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2011-07-31 京都会館の存続を巡って-「COLUMNS」
京都会館の存続を巡って

 京都会館(京都市左京区岡崎・1960年竣工)を建て替えてオペラハウスにするという昨年末の京都市の決定はあまりに唐突だった。そこに至る経過をたどってみる。

 舞台設備が時代に合わないものとなっており、現代的な設備に改修する必要性はだいぶ前から言われていた。また耐震改修やバリアフリー改修の必要性も明らかだった。京都市では、各界の代表を集めた京都会館再整備検討委員会を設置し、検討を始めた。

 再整備検討委員会は、2005年7月13日の第1回から、2006年7月13日の第6回まで開かれた。

議事録は公表されている。
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_1.pdf(第1回)
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_2.pdf(第2回)
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_3.pdf(第3回)
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_4.pdf(第4回)
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_5.pdf(第5回)
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000005/5702/tekiroku_6.pdf(第6回)

オペラの上演に対応したホールが欲しいという意見は、興行者側の委員から出ているが、議論の中でそうした意見は、現実的な妥協点に収束していったことが読み取れる。オペラの上演に対応するホールをつくるには、C案(全面建替え)とする必要がある。しかし委員会での共通認識は、A案(建物内部の改修)またはB案(一部増築を伴う改修)という方向に落ち着いていった。

こうした議論を踏まえて2006年12月に「京都会館再整備の基本的な方向性に関する意見書」が提出された。
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000017/17030/ikensho.pdf

京都会館をどう位置づけるかについて、「オペラやバレエなどにも対応できる本格的な芸術ホールとして位置付け」という意見は、共通認識になっていない個別意見に分類されている。また競合施設との比較検討においても、対象に選ばれているのは、大阪厚生年金会館、神戸国際会館という多目的ホールであり、オペラハウスとの比較は行なわれていない。

 この意見書を基に京都市内部で検討が進められたはずだが、4年後に京都市が出した結論は、再整備検討委員会の意見書に反して、オペラハウスへの建て替えであった。

京都に国内最大級オペラ劇場 市方針、事業費100億円
 (2010年12月24日 日本経済新聞)

「京都市は同市左京区の文化施設「京都会館」を全面改修し、国内最大級のオペラハウスに衣替えする方針を固めた」とある。「全面改修」となっているが、オペラハウスは、コンサートホールとは舞台や客席のつくりが全然違うので、実際には建て替えになる。

年が明けて、京都市から正式発表となる。

□京都に最大級オペラ劇場 2000席規模を計画 市が正式発表、意見公募
 (2011年1月24日 日本経済新聞)

ここでも「改修」という表現が使われており、予備知識がない人には、これが建て替えであることがわからないような文面になっている。オペラハウスでは、舞台装置を収納するために30m以上の建物の高さを確保しなければならないが、京都会館が建つ岡崎公園は15mの高さ規制がかかっている。法規制にどう対処するかは、この記事では明らかにされていない。(現状でも建物は15mを超えているが、既存建物だということで規制が免除されている。)もし仮に、舞台や客席を地下に埋めるような案が想定されているとすれば、それは「改修」どころでは済まない話で、明らかに建て替えということになる。それに大規模な地下工事があるとすれば、100億の予算で完成するとは思えない。

 2月になってこんなニュースが飛び込んで来た。

京都会館命名権、ロームに 公募せず売却、市会委紛糾
 (2011年2月8日 京都新聞)
□「京都会館」命名権 50年で52億円 「ローム」獲得
 (2011年2月8日 読売新聞)

京都市は市議会に諮らずに水面下で交渉し、命名権(ネーミングライツ)の売却を決めたのである。

京都市は、財政再建団体に転落する寸前であり、財政的な余裕はない。事業費の半分を命名権売却で賄えるとなれば、それに飛びつくのは不思議ではない。だが、再整備検討委員会の意見書を事実上反古にしたオペラハウスへの方針転換と、ロームへの命名権売却は、リンクしているのではないか。状況証拠しかないにしても、そうした疑問が生じるのは当然だろう。いずれにしても、公共という概念のあり方がここでは問われているのだ。

 5月になって、京都市は「改修」が実は建て替えであることを認める。そして自ら定めた法規制をいとも簡単に緩和してしまう。

オペラ誘致へ建て替え案有力 京都会館再整備
 (2011年5月23日 京都新聞)
京都会館の建て替え、京都市が高さ制限緩和の方針
 (2011年6月26日 京都新聞)

5月の時点では「建て替え案有力」という報道だったが、6月には正式に「建て替え案を採用」となる。増築案と建て替え案とを比較した上での結論だとしているが、あらかじめ京都市としての結論は出ていたのだろう。「計画では、建築家前川國夫(まま)氏が設計した建物の保存改修を基本とし、その上で第1ホール(2千席)は解体し建て替える」と記事にはある。一見前川國男の設計を尊重しているかのような紛らわしい表現だ。ヴォリュームの過半を占める第1ホールを建て替えるということは、京都会館という建築を全面否定するに等しい。

 一部分だけが残ったとして、それで建築が保存されたことにはならない。空間構成が生きるのでなければ意味がない。建築は装飾ではないのだ。

 京都会館には正面と呼ぶべきものがない。あえて言えば南側(二条通り側)だが、それでも歩道がそのまま会議場の下をくぐって中庭に流れ込んでいるようで、建物の輪郭によって人の動きがせき止められることはない。中庭は、中でもあるし外でもあるのだ。その中庭に面して、第1ホール、第2ホール、会議場の入口がある。第1ホール入口のキャノピーを兼ねたテラスは、カフェテラスにつながっている。中庭に立つとき、何かの正面に向かい合うという感覚はまったくない。つまり威圧感がない。中庭にとどまるのもよし、目的とするホールに入っていくのもよし、振る舞いを人間の側にゆだねるような大らかさが、そこにはある。

Text: 斉藤昭彦 Date: 2011年07月31日 15:06

■京都会館の存続を巡って-「COLUMNS」

関連リンク
2011-08-01 京都会館の存続を巡って(続き)-「COLUMNS」
2007-11-08 京都会館再整備検討委員会-「京都市情報館」
2006-12 京都会館再整備の基本的な方向性に関する意見書-「京都会館再整備検討委員会」
2010-12-24 京都に最大級のオペラ劇場-「日本経済新聞」
2011-02-08 京都会館命名権、ロームに 公募せず売却、市会委紛糾-「京都新聞」
2011-05-23 オペラ誘致へ建て替え案有力 京都会館再整備-「京都新聞」
2011-06-23 京都会館の建て替え、京都市が高さ制限緩和の方針-「京都新聞」
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by 2011-kyoto | 2011-07-31 00:00 | 2011/07
2011-07-31 京都市政報告書-「京都市情報館」
行財政改革の推進
将来にわたり持続可能な行財政運営を推進

地方交付税及び臨時財政対策債の推移 市職員数 市債発行額

外部有識者で構成する「財政改革有識者会議」において抜本改革に向けた積極的な議論を展開。有識者会議からの提言も踏まえ,平成23年度予算では43億円の給与費の削減など,徹底的な改革を断行。平成20年度から平成23年度当初の4年間で1,444人の職員削減や市債発行額(臨時財政対策債を除く)の平成20年度比2割以上縮減,市債残高の8年連続減少を実現。リーマンショック以降の急激な財政悪化(平成20年度一般会計決算は過去最大の30億円の赤字)に歯止めをかけるため,徹底した行財政改革の推進や地方交付税の確保など全庁挙げた取組を進めた結果,平成22年度決算においては,実質収支の黒字化を実現するとともに,全会計の連結収支も大幅に改善。今後も財政構造の抜本改革に取り組みます

■刷新し、市役所を変える
■行財政改革の推進

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岡崎地域活性化推進事業
世界の人々が集いほんものに出会う「京都 岡崎」
水と緑が融合し,国内でも類を見ない多くの文化・交流施設が集積する岡崎地域。その優れた都市景観・環境を継承し,更なる魅力創出を図るための羅針盤として,「岡崎地域活性化ビジョン」を策定,平成23年7月に,ビジョン推進を担う官民連携のエリアマネジメント組織「京都岡崎魅力づくり推進協議会」を設立しました。リーディング事業として,平成23年秋には岡崎ならではの新しい夜の魅力創出にも取り組みます。
「京都岡崎ポータルサイト」のHPはこちら

京都会館再整備 平成26年度内竣工予定
建物価値を継承しつつ,より魅力的な「文化の殿堂」へ
50年以上にわたり市民の皆さんに愛され続けている京都会館。この京都の「文化の殿堂」をよみがえらせるため,現在の建物を可能な限り生かし,また,岡崎地域の景観に配慮しながら,現代のニーズに合わせた再整備を進めていきます。様々な文化的活動を誘発させる拠点,京都から世界にはばたくアーティストの登竜門となりうる拠点,京都ならではの新たな文化芸術を創造する拠点として,市民の皆さんから長く愛され,親しまれる文化施設に育てていきます。

■岡崎地域活性化推進事業
■京都会館再整備 平成26年度内竣工予定
■ひとを育て、まちを元気にする

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観光振興・MICE誘致の推進
平成22年3月「未来・京都観光振興計画2010+5」「京都市MICE戦略」策定

いよいよ旅の本質へ~世界が共感する観光都市~
旅の本質を堪能できる世界で一番のまちを目指す「未来・京都観光振興計画2010+5」,さらに,国際会議,イベント等による国際集客都市への飛躍に向け全国で初めて「京都市MICE※1戦略」を策定。「5000万人感動都市※2 」の実現を目指し,観光振興,MICE誘致を強力に推進しています。

■観光振興・MICE誘致の推進
■共汗でつくる新「京都市動物園構想」
■知恵を活かし、活力を高める

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新たな景観政策
平成19年9月から実施

京都が将来にわたっていつまでも京都であり続けるために

京都の優れた景観を守り,育て,50年後,100年後の未来へと引き継いでいくため,5つの方針を掲げ,建物の高さとデザイン,屋外広告物の規制等を全市的に見直した「新景観政策」を実施。平成22年度には,景観政策実施による影響などを様々な角度から検証した「京都市景観白書」を発行。平成23年度からは,市民・事業者の皆さんの御意見を踏まえ,市民とともに創造する景観づくりに関する仕組みの整備やデザイン基準の更なる充実,遠景デザイン保全区域の見直しなど,更に進化した景観政策を実施しています。
5つの方針
1“盆地景”を基本に自然と共生する景観形成
2伝統文化の継承と新たな創造との調和を基調とする景観形成
3“京都らしさ”を活かした個性ある多様な空間から構成される景観形成
4都市の活力を生み出す景観形成
5行政,市民,事業者等のパートナーシップによる景観形成


■新たな景観政策
■環境への高い志を共有する
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■京都市政報告書-「京都市情報館」
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by 2011-kyoto | 2011-07-31 00:00 | 2011/07
2011-07-30 つなげよう京都会館の輪100人の写真展・絵画展 応募のご案内-「岡崎公園と疏水を考える会」
つなげよう 京都会館の輪
100人の写真展・絵画展


建築家 前川國男の手で造られた京都会館。その京都会館が今、京都市により再整備されようとしています。50年の歴史の中で京都市民ひとり一人京都会館に思いがあることと思います。
そこで私達の思いを一つの形にしたいと思います。

募集期間   2011年7月13日から 7月30日まで
写真サイズ  A4サイズまたは6切のプリント写真(返却不可)
絵画サイズ  自由です。お子さんのスケッチなども歓迎です。
募集要領   写真は当会事務局にプリント済みのものを送付して下さい。
         絵画は申し込みをし、作品は当日お持ちください。
 ※写真はお名前と京都会館に対する思いや思い出を200字以内にお書きになったものを一緒に送付して下さい。絵画は申し込み用紙に同様の記入をお願いします。
 ※当日、会の者が受付をしますが、紛失やいたずらの可能性ありますので、作品については応募者が責任を持って下さい。

展示場所   みやこメッセ 1階商談室
展示期間   8月19日(12時~17時)、20日(9時~17時)、21日(9時~15時)
送付・問い合わせ先: 〒606-8342  京都市左京区岡崎最勝寺町2 ミカ内
                          岡崎公園と疏水を考える会事務局 村瀬隆也 075-751-9841


クリックすると拡大します↓
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■つなげよう 京都会館の輪 100人の写真展・絵画展 応募のご案内-「岡崎公園と疏水を考える会」

関連リンク
2011-07-13 京都会館・ウオッチングNO2/シンポジウムのお知らせ-「岡崎公園と疏水を考える会」
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by 2011-kyoto | 2011-07-30 00:00 | 2011/07
2011-07-29 京都会館改修、広く議論を 建築家 森田一弥 -「京都新聞」
京都会館改修、広く議論を 建築家森田一弥
 京都市左京区の京都会館を、世界的なオペラ公演も可能な施設に再整備(2014年度完成目標)するとの基本計画案を、市が発表した。現在の建物の保存改修を基本としながらも、第一ホールの全面建て替えを含むこの案は、建築関係者にはおおきなショックとともに受け止められた。
 日本の近代建築のなかでも傑出した作品である京都会館は、将来は重要文化財となるべき価値を持つ存在だからだ。

欧州で多いコンペ
古い建物を取り壊さず、部分改修して活用することは、世界では「常識」といえる。パリのオルセー美術館は駅舎を、ロンドンのテートモダン美術館では旧発電所を改修した建築だ。しかし、ただ使い回せば良いわけではない。オリジナルな価値を損なわないよう、市民に使いやすく新しい魅力を備えた改修設計が求められる。それは建築家としてもとても難しい課題である。
 ヨーロッパでは、公共建築の設計者は新築・改修を問わずほとんどがコンペで選ばれる。設計案を公募して市民に開示し、複数の審査員によって最も優れた案を選び、その作者を設計者として決定する。決定過程の透明性が高く、設計途中で利害関係者の圧力などで図面が変更されれうことも避けられる。
 今回の京都会館改修では、プロポーザル方式が採用されるという。コンペと違い、設計者が選ばれた後で実際のプランが作られる。これではどんな設計になるか市民にわかりにくく、優れた案が生まれるかどうかも疑問と言わざるお得ない。

 
今回のような文化的問題は、市民に情報が詳細に公表され、さまざまな場で計画のよしあしが議論されることが最も重要である。そうしたプロセスが市民一人一人の文化意識を高め、日常的に芸術を楽しもうとする生活につながるのだ。


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関連リンク
2011-08-01 建築家森田一弥氏の京都会館問題新聞記事(京都新聞)とその反応のまとめ-「Togetter」
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by 2011-kyoto | 2011-07-29 00:00 | 2011/07
2011-07-29 みなさんの声を京都市に送ってください パブリックコメント応募について
みなさま
京都市は「岡崎地域都市計画制限見直し素案」のパブリックコメント
おこない、岡崎地域まるごと高さ制限を外そうとしています。

パブリックコメントは7月26日(火)~8月22日(月)

説明会は  8月6日(土)午前10時~12時/8月9日(火)午後6時30分~8時30分

場所:京都市国際交流会館 特別会議室(第1、2回とも 定員120名)
京都市左京区粟田口鳥居町2-1
京都市営地下鉄東西線「蹴上」駅下車 北へ徒歩6分
京都市営バス「京都会館美術館前」下車 東へ徒歩10分

事前申し込みは不要、会場の定員(120名)の都合で入場できない場合有


※パブリックコメントの冊子・意見送付用紙は、市役所案内所、区役所・支所、都市総務課、都市計画課、景観政策課、市街地景観課、風致保全課、建築指導課、京都市景観・まちづくりセンターにありますが、ネットで京都市の情報館に、募集中の市民意見(パブリックコメント)欄があります。そこの「岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けた都市計画制限等の見直し素案について」を開けていただければ、ダウンロードできます。

※冊子の2 用途地域の変更(5頁)と3 地区計画の指定(6頁から)が、特に大切な部分です。
意見を出されるときには、例えば、下記のような言いたい結論をはっきり書いてから次に思いを書いて下さい。
前文が長いと何を言いたいのかわからないと思われるかもしれません。

・京都会館改築を前提とした地区計画による高さ制限の引き上げには反対です。
・現在の高さ制限の上限15メートルを31メートルに引き上げることは、岡崎地域の景観を破壊するもので許せません。
・岡崎通の東側を第二種住居地域に指定することは、パチンコ等をよびこみ、閑静な住環境の破壊を招くもので、認めることはできません。


みなさんの、岡崎公園一帯や京都会館を思う気持ちをパブリックコメントで出して下さい。

岡崎公園と疏水を考える会
事務局・連絡先:〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町2  村瀬隆也 075-751-9841

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■岡崎公園と疏水を考える会

関連リンク
2011-07-26 岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けた都市計画制限等の見直し素案について(歴史的風致維持向上計画の変更(重点区域の拡大等))
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by 2011-kyoto | 2011-07-29 00:00 | 2011/07
2011-07-28 京都会館を知っていますか?-「京都の近代建築を考える会」
京都の近代建築を考える会 学習会
「京都会館を知っていますか」

日時:2011年7月28日(木)19:00~21:00
場所:ウィングス京都 2階会議室1-2
講師:松隈洋氏(京都工芸繊維大学教授)
参加費:会員/無料、一般/500円

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by 2011-kyoto | 2011-07-28 00:00 | 2011/07
2011-07-26 岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けた都市計画制限等の見直し素案について(歴史的風致・・
岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けた都市計画制限等の見直し素案について(歴史的風致維持向上計画の変更(重点区域の拡大等))
[2011年7月26日]
広報資料
平成23年7月26日
都市計画局 (景観政策課 電話075-222-3397)

岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けた都市計画制限等の見直し素案について

 岡崎地域は,「水」と「緑」が融合し,国内でも類を見ない多くの文化交流施設が集積する,京都の近代化のシンボル的な地域であり,市民をはじめ,国内外から年間延べ500万人を超える方々が訪れる「国際文化観光都市」京都の顔となる重要な地域です。

 京都市では,昨年7月に公募市民,有識者,地元や各界関係者19名からなる「岡崎地域活性化ビジョン検討委員会」を設置し,官民様々な主体が連携しながら岡崎地域を更に魅力的な地域とするためのビジョンの検討を進め,本年3月,『岡崎地域活性化ビジョン~世界の人々が集い ほんものに出会う「京都 岡崎」~』を策定しました。

 そして,この岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けて,ビジョンに掲げる「優れた都市景観・環境の将来への保全継承」「世界に冠たる文化・交流ゾーンとしての機能強化」「更なる賑わいの創出」を図るため,都市計画制限等の見直しを行うこととしました。

 つきましては,各制度の見直しの素案について,市民の皆様から広く意見を募集するとともに,説明会を実施します。

1 都市計画制限等の見直し素案の主な項目

⑴ 特別用途地区の指定・特別用途地区建築条例の制定
⑵ 用途地域の変更
⑶ 地区計画の指定
⑷ 風致地区特別修景地域の指定
⑸ 屋外広告物規制区域の種別の変更
⑹ 歴史的風致維持向上計画の変更(重点区域の拡大等)

2 市民意見募集
募集期間
平成23年7月26日(火曜日)~平成23年8月22日(月曜日)
配布場所

素案を記載したパンフレットを7月26日(火曜日)から,都市総務課,都市計画課,景観政策課,市街地景観課,風致保全課,建築指導課,市役所案内所・区役所・支所,京都市景観・まちづくりセンターで配布します。また,同日から,ホームページでも掲載します。
提出方法

郵送,ファクス,持参又は電子メールのいずれかで提出してください。(様式は自由です。市民意見募集用パンフレットには御意見記入用紙を添付しています。)
提出先

都市計画局都市企画部都市総務課(京都市役所北庁舎5階)
〒604-8571 (住所不要)
FAX 075-222-3689
電子メール tokeika@city.kyoto.jp

3 説明会の開催

(1) 日時:第1回 平成23年8月6日(土曜日) 午前10時~正午
       第2回 平成23年8月9日(火曜日) 午後6時30分~午後8時30分

(2) 場所:京都市国際交流会館 特別会議室(第1回・第2回とも 定員120名)
      (住所)京都市左京区粟田口鳥居町2-1
      (交通)京都市営地下鉄東西線「蹴上」駅下車 北へ徒歩6分
          京都市営バス「京都会館美術館前」下車 東へ徒歩10分

市民意見募集用パンフレット,御意見記入用紙

市民意見募集用パンフレット,御意見記入用紙
pdf広報資料(ファイル名:kouhousiryo.pdf サイズ:144.41 キロバイト)
pdf岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けた都市計画制限等の見直し素案について(ファイル名:okazakisoann.pdf サイズ:3.36 メガバイト)
→《ミラーサイト》
doc御意見記入用紙(ファイル名:ikennkinyuu.doc サイズ:53.50 キロバイト)
→《ミラーサイト》


特別用途地区建築条例に関すること
 都市計画局 建築指導部 建築指導課
特別用途地区,用途地域,地区計画に関すること
 都市計画局 都市企画部 都市計画課
風致地区特別修景地域に関すること
 都市計画局 都市景観部 風致保全課
屋外広告物規制に関すること
 都市計画局 都市景観部 市街地景観課
歴史的風致維持向上計画に関すること
 都市計画局 都市景観部 景観政策課


歴史的風致維持向上計画の変更(重点区域の拡大等)

 現行の京都市歴史的風致維持向上計画の概要や,重点区域拡大を予定している岡崎地域及びその周辺の吉田地域に関連する歴史的風致の拡充案などをまとめた変更(案)の概要資料を作成しましたので,ご参照ください。

京都市歴史的風致維持向上計画の変更(案)<概要>
pdf京都市歴史的風致維持向上計画の変更(案)<概要>(ファイル名:henkouangaiyou.pdf サイズ:2.63 メガバイト)

4 今後の予定

8月1日号市民しんぶん(全市版)において,市民意見募集及び説明会の開催についてお知らせします。

(1) 特別用途地区建築条例について

    平成23年11月 条例改正案を市会に提案

    平成24年 2月 改正条例の施行

(2) 特別用途地区,用途地域,地区計画について

    平成23年11月 都市計画案の縦覧,意見書の受付

    平成24年 1月 都市計画審議会への付議

           2月 都市計画の決定告示

(3) 風致地区特別修景地域について

   平成23年10月 美観風致審議会への諮問

   平成24年 2月 特別修景地域の告示

(4) 屋外広告物規制区域について

   平成23年10月 美観風致審議会への諮問

   平成24年 2月 種別の変更の告示

(5) 歴史的風致維持向上計画について

   平成23年10月 美観風致審議会への諮問

         11月 国への認可申請

お問い合わせ
都市計画局都市景観部景観政策課
電話: 075-222-3397 ファックス: 075-222-3472


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■岡崎地域活性化ビジョンの実現に向けた都市計画制限等の見直し素案について(歴史的風致維持向上計画の変更(重点区域の拡大等))-「京都市情報館」

関連リンク
2011-10-03 京都市・京都府の総合特区申請について-「京都市情報館」
2011-05-02 「岡崎地域活性化ビジョン」ができました!-「京都市情報館」
2011-03-09 第4回岡崎地域活性化ビジョン検討委員会-「京都市情報館」
2011-07-21 京都会館…5施設の高さ規制見直し案 文化機能特化-「京都新聞」
京都新聞  政治・社会アーカイブ  京都市新景観条例
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by 2011-kyoto | 2011-07-26 00:00 | 2011/07
2011-07-25 「京都会館」問題シンポジウム開催のお知らせ-「京都会館再整備をじっくり考える会」
「京都会館」問題シンポジウム 開催のお知らせ

  日時:7月25日(月)19時~22時
  場所:京都会館 第一会議室

  〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町13番地
  TEL:075-771-6051(代)
  交通アクセス こちら 

プログラム:
1.松隈 洋-建築文化の根底が揺らいでいる―「京都会館」問題の背後にあるもの
(京都工芸繊維大学 美術工芸資料館教授、京都会館再整備検討委員会委員)
今起きている「京都会館」の取り壊し問題は、広く日本の近代建築、ことに戦後モダニズム建築の危機の縮図です。その背景にあるより大きな流れである「都市再生特別措置法」(2002年)の孕む問題点を含めて、私達の身近な都市環境がどのような状況に遭遇しているのか。いくつかの事例を取り上げながら、広い視点で考えてみたいと思います。

2.西本 裕美-「京都会館再整備基本計画」を読み解く
(京都会館問題をじっくり考える会)

3.松野 精-京都に<オペラハウス>は必要か?~京都会館再整備計画に対する市民の立場~(武庫川女子大学情報メディア学科教授 /京都のシンクタンク主任研究員として関西の文化施設整備構想に長年携わる)
京都会館再整備計画の内容はもとより、ここに到るプロセス、市民の合意形成の欠如、専門的な検討や計画策定の手順・責任の不透明さなど、この問題を市の行政と市民との関係のあり方の基本にかかわる問題としてトータルに取り上げます。
 また再整備計画を批判する側の観点についても、実演家や建築家の観点だけでなく、劇場とその利用形態との関係についての考え方をふまえて、何のため、誰のための計画なのかを見極め、再整備初期投資や将来のメンテナンス費用などを負担する納税者としての市民の視点から、このような再整備のあり方が妥当かどうかを問いかけたいと思います。

4.中島 晃-京都会館問題と法的対応について
(弁護士 まちづくり市民会議代表)

5.ディスカッション

主催:京都会館再整備をじっくり考える会
jikkuri.kyoto@gmail.com
当日用の緊急連絡先 090-3926-4329(西本)



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2011-07-05 京都会館再整備の経緯と現状を知る勉強会 参加のご案内-「京都会館再整備をじっくり考える会」
2011-07-05 京都会館再整備の経緯と現状を知る勉強会-「京都会館再整備をじっくり考える会」
2011-07-05 「京都会館再整備の経緯と現状を知る勉強会」終わりました。-「右舷日記」
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by 2011-kyoto | 2011-07-25 00:01 | 2011/07
2011-07-25 シンポジウム開催予定のご案内-「京都会館問題をじっくり考える会」
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by 2011-kyoto | 2011-07-25 00:00 | 2011/07
2011-07-25 「京都会館再整備基本計画」を読み解く-西本 裕美-「京都会館再整備をじっくり考える会」
「京都会館再整備基本計画」を読み解く-西本裕美-「京都会館再整備をじっくり考える会」

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■「京都会館再整備基本計画」を読み解く-西本裕美-「京都会館再整備をじっくり考える会」

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by 2011-kyoto | 2011-07-25 00:00 | 2011/07