゃいけない。(京都会館のスケッチを見ながら)この一本の線はゼロから生まれて、プラスの方向にエネルギを出しているじゃない。音楽も同じなんだよ。雰囲気だけでつくっていると後で不具合が出るし、それに飽きちゃう。曲全体を支配する何かがないとね。

 丹下健三は建築家になっていなかったら、指揮者になりたかったと聞いたことがある。男のロマンとして、指揮者と映画監督と建築家は憧れの職業にあがるようだけど、俺は映画監督も経験あるし、指揮者は今と似たようなことだし、建築もかじった。3つの職業をかじった男はそうそういないかもね(笑)。

特集「京都会館を守りたい」-「建築ジャーナル2012年11月号」より
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■東北大の卒業設計は「京都会館」を参考に-小田和正-「建築ジャーナル11月号」
建築ジャーナル

東北大学建築学科 創立60周年記念 卒業設計作品集
2011-11-25 小田和正 京都会館について語る-「FAR EAST CAFE PRESS」
2011-06-14 小田和正コンサート-Twitter
2012-11-01 建築ジャーナル 2012年11月号 No.1205のご案内
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by 2011-kyoto | 2012-12-13 15:41 | 2012/11
2012-11-30 京都市長宛:京都会館第一ホール解体工事に伴う抗議書-吉田和義
京都会館第一ホール解体工事に伴う抗議書
平成24年11月30日

京都市長 門川大作 殿
京都市都市計画局公共建築部工務監理課 殿
京都市文化市民局文化芸術都市推進室芸術企画課 殿

京都市左京区岡崎天王町58番地
吉田 和義

京都会館第一ホール解体工事に伴う抗議書

平成24年11月29日撮影

上記の写真が、如実に描写しているように、同年8月19日に開催せる「京都会館第1ホール解体工事」工事説明会で、市民に約束した解体工事手順は、完全に無視され、業者任せの工事に終始し、アスベスト類の完全除去、粉塵・騒音・振動対策が講じられていない。

全くの剥き出し解体工事は日本においても類を見ない解体工事である。労働安全衛生法を遵守し、なお行政監督機関の指導は厳守して、良好な作業環境を保持して、アスベスト類の飛散防止、粉塵、騒音、振動などの対策を十二分に講じて、解体工事を進行するが、事前説明会に参加した市民との公約であったはずだが、現状は無残な状況で推移している。

しかも、現状は現場写真が如実に示しているように、有害粉塵の拡散防護措置は講じられておらず、作業日の天候特に風向き・風速によっては、周辺住宅街に拡散し放題である。周辺には、乳児園や学校も存在し、かつ通学路に面し、現場北面は、観光バス駐車場で、毎日不特定多数の人が、行き来し、作業場から拡散された粉塵(アスベスト類の合有の可能性がある粉塵)を吸引しています。

また、作業者専用の便所がなく、作業現場南西の公衆トイレを使用しているのは、粉塵などが付着した作業衣のまま出入りしている。

しかも有害物質が含まれている可能性の高い土間に、廃材運搬車両が積荷作業を行い、処理場に向かう際タイヤに有害粉塵を付着させたまま、市街地を運行しているのが現実である。本来ならタイヤ洗浄装置を現場の出入り口に設置して、タイヤを洗浄し市中の拡散を防止すべきですが、完全に無視して作業が進められているのは許しがたい暴挙である。また、作業現場周辺の自治会などが改善要望を携えて、地元岡崎自治連合会を通じて、施工業者なり、京都市の監理監督部門に、善処方の申し入れ改善のための努力を行うのが通例で、日本の何処の工事現場でも常態であるが、こと岡崎学区自治連合会は、完全に行政の言いなりで、地域住民の健康の保全や良好な住居環境の維持に努める努力をなさず、京都市の行政もそれを良いことに改善のための施策をしていない。

適正かつ市民と約束した事項を遵守して作業を行うよう抗議いたします。

「アスベスト濃度測定」掲示は行っているが、サンプルの採取場所と時間が示されていないし、基準値以下であっても、有害なアスベスト類は、人間が呼吸するさい、体内に蓄積され、排泄されることはなく、基準値以下であっても、その間総量としていくら空気中に拡散流付しいて、総量としての生理的安全の基準の情報公開が全くなされていない。かつ「アスベスト合有建築資材」の処理についても、隠蔽されたままである。地元住民に対しての日常生活の安全確保と、時間を経過してから現れるであろう、有害物質の健康被害を受けないための万全の対策を講じ、施工業者に対しても適切なご指導を強く要望する。
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■京都市長宛:京都会館第一ホール解体工事に伴う抗議書-吉田和義

2012-06-18 京都会館問題監査請求 陳述聴取会 陳述人提出資料紹介8-吉田和義
2012-10-15 京都会館の躯体解体工事の中止及び工事説明会開催をもとめる要望書-岡崎公園と疎水を考える会

2012-08-20 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.14-アスベスト飛散調査を行い、データの公表を

2012-08-19 京都会館第一ホール解体工事 説明会資料-「京都市」
2012-07-24 第一ホール部分その他解体撤去工事入札結果-「京都市入札情報館」
2012-09-04 『京都会館第一ホール解体工事』着工のお知らせ-「京都市」
2012-01-24 岡崎学区自治連合会会長宛てに要請書-「岡崎公園と疎水を考える会」

2011-10-04 京都会館の建物価値継承に係る検討委員会 第1回会議の開催について-「京都市情報館」

2011-06-29 市の岡崎地区活性化ビジョン 住民「静けさ維持を」-「京都新聞」
2010-06-22 「岡崎地域活性化ビジョン検討委員会」の設置について-「京都市情報館」
2011-06-27 京都 岡崎地域 エリアマネジメントニュース-「京都市情報館」
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by 2011-kyoto | 2012-11-30 00:00 | 2012/11
2012-11-30 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.16-ずさんな京都会館の解体工事
岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.16-ずさんな京都会館の解体工事
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■岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.16-ずさんな京都会館の解体工事

2012-09-07 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.15-世界が認める京都会館の価値
2012-08-20 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.14-アスベスト飛散調査を行い、データの公表を
2012-07-21 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.13-どんどん膨らむ京都会館 解体・建て替え予算
2012-06-25 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.12-住民監査請求意見陳述会特集
2012-06-12 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.11-京都市自らの条例違反に市民がNO!
2012-04-25 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.10 こんな会館京都には似合いまへん
2012-03-24 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.9-2 京都会館保存を願う人々
2012-02-23 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.9 京都会館解体しないで!
2012-01-25 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.8-署名提出、ご協力ありがとうございました
2011-12-11 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.7-京都会館の保存を願う文化人ら続々
2011-11-28 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.6-11月15日開催シンポジウムのご報告
2011-08-15 岡崎公園と疏水を考える会ニュースNo.5-「岡崎公園と疏水を考える会」
2011-08-10 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.4-「岡崎公園と疎水を考える会」
2011-06-23 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.3-説明会参加のご案内
2011-06-10 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.2
2011-03-28 岡崎公園と疎水を考える会ニュースNo.1
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by 2011-kyoto | 2012-11-30 00:00 | 2012/11
2012-11-29 京都会館:建物解体工事差止請求事件被告側(京都市)第二回公判準備書面一式
京都会館:建物解体工事差止請求事件被告側(京都市)第二回公判準備書面一式
被告準備書面.pdf
被告証拠説明書(2).pdf
乙第4号証.pdf
乙第5号証.pdf
乙第6号証.pdf
乙第7号証.pdf
乙第8号証.pdf
<被告準備書面より抜粋>
原告訴状と被告答弁対応表もご参照ください

第2 被告の主張
1 本案前の主張(京都会館第一ホールの解体行為の財務会計行為非該当について)
(1) 京都会館は,公の施設として,京都会館条例(乙第5号証)に基づき設置された行政財産であり,その設置目的は,同条例第1条に定めているとおり,京都市における「文化の振興及び市民の豊かな生活の形成に質するため,音楽,演劇,舞踊等の公演その他の文化的な催物等の用に供する」ということにある。
本解体行為の対象となっている京都会館第一ホールは,京都会館という1つの行政財産の一部であるため,京都会館第一ホールの建替えを前提とした解体行為は,行政財産としての京都会館全体の一部の改修行為に当たり,行政財産としての用途廃止を行う必要はなく,用途廃止することなく,実施されている。

(2) ところで,本解体行為は,京都会館という行政財産の一部に直接変更を加えることとなるため,一見,財産上の「管理若しくは処分」(地方自治法第242条第1項)に該当するもののようにみえる。

(3) しかしながら,本解体行為は,京都会館第一ホールが建築後50年を経過し,外装・設備等も老朽化しているとともに,建物全体として現行の耐震基準を満たしておらず,建物の高さ,建ぺい率,緑地率,耐震基準等において現行の法令上の基準を満たしておらず既存不適格の状態にあるとともに,多目的ホールとしての機能面においても,その後建築された一般的な他都市の多目的ホールと比較すると,舞台の奥に行くほど狭く,舞台内の高さも低くなるという特殊な形状から,舞台空間を有効に使えず,また,バトン等の吊り物数が少なく,積載荷重にも制約があるほか,吊り物を設置できるスペースが不十分であるという,ホールとして機能的にも致命的な問題があり,他都市の多目的ホールで行われた公演の舞台セットが京都会館には設置できないため上演できないとの指摘も数多くされてきた(乙第2号証7ページ)ところであり,今後,質の高い様々なジャンルの舞台芸術作品の鑑賞機会を市民に提供し,また,市民が自らの文化芸術活動を発表する場といった市民が集う会館として,多くの市民から,文化芸術の創造・発信の場としての役割を求められている(申第25号証55ページ及び乙第2号証24ページ)ことから,こういった市民や舞台芸術関係者の強い期待に応え,限られた敷地条件の中で,第一ホールのみを建て替え,残る部分は必要な改修を行うことで,現代の多目的ホールとして必要な利便性や舞台機能を確保し,京都会館のこれまでの50年間に加えて,今後も50年を超えて公共ホールとして利用し続けられるために,すなわち京都会館条例第1条が定める,京都市における「文化の振興及び市民の豊かな生活の形成に質するため,音楽,演劇,舞踊等の公演その他の文化的な催物等の用に供する」という行政目的の役割の維持発展という行政財産の維持管理のために,京都会館再整備の一環として実施するものである。なお,本解体工事を含む京都会館再整備の行政上の必要性については,本書面2(1)においても詳しく述べているところである。

(4) このように,本解体行為は,条例の定める京都会館設置という行政目的実現のための行政財産の維持管理処分として行われるもので,財産の専ら財産価値に着目し,財務処理を直接の目的として行われる財産管理行為ではないから,住民訴訟の対象となる財務会計行為ではなく,本訴は,却下されるべきである(最高裁平成2年4月12日第1小法廷判決・民集44巻3号431頁)。
 ただ,木解体行為が,京都会館建物所有権利者として有する財産的価値に影響が及び,この面から財産の管理を怠るとして住民訴訟の対象となり得るという考え方もあるので,念のため,以下において,本案に関する被告の主張も行う。
2 本案に対する主張1(地方財政法違反について)
(1) 京都会館第一ホールの解体行為は地方財政法第8条に違反しないこと
 被告は,京都市が保有する建物の利用方法について,行政的見地からの広い裁量権を有しており,その判断が違法と評価されるのは,その裁量権を逸脱又は濫用した場合に限られる。
 京都会館第一ホールを解体するのは,あくまで京都会館再整備工事の一環であり,解体した後に新しい第一ホールを建設することを前提とするものである。
 この点,原告らは,被告が京都会館第一ホールを解体する行為は,地方財政法第8条に違反すると主張するが,以下に述べるとおり,京都会館第一ホールを解体する行為は同条項に違反しない。

ア 京都会館再整備の必要性
 平成23年6月に策定した「京都会館再整備基本計画」(乙第2号証)の記載のとおり,京都会館第一ホールについては,一般的な他都市の多目的ホールとは異なり,舞台と客席を区分するプロセニアムをはじめ,舞台上部に幕や道具を引き上げ,照明を吊る空間であるフライタワーや吊り物機構を設置するすのこがないという多目的ホールには特殊な形態であるうえ,舞台の奥に行くほど狭く,舞台内の高さも低くなるという特殊な形状から,舞台空間を有効に使えず,また,バトン等の吊り物数が少なく,積載荷重にも制約があるほか,吊り物を設置できるスペースが不十分であるという,ホールとして致命的な問題を有するととともに,他都市の多目的ホールで行われた公演の舞台セットが京都会館には設置できないなどの問題も指摘されてきた(乙第2号証7ページ)。
 上述のような問題がある中,京都会館は,質の高い様々なジャンルの舞台芸術作品の鑑賞機会を市民に提供し,また,市民が自らの文化芸術活動を発表する場といった市民が集う会館としての役割を求められており,多くの市民から,文化芸術の創造・発信の場としての役割を求められている(甲第25号証55ページ及び乙第2号証24ページ)
 今回の京都会館の再整備は,こういった市民や舞台芸術関係者の強い期待に応え,限られた敷地条件の中で,第一ホールのみを建て替え,残る部分は必要な改修を行うことで,現代の多目的ホールとして必要な利便性や舞台機能を確保し,京都会館のこれまでの50年間に加えて,今後も50年を超えて公共ホールとして利用し続けるために行うものである。
 したがって,京都会館の再整備は決して過大なものではなく,合理的に様々な検討を重ねた結果として行うものであり,市民をはじめ本市全体の文化芸術の発展に大きく貢献していくものである。

イ 第一ホールについては改修ではなく建替えによることが必要であること
 京都会館再整備に当たり,第一ホールを建て替え,残る部分は必要な改修を行うことの必要性については,京都会館再整備基本計画(乙第2号証)の50ページにおいて,京都会館第一ホールの機能向上について整理した内容を明らかにするとともに,様々な観点に基づき総合的・合理的に検証した結果,改修案B (第一ホールを建て替える案)を再整備の方向性として定めた旨を示している。
 京都会館全体の将来的な維持を目的として,単なる耐震補修のみで対応したとしても,それは根本的な解決には程遠く,多くの舞台芸術関係者らの強い期待に応えることは到底不可能である。
 この点,原告らは「京都会館再整備構想検討に係る機能改善可能性調査報告書」(甲第27号証)において示された60億円という試算を前提として,基本構想素案作成時の試算額約76.2億円と基本計画において示した89億円及び92億円並びに再整備における落札価格91.5憶円という金額を並べ立て,最少の費用で済む手法を選択しなかったことは,市民や議会の目を欺く民主主義に反する行為であると述べている(原告準備書面(2)2
6ページ~28ページ)。
 しかしながら,答弁書「第2 5(1)エ(ウ)」(答弁書9ページ)において述べたように「京都会館再整備構想検討に係る機能改善可能性調査報告書」(甲第27号証)に示された60億円のプランは,京都会館第一ホールの改修だけを行うことを想定しており,舞台内の高さが18メートルしか確保できないばかりか,疏水側に外壁が3.6メートルも張り出し,水平につながれた庇も途切れ,客席からの視界も十分に確保されているとはいえない状況である。
 このようなプランでは,市民のニーズに応えることはできず,当該プランは到底実現可能なものとして検討を行えるものではない。
 したがって,このプランの実現に要する60億円と,具体的な目標を設定し,その実現に向けて検討を行っていた基本構想案や基本計商で示した金額,更には具体的なプランに基づく落札価格とを比較することには全く合理性がない。

ウ 費用面について不合理な点はないこと
 京都会館再整備に要する費用の検討については,平成22年3月にまとめた京都会館再整備基本構想案報告書(甲第25号証) 138ページ及び139ページにおいてモデルプランごとに整備に要する概算費用を示すとともに,同149ページから195ページまでにおいて事業手法の検討を行っている。
 また,平成23年6月にまとめた京都会館再整備基本計画(乙第2号証)43ページから49ページにも記載があるように,整備に要する概算費用を示し,事業手法の検討等を行っている。
 このように,検討の段階に応じて,整備費用の算定と事業手法の検討を併せて行い,それぞれの時点における費用面について,合理的な検討を行っている。

エ 歴史的・文化的価値は地方財政法上の保護の対象とはならないこと
 基本計画の内容は,市民に親しまれてきた岡崎地域の文化的景観を継承するため,現京都会館を可能な限り生かしつつ,舞台等の機能を改善し,総合文化活動の拠点として十分な機能水準を確保し,公共ホールとして再生しようとするものである(乙第2号証25ページ)。
 原告らは,京都会館第一ホールの建物を解体することで,建物価値の喪失があると主張するが,地方財政法は地方公共団体の財政の運営等に関する基本原則を定め,地方財政の健全性を確保すること等を目的とする法律であり,公有財産の持つ歴史的・文化的価値の保護を対象としたものと解することはできない。
 なお,このような価値の保護について,文化財保護法等の文化財保護関係法令が制定されているが,京都会館は文化財保護法その他の法令に基づく指定等は受けていない。

オ 基本計画は合理的な検討を経たものであること
(ア) 京都会館再整備事業において京都会館第一ホールの建替えを行うことの判断に至った経過は,次のどおりである。

a 京都会館の再整備については,平成16年策定の第2次推進プランの政策項目の1つとして「京都会館の再整備構想の策定」を掲げ, 「京都で最大規模のホールを有する京都会館の開館50周年(平成22年)を契機として,大規模ホールに求められる今日的な機能を満たせるよう再整備の検討を行う」とするなど,市にとって,かねてからの政策方針であった。
 また,京都会館については,①建物全体として現行の耐震基準を満たさない,②設備,外装等も含めた建物全般に老朽化が激しい,③床辺りに段差のある箇所が見られる,④トイレが古く数も不足している,⑤楽
屋の数が少なく老朽化も見られる,⑥第一ホールの舞台が2階にあり搬入リフトも小さいこと,搬入口の位置が北側の歩道に面していることから公演資材の搬入に支障がある,⑦第一ホールの舞台が奥に行くほど幅は狭く高さは低くなっている,③建物の高さ,建ぺい率,緑地率,耐震基準等において現行の法令上の基準を満たしておらず既存不適格の状態にあるなど,建物全体に関する課題,ホール機能に関する課題及び都市計画関係、法令との整合に関する課題への対応が求められていた。

b 京都会館の再整備に向けて,利用者及びプロモーターを対象とするアンケート(平成16年度),利用者,市民代表者等による再整備検討委員会における検討(平成17~18 年度),2,000人を対象とする市民アンケート調査(平成19年度),機能改善可能性調査の実施(平成19年度)など,建物を保存し内部を改修する案から,一部を増築し機能向上を図る案,京都会館全体の全面的な建替えを行う案に至るまで様々な再整備案が検討された。

c こうした検討が進められる中,被告は,平成23年3月,岡崎ビジョンを策定した。
 岡崎ビジョンでは, 「文化芸術, MICE拠点としての機能強化」などの岡崎地域において取り組むべき7つの方策を掲げるとともに,これらの方策の中で,京都会館は,岡崎地域活性化の核として,舞台機能の強化をはじめ,会議棟や中庭,二条通沿いをおしゃれなカフェレストランなどにぎわい空間とするための再整備を進めるとともにMICE機能の強化を図ることとされた。

d 本件基本計画の策定は,岡崎ビジョンの策定と時期的にほぼ並行して進められていたが,本件基本計画には,岡崎地域活性化に資する京都会館の再整備の方向性として,舞台機能を強化すること,会議棟を用いてにぎわいを創出すること等が掲げられた。
 本件基本計画においては,こうした岡崎地域活性化に資する再整備の方向性と,被告において従前から検討を重ねてきた京都会館のあるべき姿を基にして,①現行法に適合した性能を有し,各施設への円滑な移動を可能とするための改修を主とする建物全体に係る計画,②舞台の奥行き,舞台袖の広さ及び舞台上部空間の拡大,利便性の向上その他のホール機能向上に係る計画,③屋上緑化,太陽光パネルの設置その他の環境
及び設備計画並びに④中庭,テラス等の外部空間の再整備その他の施設や外部空間の魅力向上に向けた計画を定め,これらを再整備計画とした。
 そして,これらの計画を実現する京都会館の改修案として,第一ホールの一部を増築し,他は全面改修する案(改修案A) と,第一ホールは全て建て替え,他は全面改修する案(改修案B) の2つの案を掲げ,本件基本計画における検討の対象とした。
 そのうえで,両案を比較検討し,①舞台機能等のホールとしての機能の充実の点及び耐震,防火等の法的対応の柔軟性の点では,改修案Bが優れていること,②建物価値や景観の継承の点ではいずれの案も建物の外観への影響が予想されること等から両案に優劣を付け難いこと,③コストの点では両案に大きな差がないことを勘案して,改修案Bを再整備方針として定め,今後の設計業務に引き継ぐものとした。

e 上記の事実関係からすれば,被告は,従来から,建物全体,ホール機能及び都市計画法令に関する課題への対応を求められていた京都会館について,利用者,市民代表者,プロモータ一等から意見を聴取し,更には市民の意見を募集する等の課程を経たうえで様々な再整備案を検討し,最終的に,岡崎ビジョンに掲げる京都会館に係る公益上の要請をも踏まえて本件基本計画を策定し,第一ホールの建替えを行うことを判断したものであるということができる。
 したがって,被告の判断は,様々な要素を総合的に勘案して合理的に行われたものと認められ,その裁量判断に,明らかに事実の基礎を欠くとか不合理であるとかいった事情は認められない。

カ 予算等について議会の議決を経ていること及び資本の裏付けがあること
 京都会館第一ホールの解体工事の予算及び京都会館再整備工事に係る請負契約の予算については,平成24年3月27日付けで京都市議会の議決が得られている。
 そして,京都会館再整備工事に係る請負契約の締結については,平成24年10月26日付けで京都市議会の議決が得られている。
 また,資本については,再整備後の京都会館の命名権の売却に関して,平成23年2月にローム株式会社と50年間で50億円で基本合意に達しているほか,国土交通省と協議を重ね,社会資本整備総合交付金における「京都岡崎地区」としての都市再生整備計画を提出し,計画の認定を受け,一定の交付金の確保の目途をつけている国の補助金も見込んでいる。
 したがって,予算面での手続についても,歳入を見込んだうえで適正に行われている。

キ 結論
 被告は,京都市が保有する建物の利用方法について,行政的見地からの広い裁量権を有しており,その判断が違法と評価されるのは,その裁量権を逸脱又は濫用した場合に限られる。
 地方財政法第8条は「地方公共団体の財産は,常に良好の状態においてこれを管理し,その所有の目的に応じて最も効率的に,これを運用しなければならない」としているところ,これまでに述べたように,現状の京都会館の舞台機能が現代の利用ニーズを満たしていないことや市民にとって文化芸術の創造・発信の場として求められていること等の理由から,今後の数十年先のことを見越して合理的な検討を積み重ねた結果,現状よりもより舞台機能を向上させることで,舞台規模が狭あいなことなどを理由として利用が見送られていたような公演も可能とし,施設全体としての集客や利用率の向上を図るためには,京都会館第一ホールを建て替えることが必要と考え,解体工事を行うことになったものであり,裁量権を逸脱又は濫用したものではなく,地方財政法第8条に何ら違反するものではない。
(2)原告準備書面(2) に対する反論
京都会館再整備が地方財政法第8条の規定に違反しないことについては上記(1)でも述べたところであるが,原告準備書面(2)における地方財政法違反に係る記載について,以下のとおり反論する。

ア「第2 地方財政法8条違反(建物価値の喪失)J (同書面2~12ページ)について
 原告らは,国際記念物遺跡会議(イコモス)の20世紀遺産に関する国際学術委員会(以下「ISC20C」という。)及び日本イコモス国内委員会による意見書,京都弁護土会会長声明及び近代建築をめぐる最近の動向として優れた近代建築を保存活用しようとする動きについて言及しているが,先述のとおり,地方財政法は地方公共団体の財政の運営等に関する基本原則を定め,地方財政の健全性を確保すること等を目的とする法律であり,公有財産の持つ歴史的・文化的価値の保護を対象としたものと解することはできないため,当該主張は地方財政法第8条違反の主張としては失当である。
 なお, ISC20Cから京都会館再整備の計画見直しを求める意見書(甲第19の1号証)が提出されたことについては,当該意見書を受け,被告からISC20C委員長シェリダン・パーク氏あてに,京都会館再整備事業に係る本市の見解(乙第6号証)を平成24年9月7日に送付した。
 その後,日本イコモス国内委員会から出された京都会館再整備計画に関する見解(甲第20号証)に対しでも,被告はコメントを行っている(乙第7号証)。
 また,日本イコモス国内委員会においては,京都会館再整備計画に関する検討を行うため,第14小委員会(リビング・ヘリテージとしての20世紀建築の保存・継承に関する課題検討)を設置されており,被告は,同小委員会及び日本イコモス国内委員会から解体工事の記録の作成や,既存建物の素材の保存及び復元を検討する等の指導を受けながら解体工事を進めている。
 このように,京都会館第一ホールの解体行為は, ISC20Cや日本イコモス国内委員会からの意見等を真撃に受け止め,積極的に協議を続けており,よりよい京都会館の建物価値の継承につながるよう丁寧な対応を行っている。

イ「第3 地方財政法8条違反(全面建て替えの不合理性)」 (同書面12~20ページ)について
(ア) 「京都会館再整備の検討過程」について
 原告らは,平成17年度から平成18年度にかけて開催した京都会館再整備検討委員会から出された意見書(乙第1号証)の内容を根拠として京都会館再整備は既存部分の改修のみで行うべきと主張している。
 しかしながら,乙第1号証の38ページにおいて「【C】案として現代の利用ニーズを充足するよう理想的なホールを整備すべきとの意見があった。今後は【A】案もしくは【B】案の検討を深めていく過程においても,こういった意見を踏まえて検討していくことが期待される」とされている。
 これは,同委員会としては,議論の過程で出された全ての意見を尊重して検討を進めていくべきと示されており,既存部分の改修によるものという方針として決定されたものではなく,その後に取り組んだ基本構想素案や基本計画は,この意見書の考え方を尊重し発展させたものである。
 そもそも京都会館再整備の目的は, 2 (1)アで述べているが,京都会館再整備基本構想素案報告書(甲第25号証)の72ページ及び京都会館再整備基本計画(乙第2号証)の25ページに記載しているように, 」「既存の建物価値を継承し,公共ホールどして建物を再生する」こと及び「文化の殿堂」として多様な利用ニーズに応えるよう機能向上を図る」ことを共通して掲げている。
 この目的の実現のため,これまで検討を積み重ねてきた内容に,京都会館第一ホールの建替えをはじめとした新たな事項を加えることは何ら不合理なものではなく,様々な問題の解決に向けて検討を重ねた結果によるものである。

(イ) 「建て替えの必要性も合理性も認められないこと」について
 京都会館再整備に当たり,第一ホールを建て替え,残る部分は必要な改修を行うことの必要性については,第31(1)において述べるとともに,京都会館再整備基本計画(乙第2号証) 50ページにおいて,京都会館第一ホールの機能向上について考えてきた経過を明らかにするとともに,様々な観点に基づき総合的・合理的に検証した結果,改修案B(第一ホールを建て替える案)を再整備の方向性として定めた旨を示している。
 京都会館全体の将来的な維持を目的として,単なる耐震補修のみで、対応したとしても,利用者のニーズへの対応は限定的なものとなり(乙第1号証37ページ),多くの舞台芸術関係者らの期待に応えることはできない。

(ウ) 「建替え費用が増大していること」について
前提として「第一ホールの建て替えに要する費用」は全体で110億円ではなく,110億円は再整備における債務負担額である。
 基木計画においては,コストだけではなく,舞台機能,搬入・バックスペースの機能,外観デザインへの影響及び耐震性能確保・現行法への適合性を総合的に勘案し,ホール機能や法的対応への柔軟性を考慮した結果を踏まえてB案を再整備の方向性として位置付けたものであり,京都会館再整備基本計画(乙第2号証) 5 0ページにおいて,「コスト面では両案ともに大差はなく」と記載されており,コスト面をB案を採用する「重要な考慮要素」としてはいないことは明らかである。
 なお,基本設計においては,基本計画から更に検討を重ねた結果,多目的スタジオを設けるなど新たな要素が含まれており,単純に各時点での概算金額を比較することを以て,建替え費用が増大しているとはいえない。

(エ) 結論
 以上のとおり,京都会館再整備において第一ホールを建て替えることは,「京都会館再整備基本構想素案報告書」において建物価値を継承しながら多様な利用ニーズに応えるよう機能再生を図るという基本方針を設定し(甲第25号証72ページ),その実現に向けて様々な検討を積み重ねた結果であり,再整備基本計画(乙第2号証50ページ)において,第一ホールの建替えに至った経過について具体的に示している。


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by 2011-kyoto | 2012-11-29 00:00 | 2012/11
2012-11-28 本日の京都会館(工事中写真)
本日の京都会館(工事中写真)
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(撮影:河本順子)

■2012-11-28 本日の京都会館(工事中写真)

2012-11-22 本日の京都会館(工事中写真)
2012-11-13 本日の京都会館(工事中写真)
2012-10-19 本日の京都会館(工事中写真)
2011-11-03 休日の京都会館中庭にて
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by 2011-kyoto | 2012-11-28 00:00 | 2012/11
2012-11-22 京都会館比較画像一覧(その2)
京都会館比較画像一覧(その2) その1はこちら
京都市発表の資料やその他個人撮影写真をもとに建築家長崎和平氏が作成した比較画像をご了承を得て紹介させていただきます。
左側or上側:現京都会館/右側or下側:京都市設計案

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■京都会館比較画像一覧(その2)
2012-11-20 京都会館比較画像一覧(その1)
京都会館再整備-「京都市情報館」
2012-10-01 京都会館再整備は、京都にとって、日本にとってベストの選択と言えるのか-長崎和平
長崎工作室
2012-09-17 長崎和平氏による「京都会館建て替え問題」要望書に対する京都市の回答-「文化市民局」
京都会館解体を止められない-「中国と京都と建築と」
2012-06-22 検討委員会提言を受けた基本設計内容/景観シミュレーション-「京都市情報館」
2012-09-26 京都会館の建物価値継承に係る検討委員会委員の皆様への意見書-「京都会館を大切にする会」
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by 2011-kyoto | 2012-11-22 00:00 | 2012/11
2012-11-22 本日の京都会館(工事中写真)
本日の京都会館(工事中写真)
市民Aさんより撮影写真を提供していただきましたので、ご紹介いたします。
Aさんどうもありがとうございます。
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■2012-11-22 本日の京都会館(工事中写真)
2012-11-13 本日の京都会館(工事中写真)
2012-10-19 本日の京都会館(工事中写真)
2011-11-03 休日の京都会館中庭にて
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by 2011-kyoto | 2012-11-22 00:00 | 2012/11
2012-11-02 We Hope to Maintain the Present Kyoto Kaikan Hall and... -「岡崎公園と疏水を考える会」
We Hope to Maintain the Present Kyoto Kaikan Hall and Preserve the Landscape of the Okazaki-Area
"Association for Good Environment of Okazaki Park and the Lake Biwa Canal"


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私達は京都会館と岡崎の景観の保存を望んでいます

「京都会館」は 京都の戦後復興の象徴として、1960年に建設されました。設計者の前川國男は戦間期にル・コルビュジエに学んだ最初の日本人建築家であり、この建物は彼の代表作として、竣工時点では日本建築学会賞を受賞しました。近年では、2003年にドコモモ・ジャパンの100選にも選ばれています。
 その特徴は、日本の気候風土に適合し、周囲の自然環境に調和し、伝統的な木造建築の造形ともつながる、日本独自の近代建築の在り方をめざした点です。

2011年6月、この建物の持ち主である京都市は、突然、建物の半分以上を取り壊し、そこに、高さ30mを超える舞台を持つ劇場を建設する計画を発表しました。残念ながら、この計画はこのまま進められており、建物のオーセンティシティが壊滅的に失われるだけではなく、工場のような巨大な舞台のヴォリュームが落ち着いた環境の中に出現し、設計者・前川國男のめざした、周囲の景観との調和も完全に破壊されてしまいます。それは、世界的な古都である京都の大切な建築文化を自ら失うことも意味します。この無謀な計画の中止を求めるために、世界からの声を京都へと届けてほしいと思います。
                                
岡崎公園と疏水を考える会
KYOTO KAIKAN is a multi-purpose cultural complex. The complex was conceived as an edifice symbolizing the post-war reconstruction in Kyoto. It was built in 1960 and was designed by Kunio Mayekawa, a renowned vanguard architect who apprenticed under Le Corbusier in Paris from 1928 to 1930 as the first Japanese architect to do so.   Without any doubt KYOTO KAIKAN has been one of the most outstanding Modernist buildings in Japan. As such it was awarded in 1960, its inaugurating year, the Architectural Institute of Japan Annual Prize, and more recently in 2003, it was registered as part of the DOCOMOMO Japan list of significant modern heritage buildings.

KYOTO KAIKAN was designed to be harmonious with its context that provided a rich concoction of natural as well as man-made 'historic' environment. It was laid out to form a courtyard embodying the adjacent Kyoto Municipal Museum of Art Annex by asserting a strip of oversized and deep concrete eaves -in loose reference to the traditional Japanese wooden construction design- to bind it horizontally. The exterior walls made of large size bricks and the pilotis as a sifting device moderated between the outer city and the inner spatial realm. Accordingly, Mayekawa created an architectural complex that convincingly reflected the design fundamentals of the Modern movement while simultaneously making it fit with the historic traditional context of the Kyoto cityscape.

Kyoto city suddenly announced Okazaki activation plan and decided that the Kyoto Kaikan will be used as the hub facility of MICE (Meeting, Incentive, Convention and Exhibition). The city promoted the plan by hiding details of it from us and lying to us.

This plan involves destruction of the present hall No.1 and replacing it with a 31m-high skyscraper, which causes destruction of scenery in Okazaki. This will be destruction of our mind for us Okazaki neighborhood.

Kyoto city said that they asked public opinion, but they explained with some lie so the public opinion was insufficient. At a briefing session in August an idea to use underground of the site to reduce the height of building was proposed and the city replied that they can't use underground of the site. But the baseline design of the plan opened after the session has some rehearsal rooms in underground.

At another briefing session on January their reply to a question about relationship of the plan and the ROHM Corporation, sponsor of the plan, was "no requirement by the ROHM", but next day on the "Planning Committee on Perpetuating the Value of Kyoto Kaikan (PVKK)" they refused a proposal from a committee member to reduce the height or make a slope because of their contract with the ROHM Corporation.

To Kyoto citizens and Japan ICOMOS National Committee the city explained that the PVKK committee examined the plan as if the committee authorized the plan. On the other hand, they ignored the committee's final proposal and said that there was no modification in the baseline design to reflect the proposal in spite of it requires six individual items to perpetuate the cultural and historical value of the Kyoto Kaikan.

Moreover we feel their answer to the questions from Japan ICOMOS National Committee is not based on the fact. They said that the original Hall No. 1 cannot be preserved because of the necessity to improve seismic resistance which requires large changes and restrictions. But the past seismic assessment showed cement still keeps good condition and reinforcement of the current wall will be easily achievable. They had no expert assessment after that. Therefore their current conclusion is obviously not based on the expert assessment. We think it is unreasonable and we must say their answer is unfaithful.

They also replied that no plan about the future maintenance cost and rental fee of the hall and no extension about available programs. The occupancy rate of the hall is over 70% in the last five years that means this hall is active compared to the national average. There is no rational reason to demolish and replace the hall No.1. The city's plan is faulty. Why should we let them to destroy our Kyoto Kaikan and scenery in Okazaki area for the faulty plan?

The Kyoto Kaikan was established for people's culture and upbringing youth as a symbol of postwar reconstruction. Therefore the city should ask citizens and reconsider this plan to aim to be more accessible to people and youth. Now the city focuses on big names like famous opera or high positioning musicians in the hit charts. We hope a plan for people and youth, not for commercialism.

We need your understanding of the characteristic of Okazaki area. Please help us to stop the destruction of architectural value and calm and beautiful relaxing scenery by this reconstruction of the Kyoto Kaikan. Please let us to keep this beautiful place to the next generation.


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■We Hope to Maintain the Present Kyoto Kaikan Hall and Preserve the Landscape of the Okazaki-Area
岡崎公園と疏水を考える会
世界遺産条約採択40周年記念事業京都実行委員会
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by 2011-kyoto | 2012-11-21 15:43 | 2012/11
2012-11-20 京都会館比較画像一覧(その1)
京都会館比較画像一覧(その1) その2はこちら
京都市発表の資料やその他個人撮影写真をもとに建築家長崎和平氏が作成した比較画像をご了承を得て紹介させていただきます。
左側:現京都会館/右側:京都市設計案
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■京都会館比較画像一覧(その1)
2012-11-22 京都会館比較画像一覧(その2)
京都会館再整備-「京都市情報館」
2012-10-01 京都会館再整備は、京都にとって、日本にとってベストの選択と言えるのか-長崎和平
長崎工作室
2012-09-17 長崎和平氏による「京都会館建て替え問題」要望書に対する京都市の回答-「文化市民局」
京都会館解体を止められない-「中国と京都と建築と」
2012-06-22 検討委員会提言を受けた基本設計内容/景観シミュレーション-「京都市情報館」
2012-09-26 京都会館の建物価値継承に係る検討委員会委員の皆様への意見書-「京都会館を大切にする会」
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by 2011-kyoto | 2012-11-20 00:00 | 2012/11