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2013-05-30 今日の梅雨の中の京都会館-「twitter」
今日の梅雨の中の京都会館
@duggertype2さんのツイッターより
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■今日の梅雨の中の京都会館-「twitter」
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by 2011-kyoto | 2013-05-30 23:59 | 2013/05
2011-07-29 偶然の出会い、京都会館-「中国と京都と建築と」
偶然の出会い、京都会館

それは偶然の出会い。

20年ほど前大阪に住んでいた頃、大学で共に建築を学んだ友人と2人で京都の街をふらついていた。カッコイイ建築が目に入り、近づく。“京都会館”だ。ピロティ、バルコニーを行ったり来たり。その時は階段や手すりのディテールに目がいった。

恥ずかしながら最初は京都会館が前川國男の建築とは知らなかった。前川國男と言えば、まず東京文化会館が頭に浮かぶが、威圧的な雰囲気が好きでない。その印象から前川國男は好きな建築家でもなく、興味もなかった。

興味を持ったのは江戸東京たてもの園(小金井)で偶然前川國男自邸を見てから。木造で大屋根と中央棟柱が印象的な堂々とした民家風立面。吹抜けの居間兼食堂がとても気持ち良い。その後前川國男に関する本なども読むようになった。写真と図面しか見ていないが、弘前市にある「木村産業研究所」も好きな建築だ。

そして、3年ほど前の京都に住み始めて間もない頃、南禅寺へ行ったときだったろうか、偶然京都会館と再会した。「なんて、美しいんだろう!」その時の率直な感想。

今は府立図書館への行き帰り、京都会館の前を通るのが僕のお気に入りのコース。

「やっぱり建築は陰影がなければ」

「ピロティ、中庭、心地いい」

「西側壁面が夕日でオレンジに輝いている」

「骨格がきちっとして美しい」

「ピロティの向こう、通りまで視線が抜ける」

「バルコニーが絶妙なリズム感をつくっている」

「ケヤキ並木との相性が最高、建物に影も落としている」

そばを通る度に色々なことを感じさせてくれる。こんな美しくすばらしい建築、世界にいくつもない。

■偶然の出会い、京都会館-「中国と京都と建築と」

2012-09-17 長崎和平氏による「京都会館建て替え問題」要望書に対する京都市の回答-「文化市民局」
2013-02-25 「残すべき建築」/松隈洋-「中国と京都と建築と」
2011-08-08 美しき京都会館-「中国と京都と建築と」
2012-10-01 京都会館再整備は、京都にとって、日本にとってベストの選択と言えるのか-長崎和平
2012-11-22 京都会館比較画像一覧(その2)
2012-11-20 京都会館比較画像一覧(その1)
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by 2011-kyoto | 2013-05-29 23:27 | 2011/07
2013-04-19 京都会館住民訴訟判決:ご支援いただいた皆様へのご報告とお礼-「岡崎公園と疏水を考える会」
2013年4月19日

「京都会館解体差し止め訴訟」京都地裁判決にあたって-ご支援いただいた皆様へのご報告とお礼

岡崎公園と疏水を考える会


疏水沿いの柳にも緑の芽吹きが感じられる春がやってきました。一昨年に「岡崎活性化ビジョン」が発表されて以来、私たちは岡崎公園の緑と景観を守るために、また前川國男の名建築―京都会館の保存・改修をめざしとりくんできました。その際に多くの皆様のご支援、ご協力いただき、本当にありがとうございました。
 
さて、新聞報道などでご存知かと思いますが、3月21日京都地方裁判所は多くの傍聴者がつめかける中「京都会館解体差し止め請求」に対し「市による建てかえは政策判断として著しく不合理でその裁量逸脱または濫用したものといえない」として「請求棄却」の判決を下しました。極めて不当な判決であり、容認することはできません。この間、ご支援、ご協力いただいたにもかかわらず、私たちの力が及ばず残念な結果となり、心からおわび申し上げます。

ただ、判決内容をよくみると、「第1ホールの解体は京都会館の財産的価値に重大な変更をもたらすもの」と住民訴訟の意義を認めた上で、京都会館の文化的価値について「高い評価を受けてきた」と認定しました。さらに、市の「岡崎活性化ビジョン」の記載などをふまえると、「世界水準のオペラの招聘目的があると認められるが、・・・新しい第1ホールで上演することはできない」とも認定しました。全体としては京都市の「第1ホール解体」を「著しく不法とはいえない」などと「追認する」ものですが、この間の地域住民、京都市民、多くの専門家の皆様の声の正当性や高まりを、一部反映せざるを得ないものともなりました。

  「京都会館」は長年にわたり市民ホールとして多くの市民に親しまれ、京都府の吹奏楽コンクールや近隣の学校の文化行事にも活用され、多くの思い出を子どもたちに残す場でもありました。また回廊のようなデザイン・屋根の形など風を良く通し、東山の景観ともよく調和した近代建築の傑作とも言われる極めて価値の高い建築物です。当初「保存・改修」の方向で検討されていたものが、突如第1ホール解体・建て替えへと舵が切られ、1万数千筆の「保存・改修を求める」署名日本建築学会長京都弁護士会長はじめ、多くの専門家、文化人のみなさんの「保存」を求める意見、ユネスコの諮問機関「イコモス20世紀の文化遺産に関する国際学術委員会」の「取り返しのつかない害を及ぼし、美と調和を破壊する」と再考を求める声を振り切って、「解体」が強行されたものです。 
 
「京都会館」の解体は強行されましたが、多くの人びとの心にその文化的価値が刻まれ、「岡崎公園一帯の豊かな緑と伸びやかな景観を守りたい」という強い願いは地域住民、京都市民そして全国へと大きく広がりました。こうした強い願いを今後も大切に生かし、頑張ってくださった弁護団のご協力も得ながら、住民・市民のみなさんとともに力を合わせ、「緑豊かな岡崎」「静かな岡崎」を守り、「住みやすいまちづくり」をめざしがんばっていきます。皆様の更なるお力添えをよろしくお願い致します。

■京都会館住民訴訟判決:ご支援いただいた皆様へのご報告とお礼-「岡崎公園と疏水を考える会」

2011-05-02 「岡崎地域活性化ビジョン」ができました!-「京都市情報館」
2013-03-21 京都会館住民訴訟 判決文
2013-03-22 京都会館:解体工事住民訴訟 原告の請求棄却−−地裁判決/京都-「毎日新聞」
2012-05-17 京都市に京都市職員措置請求(監査請求)、要望書、署名等を提出してきました
2011-03-18 京都会館保存要望書-「社団法人日本建築学会」
2012-05-17 京都会館第一ホールの改修及び岡崎地域の景観保全に関する意見書-「京都弁護士会」
2012-08-26 京都市長宛:「イコモス意見書」京都会館再整備基本設計に対する意見書-「ICOMOS ISC20C」
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by 2011-kyoto | 2013-05-28 15:57 | 2013/04
2013-05-27 京都市美術館評議員会の開催及び「京都市美術館将来構想の策定」に係る諮問-「京都市情報館」
【広報資料】京都市美術館評議員会の開催及び「京都市美術館将来構想の策定」に係る諮問について
2013年5月27日

広報資料

平成25年5月27日
文化市民局(美術館 電話771-4107)

 京都市美術館の運営に関する事項について調査及び審議をするため,京都市美術館評議員会を下記のとおり開催しますので,お知らせします。
 なお,当日,門川市長から本評議員会に対し,「京都市美術館将来構想の策定」について,諮問します。

1 京都市美術館評議員会について
(1)日時 平成25年6月5日水曜日 午前10時~午前11時30分
(2)場所 京都市美術館 応接室
(3)出席予定者 京都市美術館評議員(別紙のとおり)
門川大作京都市長,奥美里文化市民局文化芸術担当局長,潮江宏三美術館長ほか
(4)次第
ア 開会
イ 挨拶
ウ 議事
  「京都市美術館将来構想の策定」に係る諮問
  平成24年度事業報告,平成25年度事業計画
  その他

2 傍聴について
(1)人数 先着10名(記者席を含む。)
(2)受付 傍聴の受付は,当日午前9時30分から会場前で行い,定員になり次第,受付を終了します。

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■京都市美術館評議員会の開催及び「京都市美術館将来構想の策定」に係る諮問について-「京都市情報館」
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by 2011-kyoto | 2013-05-27 00:00 | 2013/05
2013-05-25 北浜「住友ビル」保存へ…モダン建築の価値重視-「読売新聞」
北浜「住友ビル」保存へ…モダン建築の価値重視

三井住友銀行は、大正期に建設され、築90年近くになる大阪本店ビル(大阪市中央区)を建て替えず、保存することを決めた。大規模な改修工事にあたって、建て替え案も浮上していたが、歴史的な価値が高い建物を守るべきだと判断した。外観はそのままに内側に耐震板を設けるなどして耐震性向上を図る。

 大阪本店ビルは、関西の金融の中心地である北浜にある。地上6階、地下1階の建物は、延べ床面積約3万4000平方メートルで、重厚感にあふれる。住友財閥の本拠地として、当時の建築技術の粋を集め、1926年(大正15年)に完成。大阪市民には「住友ビルディング」として親しまれてきた。

 クリーム色の外壁は、美しく仕上げるため、古墳時代の石棺にも使われた兵庫県西部産の竜山石(たつやまいし)を粉砕してから張りつけている。現在では高価すぎて再現できない工法という。店内には、精巧な彫刻が施されたギリシャ建築様式の12メートルの柱が立つ。

 戦後の一時期は、建物の一部が、連合国軍総司令部(GHQ)の拠点になったことでも知られる。文化財には指定されていないが、建築家や研究者らが見学に訪れることもある。

 耐震性の向上やスペースの有効利用などを図るため、5年ほど前から、約50年ぶりとなる大規模な改修工事の検討が始まった。建て替える案や、東京・銀座の歌舞伎座のように後方に高層ビルを建てる案なども議論されたが、歴史的価値の高い建物をそのまま残すべきだという意見が多かった。

 95年の阪神大震災でも損傷せず、現在の建築基準に照らしても十分な強度があることがわかり、建て替えはしないという結論になった。同行の中田久義管理部長は「当時の危機管理意識の高さに驚かされた」と話している。

 今回の改修工事は、大災害があっても建物内で仕事が続けられるようにするためのものだ。内側から柱の間に板を渡し、耐震性をさらに高めるほか、川の氾濫に備えて高さ1・2メートルの防潮板を造ることにした。工事は今月から始め、2015年4月までに終える予定だ。近代建築に詳しい京都工芸繊維大の石田潤一郎教授は「モダンで洗練された大傑作で、次代に残すことは社会的意義がある」と評価している。
(2013年5月25日 読売新聞)

■北浜「住友ビル」保存へ…モダン建築の価値重視
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by 2011-kyoto | 2013-05-26 07:27 | 2013/05
2013-05-25 本野精吾設計 栗原邸(旧鶴巻邸/1929年竣工)一般公開のお知らせ
本野精吾設計 栗原邸(旧鶴巻邸/1929年竣工)一般公開のお知らせ

公開日:2013年5月25日(土)・26日(日)・6月1日(土)・2日(日)
公開時間:10:00~17:00
ギャラリー・トーク:5月26日(日)・6月2日(日)14:00~15:00

所在地:京都市山科区御陵大岩17-2 google map
    京都市営地下鉄東西線御陵駅下車 2番出入口から北方面へ徒歩約10分
入場料:一般1,000円/学生500円(資料代込み)
申込み:不要
備考:駐車場はありませんので、お車での来場はお断りいたします。
   各自スリッパ(上足)をご持参ください。
   会場内での飲食は禁止いたします。

主催:栗原邸保存研究会
後援:DOCOMOMO Japan/京都工芸繊維大学文化遺産教育研究センター
問い合わせ:栗原邸保存研究会(担当:笠原一人)
      E-mail : kasahara@kit.ac.jp / FAX : (075)724-7250

 この建物は、染色家で京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)校長、鶴巻鶴一の邸宅として1929年に建設されたものです。設計者は同校教授であった建築家・本野精吾(1882-1944)。当時最先端の工法「中村式鉄筋コンクリート建築」による特殊なコンクリートブロックで建てられたモダニズム建築です。しかしウィーン分離派やアール・デコの影響を受けたと思われる装飾的で表現的なデザインも見られ、時代の転換期に生み出されたものであることを感じさせます。モダニズム建築の保存に関する国際組織DOCOMOMO Japanより、優れた日本のモダニズム建築の1つとして選定されるなど、近年その文化財的評価が高まっています。
 建物は老朽化により傷んでいましたが、2011年度より京都工芸繊維大学大学院の教育プログラム「建築リソースマネジメントの人材育成」(2013年日本建築学会賞教育賞受賞)の一環で、学生とともに修復作業を行いました。現在までに屋上防水と室内3部屋の修復が終了しています。修復はまだ途中段階ですが、この建物の文化財的価値や修復の成果をより多くの方々にご覧いただきたく、所有者の栗原眞純氏のご協力により、期間を限定して公開することになりました。多数のご来場をお待ちしております。

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by 2011-kyoto | 2013-05-25 11:39 | 2013/05
2013-05-22 鉄筋やれんが造りの歴史建造物、京都市が建築基準法適用外にー「京都新聞」
鉄筋やれんが造りの歴史建造物、京都市が建築基準法適用外に

京都市は、歴史的な建造物を増改築する際、建築基準法が適用されず、安全性を確保しながら伝統的意匠を保存できる独自制度の対象に、鉄筋コンクリートやれんが造りなどの近代建築物を加える。これまでは京町家など木造建築物だけを対象としてきたが、さらに現状の姿を保存し活用するのが狙いだ。9月議会に関連条例の改正案を提案する。

 新たに対象とするのは、建築基準法施行日(1950年11月23日)以前に建築され、景観的・文化的に特に重要として位置づけられた木造以外の建築物。市によると、市役所本庁舎や京都工芸繊維大本館、旧毎日新聞社京都支局のビルなど約360棟が対象になるとみている。

 市内には古い木造・近代の建築物が多く残る。町家特有の構造を残す改修は現行の防火基準に合わず、町家減少の一因にもなっていたため、市は昨年4月、木造建築物を基準法の適用外にできる条例を全国で初めて制定した。

 近代建築物には不特定多数の人が利用する施設が多く、耐震、防火への安全性が求められるが、増改築の際、建築基準法を適用すると耐震補強で現状を維持できないケースもあり、対象に加える。

 木造と同様、所有者が価値を保存しながら増改築したい場合、火気使用の限定、防炎カーペットの設置など地震・火災対策の向上策を記した保存活用計画を市に提出する。その後、市建築審査会の同意を経て、市は基準法の適用外とする。

 市建築指導課は「歴史的価値を守りながら安全性を確保できる仕組みにしたい」としている。
【 2013年05月22日 23時00分 】

■鉄筋やれんが造りの歴史建造物、京都市が建築基準法適用外にー「京都新聞」

2013-05-21 「京都市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例(仮称)」に関する市民意見募集について
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by 2011-kyoto | 2013-05-25 00:19 | 2013/05
2013-05-21 「みんな、民主主義に飢えている」 小平市の住民投票に挑む哲学者、國分功一郎さん
「みんな、民主主義に飢えている」 小平市の住民投票に挑む哲学者、國分功一郎さん

「素敵なところでしょう」。雨上がりの雑木林に踏み入った國分さんの表情が和らいだ。ここは「小平中央公園」。クヌギやコナラの落葉樹が立ち並び、渡り鳥が長旅の羽を休める中継地にもなっている。住民たちは散策や虫採りをして雑木林の自然に親しんできた。
 高崎経済大学准教授で、哲学書としては異例のベストセラーとなった「暇と退屈の倫理学」の著者である國分さんも、自宅からほど近いこの雑木林で、論文や著書のための思索の時を過ごした。
 しかし、この雑木林を潰して4車線幅36mの都道を建設する計画が持ち上がっている。國分さんがこの「小平都市計画道路3・2・8号線」計画を知ったのは、2010年に東京都が開いた説明会に参加した時だった。國分さんは説明会でそれまでにない経験をしたという。
現在の民主主義にある「単純な欠陥」

「バットで頭を殴られたような衝撃を受けました。説明会ではまず、この道路がどれほど必要なのかを説明するビデオを見せる。その後で質問コーナーが設けられているのですが、司会をしている東京都の職員によって、答えに対して再び質問をすることが禁じられました。つまり一方的に説明するだけで住民と対話する気など全く無い。行政がいちど道路を作る決定したら、僕らには本当に何もできないのだと、思い知らされたんです」
 それでも國分さんは最初、楽観視していた。これだけの人が反対しているのに建設できるはずがないと思っていた。ところが事態は逼迫していた。國分さんは、東京都による国土交通省への事業認可申請が間近に迫っていること、ひとたび事業認可されてしまうと、東京都には強制的に事業を執行する権利が与えられてしまうことを知る。なんとかしたいという思いから、住民投票の実現に向けて動き出していた住民グループに参加することになる。

 そのグループ、「小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会」は、昨年末から年始にかけて街頭で署名集めを行い、法定必要数の約2.5倍にあたる7183筆の署名を集めた。予想を超える住民からの反響。市長が住民投票に反対する意見を付したにも関わらず、市議会は実施へと踏み切った。しかし、住民投票以外に、民意を行政に反映させる方法はなかったのだろうか。
 「ありませんでした。行政の決定に住民がオフィシャルに関われる制度というのは本当に限られていて、住民投票は最後の手段でした。しかも、この住民投票も、首長や議会のリコールの場合とは異なり法的拘束力はないんです。僕らは民主主義の社会に住んでいるなんて言われているけれど、実際に許されているのは数年に一度議会に代議士を送り込むことだけ。つまり立法府に少し関われるだけです。実際に物事を決めているのは行政なのに、行政の決定にはほとんどアクセスできない」

 現在の民主主義の背景には哲学が長い時間をかけて作ってきた理論がある。「でも、そこに単純な欠陥があった」と國分さんは哲学者の目で分析する。
 「これまでの政治理論は、どうやったら議会、すなわち立法府が民意を十分に反映できるかについてずっと考えてきました。その前提には、議会こそが物事を決定する機関であるという考えがあった。でも、実際には行政が物事を決めているのだから、住民が行政の決定プロセスに関われなければ意味がないのです。それなのに、行政は単なる執行機関だという建前があるから、住民が行政の決定プロセスに関われなくても民主主義を標榜できてしまう」

「住民が行政の決定プロセスに関われる手段はわずかながらあります。でも、最近よく見るパブリック・コメントは実際には全く尊重されない。自治体が作った諮問委員会に住民が参加できることもありますが、これも非常に限られている。実は国も、住民が行政の決定プロセスに関われない現状を憂慮していて、2011年1月、大型公共施設の建設に限り住民投票に法的拘束力を持たせるという地方自治法の改正案を用意していました。ところが、なんと、地方の議会・首長の連合組織である『地方六団体』の反対にあって潰されたんです」
 彼らの言い分はこうだった。「議会制民主主義の根幹を揺るがす」。 
 「議会制民主主義が反民主主義的たりうることを、こんなに分かりやすく示してくれる事例が他にあるでしょうか」。國分さんは言う。
政治に慣れていなのは、住民の側も同じだ。政治運動の挫折と市民運動の形骸化は日本人に強い政治アレルギーをもたらしてきた。しかし、國分さんたちの活動はこれまでの運動とは少し毛色が異なるという。「皆がとてもビジネスライクにやっていますね。問題解決型の運動です」
 「確かに署名集めをしていて、政治アレルギーを感じたこともありました。でもこのアレルギーって、ただ『反対、反対』って言っていた人たちへのものなんです。だから工夫してやっていけば、反応は変わる。最近思うのは、この国の人たちは政治に無関心なんて言われているけれど、実はこんなにも民主主義に飢えていたのかということです。何かを訴えてもすぐに議会と行政に潰されて嫌な思いをするから、無関心のふりをしてきただけなのです」

 國分さんの語る新しい民主主義は、住民としての率直な声であり、民主主義の理論を担ってきた哲学者からの提言でもある。哲学者カントは「悲惨な失敗を通じて人間は進歩する。これが歴史だ」と語ったという。國分さんは言う。「政治アレルギーをもたらした時代の失敗を経て、いま新しい運動が生まれてきているのでしょうね。カントやフロイトが歴史について言っていたことは正しかったんだなぁと思います。人間が進歩しているって感じますよ」
 もしかしたら、その「進歩」が5月26日に小平市で起こるかもしれない。住民投票の投票率50%突破に向け、國分さんたちは動き始めている。

■「みんな、民主主義に飢えている」 小平市の住民投票に挑む哲学者、國分功一郎さん -「THE HUFFINGTON POST」

東京都小平市公式HP
小平市で都内初の住民投票 投票率50%未満開票せず(05/21 08:02)-テレ朝NEWS
小平市で都内初の住民投票告示 都道路計画見直し巡り -「日本経済新聞」
國分功一郎
2011-07-13 知性の最高の状態—内田樹『最終講義』-「Philosophy Sells...But Who's Buying?」

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by 2011-kyoto | 2013-05-21 23:42 | 2013/05
2013-05-21 「京都市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例(仮称)」に関する市民意見募集について
【広報資料】「京都市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例(仮称)」に関する市民意見募集について
2013年5月21日

広報資料
平成25年5月21日
都市計画局(建築指導部建築指導課 電話222-3620)

「京都市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例(仮称)」に関する市民意見募集について

鉄筋コンクリート造やれんが造の近代建築物等を,安全性を確保しながら保存・活用する,全国で初めての制度を本市が独自で創設することについて,市民の皆様からの御意見を下記のとおり募集します。

                                 記

1 制度創設の目的

 京都市内には,鉄筋コンクリート造やれんが造の近代建築物等が多数存在し,景観的,文化的に重要な要素となっていますが,大規模な改修等を行う際には建築基準法に適合することが求められ,景観等を残しながら保存・活用することを難しくする一因となっています。

 こうした建築物には,不特定多数の方々が利用する施設も多く,より一層,安全性を確保しながら保存・活用するための仕組みの整備が求められています。

 本市では既に,京町家等の伝統的な木造建築物については,平成24年4月に「京都市伝統的な木造建築物の保存及び活用に関する条例」を施行し,安全性等を確保しながら保存・活用するための仕組みを整備しております。

 そこで,この条例を改正し,鉄筋コンクリート造やれんが造等の木造以外の建築物等も新たに条例の対象とし,建築基準法の適用を除外して本市独自の安全性等を確保する仕組みを適用することで,現行法では困難であった景観的,文化的に重要な建築物の改修や機能更新を可能とし,安全性の向上を図る全国で初となる制度を創設します。

2 新たに対象とする建築物

  これまで,条例の対象建築物については木造建築物としていましたが,条例改正により以下の建築物も対象とします。

 (1)建築基準法の施行日(昭和25年11月23日)以前に建築された木造以外の建築物で,景観的,文化的に特に重要なものとして位置付けられたもの。

 (2)木造・木造以外のいずれについても,対象建築物には,現に解体された建築物で,その建築材料を用いて原形を再現しようとするものを含むこととします。
 ※詳細についてはリーフレット参照

3 市民意見募集の概要
 (1)募集期間
  平成25年5月31日(金曜日) ~ 平成25年6月30日(日曜日)

 (2)意見募集リーフレットの入手方法
  平成25年5月31日(金曜日)から,建築指導課,市役所案内所,区役所・支所等で配布します。
  また,こちらからもダウンロードできます。

 (3)提出方法
  郵送,FAX,電子メールのいずれかで提出してください。
  (様式は自由です。意見募集用リーフレットには意見提出用紙を添付しています。)

 (4)提出・問合せ先
  〒604-8571 京都市都市計画局建築指導部建築指導課(住所記載不要)
  電話 075-222-3620
  FAX 075-212-3657
  電子メール kenchiku-sidou@city.kyoto.jp

広報発表資料について
広報資料・リーフレット
広報資料(PDF形式, 202.41KB)
リーフレット(PDF形式, 347.37KB)


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■「京都市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例(仮称)」に関する市民意見募集について-「京都市情報館」
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by 2011-kyoto | 2013-05-21 00:00 | 2013/05
2013-05-21 京都会館周辺案が発表(賑わいスペース事業プラン)-「ゆびきり政治」
京都会館周辺案が発表(賑わいスペース事業プラン)

音楽、演劇等、永年京都文化芸術の舞台となってきた京都会館が再整備されることになりますが、この再整備に伴い、現在まで、会議で使用していた会議棟を、市民や観光客の新たな憩いの場として賑わいスペースを設置することになりました。プランは、プロポーザル方式で、(株)浜野総合研究所カルチャ・コンビニエンス・クラブ(株)の共同事業体が提案されたプラン案が採用され、このほどこの案を基本に事業計画が提示されました。

1Fには、ブック&カフェ、ギフト雑貨販売、ロッカー&クロークサービス、2Fは、レストラン、ラウンジ、ロビーは、休憩スペース、インフォメーション、ギャラリー、その他、キオスク、レンタサイクルや、ビッフェサービス機能が配置されることになる予定です。

また、こうした賑わいスペースを軸に、様々なイベントも企画されています。1F書店内では、書籍著者によるトークショーやサイン会の開催、アーティストによるトークショーやミニライブの開催、地元ラジオ局による公開録音、地元有識者による文化教室の開催、2Fのレストラン等では、京都会館イベントと連動したライブ、ディナーショー、大学教授、書籍著者による講演会、パネルディスカッション、ミニシアター映画上映会、ロビーでは、京都在住アーティストによる展示会、洋書・古書の販売会、音楽情報の提供、中庭等では、地元農家による朝市の開催、ファッションショー、講演会、陶芸市、フリーマーケット、野外ライブイベント等、まさに岡崎に来たくなる計画案です。

今後のスケジュールは、平成25年9月に再整備工事着工、平成25年度中、貸館予約受付開始、平成27年8月竣工、平成28年1月にオープンの予定です。

事前に行った200名による市民インターネットアンケートでも、カフェや喫茶店(88%)、安心して利用できるきれいな公園(87%)、レストラン(86%)、観光案内(66%)、コンビニ(64%)、コインロッカーやクローゼット(56%)、書店(52%)、レンタサイクル(45%)について、それぞれ高い率で利用要望がありました。
2013年5月21日 (火) 22時10分

■京都会館周辺案が発表(賑わいスペース事業プラン)-「ゆびきり政治」
京都市議会議員 大道よしとも

(株)浜野総合研究所
カルチャ・コンビニエンス・クラブ(株)
5月21日/10時00分/くらし環境委員会/付託議案審査等/審査内容
2012-09-04 京都会館再整備における賑わいスペース事業プラン作成者の募集について-「京都市情報館」
2012-06-05 京都会館再整備工事に係る基本設計について-「京都市情報館」
2012-06-22京都会館再整備工事 入札公告について-「京都市情報館」
2011-09-12 京都会館基本設計業務受託者(香山壽夫建築研究所)技術提案書(閲覧用)-「京都市」
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by 2011-kyoto | 2013-05-21 00:00 | 2013/05