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2012-02-29 国際会議できる環境を 京都会館再整備で要望書 京都商議所-「MSNニュース」
国際会議できる環境を 京都会館再整備で要望書 京都商議所
2012.2.29 02:13

 京都商工会議所(立石義雄会頭)は28日、平成24年度から京都市が再整備工事に着手する京都会館(左京区)で、多言語同時通訳などのコンベンション機能を充実させ、国際会議が開催できる環境を整備するよう求める要望書をまとめたと発表した。29日、市に提出する。

 立石会頭は28日の定例会見で「観光の量から質への転換において重要」と説明。要望では、プレゼンテーションに効果的な視聴覚機材、録音・録画機能のほか、施設内外でのデータのやりとりや通話が円滑にできる通信環境-などを確保するよう明記した。

 商議所によると、国際会議や研修旅行で訪れる滞在者は一般旅行者に比べて滞在期間が長く、消費額が高い傾向がある。経済波及効果が大きく、地域活性化にもつながるが、市内には会議設備が十分に整った施設が少なく、国際会議の開催件数も年々減少しているという。


■国際会議できる環境を 京都会館再整備で要望書 京都商議所-「MSNニュース」
京都商工会議所
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by 2011-kyoto | 2012-02-29 12:57 | 2012/02
2012-02-29 京都会館の建物価値継承に係る検討委員会 第4回会議の開催について-「京都市情報館」
京都会館の建物価値継承に係る検討委員会 第4回会議の開催について

広報資料
平成24年2月28日
文化市民局(文化芸術都市推進室文化芸術企画課 366-0033)
京都会館の建物価値継承に係る検討委員会 第4回会議の開催について

 「京都会館の建物価値継承に係る検討委員会」では,建て替えを行う第1ホールの外観デザイン等について有識者の皆様に御意見をいただき,京都会館の優れた建物価値をどのように次代に継承していくかを検討しています。

 この度,第4回会議を下記のとおり開催しますので,お知らせします。
開催日時 平成24年3月6日(火曜日) 午後6時から午後8時30分まで(予定)
開催場所 職員会館かもがわ 2階 大会議室 
  京都市中京区土手町通夷川上る末丸町284
  電話 075‐256‐1307
   (開催場所は,下記のPDFファイルを御参照ください。)

開催場所の案内図はこちらです
pdf職員会館かもがわ(ファイル名:accessmap.pdf サイズ:156.53 キロバイト)

内容(予定)
 (1) 京都会館の建物価値及び外観デザインの検討
 (2) その他

会議の傍聴
  (1) 傍聴定員は,15名とします。
    (報道機関の方には,別に座席を設けます。)
  (2) 傍聴の受付方法
    当日の午後5時30分から午後5時45分までの間に受付にて整理券をお渡しします。
    傍聴希望者が定員を超えた場合は,抽選により傍聴者を決定します。
  (3) 会場に駐車場はありませんので,お越しの際は公共交通機関を御利用ください。

委員会事務局
 京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課  075-366-0033
 京都市都市計画局公共建築部企画設計課           075-222-3640

広報資料はこちらです
pdf広報資料(ファイル名:240228kouhousiryou.pdf サイズ:211.33 キロバイト)
<2月28日発表>


■京都会館の建物価値継承に係る検討委員会 第4回会議の開催について-「京都市情報館」


■京都会館の建物価値継承に係る検討委員会関連記事

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by 2011-kyoto | 2012-02-29 00:00 | 2012/02
2012-02-24 所論緒論 京都会館は誰のものか 松隈洋 -「日刊建設工業新聞」
所論緒論 京都会館は誰のものか 松隈洋 京都工芸繊維大学教授
 なぜこのような粗雑で乱暴な計画に基づく公共建築の取り壊しが、開かれた専門家の議論も市民の合意形成もないまま、一方的な形で進むのだろうか。2010年12月24日、「京都に最大級オペラ劇場」の記事が『日本経済新聞』トップに掲載された。「京都会館」問題の唐突な始まりである。

 「京郎会館」は、1960年、戦前に倒壊した岡崎公会堂の再建を求めた市民の声を受け、京都の戦後復興の象徴として、指名コンペで選ばれた前川國男の設計によって建設された。峻工時には、日本建築学会賞などを受賞し、近年では、日本を代表する近代建築としてDOCOMOM0100選にも選ばれた。このため、2011年3月までに、DOCOMOMO Japanの代表日本建築学会の会長名で保存要望書が市長に提出された。

 その後、2011年6月に京都市が策定した「再整備基本計画」では、「建物の価値を継承」と謳われているものの、過半を占める第1ホールをすべて取り壊し、「世界水準のオペラが巡回する」奥行き20メートル、高さ27メートルの巨大な舞台をもつ新たな劇場を建てる、という計画内容も明らかとなった。現在、9月にプロポーザルで選定された香山壽夫氏によって基本設計が進められている。また、これと平行して、学識経験者8人による「建物価値継承に係る検討委員会」も設置され、「建て替え」を前提に審議が続けられている。いずれも本年度末に終了する予定だ。一点、2007年に市が新景観政策によって定めた現行20メートルの高さ制限では建て替えは不可能なため、急きょ2012年1月に開催された都市計画審議会で31メートルへ緩和する措置が決定された。すべては建設ありきで突き進んでいる。

 それにしても、厳しい財政状況にあるはずの京都市において、なぜ「世界水準のオペラ」を求めるのか。市は90億円にのぼる建設財源として、「地域活性化総合特区」による国の交付金と、地元大手半導体メーカーのローム社への命名権の売却益50億円を充てると発表した。そして、報道によれば、同社から「世界的なオペラなどを誘致できる舞台に機能拡充するよう」求められたのだという。実は、2010年3月の「基本計画案」(*)では、京都会館は、これまで大規模な改修を実施してこなかったために「様々な問題を累積的に抱えている」こと、しかし、構造躯体であるコンクリートの中性化の状態は「良好」で補修によって寿命を延ばすことが「可能」なこと、そして、建物の高さは、「市街地から山並みを眺望できるスカイライン形成をめざす新景観政策の主要項目であるため」、「高さ緩和は容易ではない」と明記されていた。こうして、建て替えではなく、既存舞台の改修が提案されたのである。ここに議論の大きな断絶と不透明なプロセスが横たわっている。

 このままでは、バランスを欠いた過剰な要求を無理やり押し込んだ建物が既存部分に無粋に接続されて、京都会館は建築としての生命を失う。そして、高さ15メートルの水平庇によって建物の両さを低く抑えつつ全体を統一し、寺院の屋根を模した勾配屋根とすることで周囲の景観と調和していただたずまいは、墓石のような舞台のボリュームが疎水沿いに出現して、致命的に破壊されてしまうだろう。建築は誰のものなのか。

 問われているのは建築界の見識だと思う。2011年10月には、京都市弁護士会からも改築の「取りやめも含めて再検討すべき」と意見書が出された。なぜこれほど危うい市民不在の計画に、本来その問題点を誰よりも理解しているはずの建築家や建築史家が乗ってしまうのか。第1ホールは今なお76%の稼働率で使われている。むしろ、現況にていねいな改修を施し、その個性と歴史を尊重して重要文化財を目指しつつ、市民の普段づかいを高める方法の提案こそ求められている。建築界は、建築文化の何を守り、何を育てるのか。京都会館はその試金石として目の前にある。

(*)2010年3月の「基本計画案」は現在非公開となっている


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■所論緒論 京都会館は誰のものか 松隈洋 京都工芸繊維大学教授-「日刊建設工業新聞」

2011-12-15 所論緒論 京都会館改修に思う 馬場璋造 建築情報システム研究所代表 -「日刊建設工業新聞」
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前川國男 現代との対話

松隈 洋 / 六耀社



2010-12-24 京都に最大級のオペラ劇場-「日本経済新聞」
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2011-10-21 岡崎の用途地域変更反対意見書-「京都市弁護士会」
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by 2011-kyoto | 2012-02-28 13:16 | 2012/02
2011-12-15 所論緒論 京都会館改修に思う 馬場璋造 建築情報システム研究所代表 -「日刊建設工業新聞」
所論緒論 京都会館改修に思う 馬場璋造 建築情報システム研究所代表

 1960年に前川國男氏が設計した「京都会館」の改修が問題になっている。京都会館は京都市の岡崎公園にあり、近くには平安神宮、京都美術館、京都近代美術館、府立図書館などがある文化地区である。

 2005席の第1ホール、933席の第2ホール、国際会議場などがL字型に並び、高さは27.5メートルに抑えられている、それも既に規定除外を受けた高さである。外観はアールの付いた庇が特徴的であり、翌1961年に同じ前川氏の設計した「東京文化会館」へと繋がる。しかしコンサートホールは音響や設備などの問題で、ここ数年はほとんど使われていない。築後50年経って劣化している部分があることもあって、それを改修して多目的ホールとして使えるようにしようとプロポーザルがあり、香山壽夫氏が選ばれた。

 先般、京都交響楽団の指揮者であった井上道義氏にお会いする機会があって、京都会館の改修の話しをお聞きしたところ、コンサートホールとして今のままでは使えない、改修もやむを得ないが、オペラにも使えるようにするという新聞報道を読んで、それではフライ部分が大きくなり、景観的に影響するのではないかと危惧している、と言われていた。

 改修設計者の香山氏に直接聞いたところ、オペラをするにしても、京都へは規模を小さくして持ってくるため、フライ部分が高くなるのは、2.5メートル程度で、外観のデザインは、すべて保存するか踏襲し、巨大な壁にならない。それよりも反り上がった庇の上端の幅が6センチしかなく、その劣化にどう対処するかが問題だ、と語った。いずれにしろ香山氏のデザインならば、環境を乱すことはないと考える。

 通常、建築は使われなければ意味がない。使われなくとも文化財として保存すべき建築もあろうが、それは予備も入れて日本で1世紀に10作品である。京都会館がそれに値するとは思えない。手を入れることで使い続けられるならば、それが正解ではないか。

 改修に反対する会の声明書の冒頭に「近代建築を代表する作品である」と書いてあるが、本当にそうであろうか。保存を主張する代表格の一人である鈴木博之氏が監修した「新建築」の別冊「建築20世紀PART2」の中で選んだ、1950年から1991年までの日本を含む世界の代表的建築200作品余りの中に、「京都会館」はない。

 建築の保存を望むのであれば、第一に所有者や使用者の意見を重視したい。愛着のある建築であれば、自ずと保存に向かう。建築家や建築史家の意見も大切であるが、それには社会を説得し得る学術的に明確な論拠が必要になろう。専門家が論拠を明らかにしないで主張するのは正しくない。
 建築の保存を求めるのであれば、それは既に存在するものであるから事前にリストアップし、論議を尽くした上、建築界として公認されたシステムに載せるのが当然であろう。問題になってはじめてその建築の保存を言うのは泥縄で、専門家の取るべき姿勢ではない。

 日本DOCOMOMO(ドコモモ)100選に選ばれたのがその論拠だとすれば、論拠が弱い。保存を前提にドコモモが選んだわけではなく、またその選択がオーソライズされてはいない。その100もの建築を時代に残すべきだというのは、社会常識に反している。

 保存、修復、建て替えは建築界だけの問題ではない。所有者や使用者を含めた社会問題である。保存を主張するのならば、社会が納得するような説明こそ、専門家に求められる。まして修復であれば、使用を求める社会的判断の方のウエートが大きくなる。事実、私もそうだが、修復に賛成する建築家や音楽関係者、京都市民も多い。
 保存を絶対視せず、現実を冷静に直視し、建築の歴史的価値を評価することから、保存か修復かの論議を始めなければならないのではなかろうか。

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■所論緒論 京都会館改修に思う 馬場璋造 建築情報システム研究所代表

2012-02-24 所論緒論 京都会館は誰のものか 松隈洋 -「日刊建設工業新聞」

馬場璋造プロフィール
『都市の再生とこれからの建築界のあり方』馬場璋造氏(株式会社建築情報システム研究所・代表取締役)に聞く

信頼される建築家像

馬場 璋造 / 王国社


2011-09-12 京都会館基本設計業務受託者(香山壽夫建築研究所)技術提案書(閲覧用)-「京都市」
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2011-12-18 第2回シンポ「京都会館のより良き明日を考える」講演 鈴木博之
Docomomo Japan
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by 2011-kyoto | 2012-02-28 12:32 | 2011/12
2012-02-28 京都会館の再整備に際しコンベンション機能充実の要望について-「京都商工会議所」
京都会館の再整備に際しコンベンション機能充実の要望

2012年2月28日

京都市長 門川 大作 様

京都商工会議所 会 頭 立石 義雄
観光産業特別委員会 委員長 南 隆明

京都市におかれましては、日頃から市民生活の向上、市内産業の振興へのご尽力、また本所事業に対するご指導、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度、京都会館再整備計画の具体化が検討されつつあると伺っております。
貴市が策定された「未来・京都観光振興計画2010+5」並びに「岡崎地域活性化ビジョン」、及びその策定に至るまでの検討委員会における協議内容を踏まえ、京都会館再整備にあたっては、京都のMICE 環境を高めるため、国際会議をはじめとした国内外のミーティング、インセンティブツアー、イベント・展示会・見本市等の会場としての機能を兼ね備えた施設への整備が望まれるところであります。
MICE は、国際相互理解の増進、人的交流を通じた地域振興、経済への多大な波及効果等、数多くのメリットを都市にもたらし、将来的にも成長が期待される有望分野であり、貴市「京都市MICE 戦略」にもMICE 振興の必要性が明記されています。しかしながら京都は現在、東京や横浜などの他都市に比べ、このMICE 施設で大きく立ち遅れています。この結果、国際会議等の開催件数が伸び悩んでいます。
今回の京都会館再整備は、京都のMICE 環境を高める絶好のチャンスです。新しい京都会館は、文化・芸術の拠点という位置づけとともに、コンベンションセンターとしての機能を兼ね備えた施設にしていただくことが強く求められます。市中心部の風光明媚な場所に立地し、周辺に多くの文化施設やユニークベニューが集積するという地域特性を生かせば、岡崎地区は、質の高いMICE を開催できるという点で、世界でも比類なきMICE 地区になる可能性を持っています。
このような認識から、京都会館の再整備に際して、コンベンションセンターとして必要不可欠な環境である以下の機能を盛り込んでいただくことを強く要望致します。
京都市におかれましては、京都の都市格やブランドイメージ向上の大きな柱であり、未来の都市活力を創造する、新しい知識集約型産業であるMICE の振興に向けて、十分なご配慮をいただきますようよろしくお願い申し上げます。


1.国際会議を運営するための最新鋭の視聴覚設備と利用環境の整備
多くの国々からの参加者が集まる国際会議を開催するには、コンベンションバックアップ機能が不可欠である。
① 多言語同時通訳
② 効果的なプレゼンテーションならびに双方型コミュニケーションを可能とする視聴覚機材、録音・録画機能
③ 施設内および施設外とのデータのやり取り、通話などを円滑に行うためのインターネットをはじめとする通信環境また、状況に応じ、例えば京都市勧業館など、他会場との同時中継ができることも必要となる。これらの情報通信機器の技術進歩は速く、今後、新たな機材の出現もありうるが、上記①~③の機能を確保したうえで、常に最新の機材やシステムを設営ならびに利用できる設備環境を整えられたい。

2.分科会が開催できる複数の会議室、質の高いパーティを開催できるレセプションスペースの設置
一定規模以上の会議では、全体会議終了後に分科会が開催され、また、人間関係を広げ、深めるためのパーティも会議開催に伴う魅力と位置付けられている。複数の会議が開催できる会議室、質の高いパーティが開催できるレセプション可能なスペースを確保されたい。

3.京都市勧業館(みやこめっせ)等との連携

隣接する京都市勧業館(みやこめっせ)は、展示ホールが充実しており、小規模な会議室も備えている同館と連携すれば、展示会を同時開催する会議などの開催も可能になる。ただし現状では、各施設の管理主体が異なっていることなどから、利用者(会議主催者)にとって、手配しやすい状況にはない。その結果、岡崎地区
全体として見た場合、機会ロスを発生させていると考えられる。
利用者の利便性を向上させるためにも、岡崎地区の潜在力を活かすためにも、京都会館と京都市勧業館などエリア内の各施設が連携し、一体的に利用できる方策を検討されたい。

以 上

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■京都会館の再整備に際しコンベンション機能充実の要望について-「京都商工会議所」

2012-02-29 国際会議できる環境を 京都会館再整備で要望書 京都商議所-「MSNニュース」
2012-01-16 選挙:京都市長選 支援者ら2000人、門川氏を激励 左京で総決起大会 /京都-「毎日新聞」
2011-09-27 門川氏に立候補要請 京都市長選、2期目へ医療など7団体-「京都新聞」
2010-05-01 「産業」視点に立った 観光(集客)政策への転換を 南 隆明さん
2011-03-28 「未来・京都観光振興計画2010+5」及び「京都市MICE戦略」の策定について
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by 2011-kyoto | 2012-02-28 00:00 | 2012/02
2012-02-27 ヨーロッパからの手紙-「I love Kyoto-Kaikan」読みました
ヨーロッパからの手紙-「I love Kyoto-Kaikan」読みました

Subject: xxです 「I love Kyoto-Kaikan」読みました
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〇〇様
ドイツ以東はすごい寒波で、-10℃になる日が続く中欧です。

京都の市長選で現職の再選が決まったようで、事態はなし崩し的に進んでゆくのでしょうね。
当方、正月休みにネットで「I Love Kyoto Kaikan」のブログに巡りあい、そこに掲載されている資料からことの顛末が見えてきました。
そして「基本設計検討案」を実際に目にして、色々と考えさせられました。

第一印象は、無理に無理を重ねているといった感じ、設計案としての良し悪しとは違ったレベルの話です。
改築という限られた枠のなかで舞台機能と客席数が主たるテーマとなり、劇場に一番大切な表回りの空間のグレードが疎かになっているように見受けます。
喫茶店だって駅前のホテルだって、化粧室や入り口・ロビー周りには気を配るものですが、ここではそういった空間が、既存のボリュームから舞台と観客席を差し引いたところに詰め込まれている。
空間に気分を高揚させるようなものが感じ取れないのです。

ちょっとしたオペラだと、幕間の模様替えで20-30分の休憩は当たり前、ロビーで休むことが想定されます。ドリンクを片手に歓談したり景観を眺めたり、でもそれがゆっくりできるスペースは?
そこには真の意味で劇場のホワイエと呼ぶに足る、主導者側がめざすという「国際的スタンダード」にふさわしい、質と広がりをもつ空間が見当たりません。
というかこの基本設計、既存の京都会館を与条件の下で目指されているような劇場に止揚することが不可能に近いということ、その証しのように思われました。
にもかかわらず、プロジェクトは着々と進んでいるようですね。

問題を、二つ挙げることができると思います。

その一つは、劇場としての建物に求めるクォリティーに関して。

そもそもスポンサーが条件として要求するオペラ上演の場とは、どういうものなのでしょうか。
ヨーロッパの大きな劇場は、そのホームページで独自の建物を紹介していますが (このこと自体が箱物の位置付けを暗示しています)、中からいくつか、私が実際に体験したことのある劇場のリンクを2,3ご紹介したいと思います。

ドレスデンのゼムパー・オパー:
http://www.semperoper.de/jp/haus/2587/aussenansicht.html
さすがですね、日本語版がありました!

ウィーンのシュターツ・オパー:
http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node/home/opernhaus/panoramatour/Panoramatour.en.php
さすがですね、左欄下をクリックすると舞踏会の様子がみられます。

パリのバステューユ・オペラ
http://www.operadeparis.fr/L_Opera/Opera_Bastille/visite_virtuelle.php
#FaceBastille2 und 3
比較的新しい建築としての評価は分かれますが、ホワイエのゆったり感は適宜です。

これらに感じられるある種共通する質、スポンサーはそれを想定しているのだと思います。
他方、単純に一般消費者としての立場からすれば、どうでしょうか。
チケットは平均で5万円くらいでしょうね。だとすれば、オペラに行くのは高級レストランで食事をするにも似た、ちょっとした出来事で、それがのちのちの語り草になるような経験であってほしい。
建築にも、それに値するような空間が用意されているのが好ましいと思います。
ときには人溜まりから外れたところで、静かな会話を交わしたいこともあるでしょう。でも通過交通のための空間を差し引くと、ホワイエにそういう空間はあまり残りません。
入り口から直行で客席に入り、終わるとまっすぐ帰るしかないスペース。それが観客にマイナスと映っても仕方ありません。ちなみにそういう観客に対する配慮は、日生劇場には数多くみられます。
また出演者は、客席の裏にある無窓の楽屋で出番に備えるわけですが、長い廊下が上演に不都合をもたらさないでしょうか。

二つ目の問題、それはプロジェクトの進行方法です。

なかでもヤバイのは、市の担当部署が独自に策定し、ことあるごとに制限として 持ち出す「基本計画」の存在。それが学識経験者と市民の意見に裏付けられた客観的かつオープンなも のでない以上、それは単なる一つのバージョンにすぎないわけで、最終的な拘束力を持つものではありません。
ですから、「建物価値継承に関わる検討」という役割を演じる委員の諸氏が、建築の専門家としてそれを問うことは正当ですし、彼らの発言に苛立ちが垣間見られても、なんら不思議はありません。
フライタワーの高さや中庭への増床、一階部分を見通しにといった事項、これらが論議の対象になるだろうことは、建築学会が意見書を提出した2011年3月の段階で分かっていたわけで、市当局はその気になればそれなりの準備できたはずだし、そうすべきであったと考えます。

すこし、ドイツ語圏と比べてみましょう。

こちらでは一般に当局がことを進めるにあたって、案件をとりまく諸条件が事前に外部の専門家によって分析され、GoあるいはNo Goのサインが出されます。そ してGoとなれば、実際にプロジェクトとしてシュミレーションすることが建築家に発注されます。そのプロセスにおいて、実現性とその難易度が明らかとなり、場合によっては与条件の見直しにもつながります。
ここで大切なのは、これらの準備調査が専門家に委託されるということです。次のステップへ進むにあたって必要な、確固たるベースを獲得するためです。建築的な案件の場合、次のステップは設計コンペです。

現在の京都会館をめぐる状況は、内部の指針に基づいて内部の建築家に基本設計してもらい、ある程度の小言を聞きながら時間をかせいで着工にこぎつけようとする、とでも いえば当たっているでしょうか。
ちなみに、「基本設計検討案」の現状を叩き台だと看做すとすれば、その平面計画的な無理をフードバックして、与条件の変更について考えを巡らせることもありだろう、と考えます。

例えば、設定規模を少し縮小すること。そうすればもう少しゆとりのある空間ができるだろうし、時代に逆行するかたちでエネルギーをより消費するガラスのホワイエを付け加える必要もない。
それはまた、びわ湖ホールとの不毛な競合を避けることにもつながります。
室内楽のブームが静かに続いていますが、たとえば欧州では、室内歌劇という ジャンルがファンたちに好評を博しています。
ウィーンでも、正式なオペラ座とオペレッタ専用劇場に続き、伝統ある小さいな劇場が1200席ほどの第三のオペラとして復活しました。日本でもブームにな るポテンシャルはあると思います。
少し小さめで親密な響きのする玄人的なホールをもって仕掛けること、文化的テイストと先進性を自認する京都に相応しい企画なのではないでしょうか。

でも現実は異なります。いったいこの先どうなるのでしょう。
基本設計者と建築専門委員諸氏との中庭を巡っての意見の相違は、それをマネージする仕組みが存在しない関係上、埋まらないでしょう。時間切れが来て、「建物価値継承に係る検討委員会」の活動が単なる後付けのアリバイ工作に止まってしまうのでしょうか。

しかしやっぱり私は、京都会館の行く末を考えている様々な立場の人たちに、そのベクトルの向きの僅かな違いを乗り越えて共に妥協点に到達することをお願い したいと思います。
ダメな場合は、後世の人が経過を客観的に考証できるように、現存の京都会館を建築として追体験することが出来るような、意匠的かつ技術的観点から企画されたDVDの作成をお願いします。
建築がいまだに文化としては根付いていない日本の現状からすれば、それをもって保存とみなすことも余儀ないことなのかもしれません。
保存要望書を提出して断られ、プンとしていたって、状況はまったく変わらないのですから。実際のフォローとアクション、これを当事者の方々にお願いしたい。
ちなみに心斎橋のそごう、誰かDVDに撮ってくれたのでしょうか。

最後にもう一つ。
ドイツの東南端に位置し、空襲で大打撃を受けたドレスデン。旧ザクセン王国の首都たるこの街の景観は「エルベ河畔のフィレンツェ」と呼ばれるに相応しい見事なものですが、 そのアンサンブルに画竜点睛ともいうべきアクセントを加えたのは、19世紀の建築家ゴットフリー ド・ゼムパーです。
その名も示すとおり、ドレスデンのゼムパー・オパーの設計者なのですが、彼は そのフライタワーにギリシャ建築の外観を与えました。
誰も注目しない事実ですが、対岸からの眺めると非常に効果的であることがわかります。消すばかりが脳ではないこと、京都に必要な着眼点です。

以上、昨年末に岡崎を歩く機会があったということで、思わず長くなってしまいました。
季節柄ご自愛を。
2012年2月  xx

PS: ドレスデン、エルベ河岸の写真リンクです。数葉繰ればまだ何枚かみつかります。
http://www.aviewoncities.com/gallery/showpicture.htm?key=kvege0231

■ヨーロッパからの手紙-「I love Kyoto-Kaikan」読みました
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by 2011-kyoto | 2012-02-27 00:00 | 2012/02
2012-02-27 平成24年度京都市予算案事業概要 文化市民局 京都会館再整事業他-「京都市」
平成24年度京都市予算案事業概要
文化市民局


事務事業名 京都会館再整備事業
予算額 341,900千円

新規・継続の別 継続
政策的新規充実予算枠・局配分枠等の別 政策的新規充実予算枠
担当課 文化芸術都市推進室文化芸術企画課(366-0033)

[事業実施に至る経過.背景など]
平成22年に開館50周年を迎えた京都会館は,近代建築を代表する外観を持ち,府内で唯一の2,000席を有する「京都の文化の殿堂」として,また,岡崎地域のシンボルとして長きにわたって市民の皆様に愛されてきた。
 しかしながら,経年とともに施設全体の老朽化が進み,現行の耐震基準やバリアフリー基準等を満たしておらず,舞台や各種設備機能についても近年の利用者のニーズに対応しきれていない状況にある。とりわけ,舞台が他ホールに比べて狭小であり,近年,他に新たなホールが建設されたことにより,京都会館での公演が見送られるといった事態も生じている。
 こういった状況を踏まえ,これまでの歴史と愛着を受け継ぎ,今後とも市民の皆様に愛され,交流の場となるホールであり続けるため,平成23年6月に基本計画を策定した。現在,平成24年5月末までの予定で基本設計業務を行っており,それと並行して日本を代表するモダニズム建築として高い評価を得ている京都会館の建物価値を次代に継承していくため,建て替えを行う第一ホールの外観デザイン等について検討する委員会の意見を反映し,再整備を行う。

[事業概要]
平成24年度は,実施設計と現京都会館の第一ホールの解体,京都会館から美術館別館に供給されている配線・配管設備の付け替え工事及び再整備後の運営の検討について取り組んでいく。
 なお,このうち,実施設計については,基本設計の進捗に合わせて積算を行い,必要となる経費を明らかにした段階で予算化する。

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■平成24年度京都市予算案事業概要 文化市民局 京都会館再整事業他-「京都市」


2012-02-02 「平成24年度当初予算編成における政策的新規・充実予算枠要求事業」の公開について

2012-02-17 京都市一般会計7381億円 12年度当初予算案 -「京都新聞」他
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by 2011-kyoto | 2012-02-27 00:00 | 2012/02
2012-02-25 キー子さん-「京都岡崎一期一会」
キー子さん
明日、ウチの娘が平安神宮で結婚式すんねん。
おめでとうございます。
一人娘でさぞかしお寂しくなりますね。
娘が新洞小学校の時、合唱で京都会館に出ましてね・・・と思いで深く話されてました。
キー子さん近所の食堂にお勤めで31年前からがんばってはって、良く僕も行きました。
京都会館の職員の方とか毎日来てはって、移動になると寂しい思いになりました。
でも、こちらの方にお立ち寄りになると寄って下さるので嬉しいですね。
楽屋にも出前も行ってますし、観光協会にもよく行きます。

京都会館とはウチと一緒で行っても切り離せない存在。
京都会館が建て直しになると死活問題。建て直しても事務局は無くなるし、これまでの出し物が帰ってこない可能性もあるしね。

岡崎公園は愛犬のお散歩で良く行っていた。人も動物も共存できる場所ですね。
この環境をそっとしておいて欲しい。


■キー子さん-「京都岡崎一期一会」

京都岡崎一期一会
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by 2011-kyoto | 2012-02-25 00:00 | 2012/02
2012-03-01 京都会館2,3月催し物案内-「京都会館」
京都会館2,3月催し物案内-「京都会館」
クリックすると大きくなります↓
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2月<催し物/内容等> (順不同)
石川さゆり コンサート2012
NIGHTMARE TOUR 2011-2012
京都幼児音楽フェスティバル
京都労演2月例会 幹の会+リリック「王女メディア」
平成23年度 商工会議所永年勤続優良従業員表彰式
第26回 京都市小学校「大文字駅伝」大会
JEUGIA SUPER FES
第25回 市民邦舞会
第26回 京都市小学校「大文字駅伝」大会
民謡のつどい
GLAY
Hilcrhyme(ヒルクライム)
ミュージカル「アテルイ」公演
第14回 関西ステージマーチングフェスティバル
八神純子 コンサートツアー2012
第528回 読売名画鑑賞会
第4回 会員義務研修会
同窓会コンサート 東日本大震災復興支援コンサート
第42回 京の郷土芸能まつり
綾小路きみまろ 爆笑スーパーライブ
■2月<催し物/内容等>案内

3月<催し物/内容等>
スリーハンサムズ コンサート
サワダ音楽院創立80周年記念
ドラマチック・タンゴ
美川憲一 コンサート2012
健康づくり講演会
京都市職員採用ガイダンス
桂 文珍  独演会2012
第529回 読売名画鑑賞会
天下一品 PRESENTS 創業40周年記念豪華競演 天下一品歌祭り
LIVE KIDS vol.22
スキマスイッチTOUR 2012"musium"
第10回記念 京都バレエ・ブリランテ
京都文教中学高等学校吹奏楽部第22回定期演奏会
平成24年度 京滋地区春季実践倫理講演会
Studio Claudia Vol.20 Dance Festival 「PLEASURE2012」
平成24年度診療報酬改定点数説明会
■3月<催し物/内容等>案内



■京都会館2,3月催し物案内-「京都会館」
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by 2011-kyoto | 2012-02-24 17:58 | 2012/03
2012-02-24 京都会館理事長への手紙-「財団法人京都市音楽芸術文化振興財団理事長」
京都会館理事長への手紙

魅力ある,快適な,利用しやすい施設の実現を目指して

財団法人京都市音楽芸術文化振興財団
理事長

ご利用者の皆様のお声をお聴きすることには,京都市の指定管理施設の開かれた運営管理を進めていくうえで最も大切なことです。
また,魅力と個性にあふれた施設づくりのためには,ご利用者の皆様のお知恵とお力をいただき,皆様と共に作り上げていくことが,大変重要であります。
どうぞ,日々のご利用やご来館でお気づきになられた,皆様の資重なご意見・ご要望・ご提案を私にお寄せください。
皆様からいただいたお声につきましては,誠実にお答えし,速やかに施設運営に反映できるよう努めてまいります。
今後とも当財団の施設運営へのご参加と変わらぬご支援,ご協力を,よろしくお願い申し上げます。
o I理事長への手紙」は京都コンサートホール事業課が担当しております。
(075-711-2980)

こちらから用紙をダウンロードの上、ご自由にご送付ください
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by 2011-kyoto | 2012-02-24 08:00 | 2012/02