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2014-09-11 小澤さん、京都でオペラ指揮へ ロームシアター開館事業-「京都新聞」
小澤さん、京都でオペラ指揮へ ロームシアター開館事業

京都市と市音楽芸術文化振興財団は11日、2016年1月に開館するロームシアター京都(旧京都会館、左京区)のオープニング事業について、主なラインアップを発表した。小澤征爾さん指揮の喜歌劇「こうもり」をはじめ、ロシアのバレエや京都に根づく能楽、日本舞踊など23公演が1年間にわたって催される。

 開館日の1月10日は約2千人収容のメインホールで京都市交響楽団(京響)の演奏会と記念式典を開く。715席のサウスホールでは能の観世流と金剛流、狂言の大蔵流が公演する。

 以降、メインホールでは、ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーと京響が共演する「くるみ割り人形」(1月)や、京都五花街の芸舞妓と新橋(東京)、金沢、博多の芸者らによる舞踊(1月)、ワレリー・ゲルギエフさんが芸術総監督を務めるロシアのオペラハウス「マリインスキー劇場」の京都初公演(10月)などがある。サウスホールでは、京舞井上流家元の井上八千代さんプロデュースの日舞(1月)や京都会館で恒例だった市民寄席(年間5公演)などを予定。

 「こうもり」は小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトとして2月にメインホールで上演。小学生対象の入門公演も計画している。

 オープニング事業検討委員長を務めた小澤さんは「京都に(本格的な)オペラができるホールがなかったので、大変うれしい。京都市がつくったオーケストラが刺激になって日本のあちこちでオケが生まれたように、このシアターから大きな動きが出てきてほしい」と語った。

■ 小澤さん、京都でオペラ指揮へ ロームシアター開館事業-「京都新聞」
2014-09-16 ロームシアター京都の主要なオープニング事業の発表について-「京都市情報館」
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by 2011-kyoto | 2014-09-11 00:00 | 2014/09
2014-05-22 旧京都会館の建築確認取り消し請求、市建築審が退ける-msnニュース
2014.5.22 02:06
旧京都会館の建築確認取り消し請求、市建築審が退ける

 京都市が建て替え工事を進めているロームシアター京都(旧京都会館、京都市左京区)の建築確認を取り消すよう市民グループが求めた審査請求について、市の建築審査会が「判断権限がない」として、請求を棄却・却下したと21日、グループ側が明らかにした。裁決は9日付。グループは訴訟も検討するとしている。

 市民らは、旧京都会館の敷地周辺の高さ規制は一律15メートルなのに、この区域に限って市が上限を31メートルに緩和したのは違法などと主張していたが、裁決は、いずれも建築審査会に判断権限がないとして退けた。

 一方、条件を満たせば高さ規制を超えてもよいとした市の判断について、規制を緩めると景観維持はおぼつかなくなると指摘。「市が建築する建物については例外的な扱いをすべきではなく、より厳しく律する必要がある」と付言した。

 グループ側代理人の中島晃弁護士は「高さ規制を骨抜きにしようとしたことに警鐘を鳴らしたことは注目できる」としている。

■旧京都会館の建築確認取り消し請求、市建築審が退ける-msnニュース

2013-12-06 旧京都会館建て替え:建築確認取り消し求め住民ら請求書 /京都-「毎日新聞」
2014-03-14 公開口頭審査のお知らせ
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by 2011-kyoto | 2014-05-22 00:00 | 2014/05
2014-04-10 今春も「岡崎十石舟」就航/京都-「トラベルニュース」
今春も「岡崎十石舟」就航/京都

京都市左京区で「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」の運航が3月27日に始まった。新緑が映える5月6日までで、4月13日までは夜桜を楽しめる夜便も出る。

琵琶湖疏水をめぐる十石舟は2003年から毎年実施。南禅寺畔を起点に約3㌔を25分で往復する。疎水沿いには400本以上の桜並木が続く。

27日の出発式で、京都市の門川大作市長は「京都市動物園には12月にラオスから象が4頭くる。2年後にロームシアター京都もオープンする」と岡崎界隈のにぎわいづくりを紹介。「十石舟で岡崎の魅力を楽しんでもらいたい」と話した。

また、京都岡崎魅力づくり推進協議会の塩江宏三代表は「岡崎エリアの情報発信を目的に岡崎手帖のアプリや岡崎コンシェルジュのホームページを立ち上げ地域活性に取り組んでいる。十石舟も推進していきたい」。

十石舟めぐり実行委員会を代表し、京都府旅行業協同組合の山本芳孝理事長は「年々、十石舟の知名度が上がってうれしい。お客様に喜んでもらえるよう取り組んでいく」と決意していた。

昼便は9時30分―16時30分の間に15分ごと(閑散期は30分)に出発する。4月13日までの夜間は20時30分まで。料金は大人1千円。

■今春も「岡崎十石舟」就航/京都-「トラベルニュース」
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by 2011-kyoto | 2014-04-10 00:00 | 2014/04
2014-04-01 村野藤吾設計の八幡図書館解体へ…北九州市-「読売新聞」
村野藤吾設計の八幡図書館解体へ…北九州市

2014年04月01日 15時41分

文化勲章受章者の建築家・村野藤吾(1891~1984年)が設計した北九州市八幡東区の市立八幡図書館と八幡市民会館の存廃問題で、市は31日、図書館を解体すると発表した。

 市民会館も2015年度末で利用を停止するが、建物は民間利用を前提に地元住民らと活用方法を検討する。

 市の説明では、図書館機能は同年度末をめどに、近くの九州国際大文化交流センターに移転する方向で調整しており、蔵書を移した後、建物を解体する。建て替えが計画されている市立八幡病院の機能拡充や利便性向上を図るためで、図書館跡地を医療エリアとして活用する。

 これに加え、市民会館の駐車場部分も新病院の敷地に取り込み、予定地の面積は約7000平方メートル増の2万4000平方メートルに拡大。新病院建設にあたっては、図書館の部材を再利用したり、建物のデザインを採り入れたりする方針で、市民会館の駐車場部分は、災害時に緊急医療スペースとして活用する。

 図書館は1955年、市民会館は58年にそれぞれ完成。代表的な村野建築として高い評価を得ているが、いずれも現行の耐震基準を満たさず、市は耐震強化を含めた総改修費が最大23億円近くに上ると試算していた。

■村野藤吾設計の八幡図書館解体へ…北九州市-「読売新聞」
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by 2011-kyoto | 2014-04-01 00:00 | 2014/04
2014-03-28 2月の大雪なら屋根落ちる? 新国立競技場、設計見直し-「朝日新聞」
2月の大雪なら屋根落ちる? 新国立競技場、設計見直し
3月28日(金)6時54分配信

2020年東京五輪・パラリンピックの主会場に予定されている新しい国立競技場の開閉式屋根について、今年2月中旬並みの大雪が降った場合、雪の重さに耐えられず崩落するとの試算が出ていることが26日分かった。日本スポーツ振興センター(JSC)が基本設計を進めており、屋根の素材や可動部の構造などを再検討している。

 開閉式屋根はコンサート利用を増やし収益を上げるため、悪天候や騒音対策で設置が決まった。普段は開けておき、コンサートや悪天候時に閉める。「頑丈な屋根でなく、雨の時にさす傘のイメージ」(文部科学省幹部)で、東京ドームの屋根と同じガラス繊維膜材を想定。設置費用は120億円、開閉にかかる電気代は1回1万円としていた。

 しかし、関東各地で観測史上最大を記録した2月14~16日の大雪で、東京でも体育館やアーケードなどの屋根が崩落。新国立競技場の屋根も同程度の雪が降った場合、重さに耐えられないとの試算が設計事務所から出たという。文科省の担当者は「2月は想定外の大雪だった」として「東京ドームのように覆いっぱなしなら問題ないが、屋根の可動部に負荷がかかるとのことだった」と説明する。

 建築基準法は大規模な建物について、50年に一度の大雪にも耐えられる強度を求めているが、2月の大雪を受け国土交通省は基準を見直す方針。JSCは関係法令にのっとったうえ、設置費用が増えないように見直しを進めるという。(野村周平、阿久津篤史)

■ 2月の大雪なら屋根落ちる? 新国立競技場、設計見直し-「朝日新聞」
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by 2011-kyoto | 2014-03-28 00:00 | 2014/03
2014-03-22 傑作「鎌近」解体危機 15年度で幕 日本初の公立近代美術館-「東京新聞」
傑作「鎌近」解体危機 15年度で幕 日本初の公立近代美術館

日本初の公立近代美術館でモダニズム建築の傑作とされる神奈川県立近代美術館鎌倉館が二〇一五年度に閉館する見通しになった。建築・美術界からは閉館後の建物保存を求める声が上がっている。 (森本智之)

 「小さな箱」と呼ばれ白くシンプルな構造が親しまれてきた同館は一九五一年、鶴岡八幡宮の一角に土地を借りて開館した。老朽化が激しいが、国史跡である八幡宮の境内は文化財保護法により原則、大規模な工事はできない。このため県は改修工事を断念し、土地の賃貸契約の切れる再来年度末までの閉館を決めた。

 県立近代美術館はほかに二館あり美術館としての機能は残る。ただ、鎌倉館は近代建築としての評価の高さから、保存できるかが現在の焦点になっている。保存にも一定の改修が必要で、やはり文化財保護法がネックになるからだ。

 さらに八幡宮との契約では、土地は更地にして返還する約束になっている。このため保存には少なくとも国と八幡宮の双方の理解を得る必要があり、県の調整は難航している。

 保存を求める声は強く、昨秋には、日本建築家協会などが要望書を県に提出。ゆかりの建築家や美術史家らが参加したシンポジウムも開かれた。県生涯学習課は「一四年度中には方向性を決める」としている。

 神奈川県立近代美術館鎌倉館 鉄筋2階建て延べ約2400平方メートル。設計者の坂倉準三は巨匠ル・コルビュジェに師事し、新宿駅西口広場や神奈川県庁など多くの公共建築を手掛けた名建築家。1999年には近代建築の調査保存をする国際組織DOCOMOMO日本支部が「日本近代建築20選」に選んだ。施設が手狭なことなどから、84年に鎌倉別館、2003年に葉山館が増設された。収蔵品は3館併せて1万点以上。

 「『鎌近(かまきん)』といえば、別格の存在ですよ」。閉館の見通しとなった神奈川県立近代美術館鎌倉館について、美術評論家の藤田一人さんはこう評価する。

 近代美術の殿堂の東京国立近代美術館よりも一年早く開館。昔の名品を陳列する場所、という当時の美術館像を覆し、同時代の作品を紹介する美術館の新しいかたちを打ち出した。無名だった松本竣介や萬(よろず)鉄五郎に光を当て、日本ではじめてムンク、パウル・クレーの本格的な展示会を開いて大ブームを巻き起こしたことでも知られる。

 物資不足の建設時を反映してか広さは現在の平均的な美術館の四分の一程度しかないが、藤田さんは「小さい分、じっくり作品に向き合うことができる。外観もモダンでありながら、八幡宮の神聖な雰囲気とも調和する」と言う。

 ただこうした陰で、美術館にとって長い間、老朽化対策は重要な課題だった。学芸員時代から四十年以上勤務し、一九九二~二〇〇四年に館長を務めた酒井忠康さん(72)は「エレベーターがないから、作品はみんなで抱えて階段を上り下りした。事務所の雨漏りはしょっちゅうだったし、展示室に大きなオブジェを運び込む際には床が抜けないよう建物の図面を片手に配置を検討した」と振り返る。

 館長当時には、同館の運営委員長だった日本画の大家の故平山郁夫さんと文化庁を何度も訪れ、改修工事の直談判をしたが、文化財保護法を理由に認められなかったという。「平山さんなら、と思ったが、どうしても『まかりならん』ということだった」

 鎌倉館がいずれ閉館することはずっと覚悟していたという酒井さん。「小さくて古く、いろんな不備があったが、頭をひねり学芸員の工夫で展示を企画してきた。アナログな施設だが、私のような落ちこぼれにはホッとする」と冗談めかす一方、「美術館であってこその鎌近だった。(建物の保存が実現したとしても)閉館はやはり残念」と複雑な胸の内を明かした。

■傑作「鎌近」解体危機 15年度で幕 日本初の公立近代美術館-「東京新聞」

2013-01-28 守れるか、現代建築の源流 「鎌倉館」存続の危機-「朝日新聞」
2014-12-17 近代美術館鎌倉の存続問題でシンポ 神奈川県の方針は来年度提示へ-「カナロコ」
2013-11-19 鎌倉の著名建築物・美術館、閉館し取り壊し!?-「読売新聞」
2013-10-25 近代美術館鎌倉館の建物活用や景観保全を、建築家協会が県に要望書/神奈川-「カナロコ」
2009-01-01 日本におけるDOCOMOMO150選-「DOCOMOMO JAPAN」
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by 2011-kyoto | 2014-03-24 18:30 | 2014/03
2014-02-19 県立近代美術館鎌倉 存続改修へ調査費折半、県と鶴岡八幡宮/神奈川-「カナロコ」
県立近代美術館鎌倉 存続改修へ調査費折半、県と鶴岡八幡宮/神奈川

2014年2月19日

土地の貸借契約が満了となる2016年3月末で閉館の見通しとなっている県立近代美術館鎌倉(鎌倉市雪ノ下)の建物存続問題で、県と鶴岡八幡宮が、4月から実施予定の同美術館の耐震、改修に向けた事前調査の費用を折半することが18日、明らかになった。背景には、閉館後も建物を壊さず引き継ぐことに前向きな鶴岡八幡宮の意向があるとみられる。建物をめぐっては、有識者や市民から、保存を訴える声が上がっている。

 県は、14年度当初予算に「近代美術館改修工事事前調査費」として1581万7千円を計上。鶴岡八幡宮は、このうち約750万円を負担する。

 調査は4~6月に行い、建物の劣化状況や形状を調べる。特に、地下遺構を傷つけずに耐震工事をすることが可能か、明らかにしたいとしている。展覧会などの美術館業務は並行して行う。

 県教育委員会は「もし建物を残す場合、使うのは鶴岡八幡宮なので、調査費を折半してもらうことになった。八幡宮でも、可能であれば建物を使っていきたいという考えを持っているようだ」と話す。改修工事が技術的に難しいとの調査結果が出る場合もあり、鶴岡八幡宮は「県と協議をして慎重に進めていきたい」と話している。

 県と鶴岡八幡宮との契約では、土地返還の際は更地にする条項がある。また、たとえ建物を保存したとしても、以前の耐震調査で、阪神大震災級の地震には耐えられないとの結果が出ており、耐震工事が必至な状況にある。一方、地下には国の史跡である鶴岡八幡宮の遺構が埋まっており、遺構を傷つけずに工事を行う必要がある。

 文化財保護法を守りながらの耐震、改修工事には多大な費用がかかるとみられ、県と鶴岡八幡宮の間で建物の今後について協議が進められてきた。

 この問題では、日本建築家協会などが、世界的な建築家ル・コルビュジエの弟子で近代日本を代表する建築家、坂倉準三による貴重なモダン建築であるとして保存を訴えている。近代建築の保存や調査を行う国際組織DOCOMOMO(ドコモモ)も昨年12月、同建物の保存、活用を県に要望する書簡を提出している。

■県立近代美術館鎌倉 存続改修へ調査費折半、県と鶴岡八幡宮/神奈川-「カナロコ」
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by 2011-kyoto | 2014-03-13 02:52 | 2014/02
2014-03-10 哲学の道沿いは宅地開発「NG」 反対派がシンポ 京都-「msnニュース」
哲学の道沿いは宅地開発「NG」 反対派がシンポ 京都

2014.3.10 02:38

 京都の閑静な散策スポットとして知られる「哲学の道」沿いにあるニチレイ保養所跡地(京都市左京区)の開発計画をめぐり、計画に反対する地元住民らが9日、法然院(同)でシンポジウムを開き、宅地開発を進める不動産会社や、市の対応を批判した。

 シンポでは府立大の宗田好史教授らが「世界遺産と都市開発を考える」と題して講演。宗田教授は同地が世界遺産条約で保護を定めた遺産の周辺環境「緩衝帯」にあたり「開発はふさわしくない」と指摘した。

 その上で、飯田昭弁護士は敷地の半分近くが市風致地区条例で銀閣寺周辺の「特別修景地域」にも指定されていることから「開発を進めれば世界の笑いものになる」と述べた。

 住民の京谷史郎さん(66)も「樹木の伐採は景観を損なうだけでなく、防災上も悪影響がある」と開発の見直しを訴えた。(吉国在)

■哲学の道沿いは宅地開発「NG」 反対派がシンポ 京都-「msnニュース」
2014-03-09 シンポジウム「世界遺産と都市開発を考える」開催のご案内
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by 2011-kyoto | 2014-03-10 00:00 | 2014/03
2014-03-03 土壌汚染:京都会館工事現場で 3市民団体が市に公開質問書/京都-「毎日新聞」
土壌汚染:京都会館工事現場で 3市民団体が市に公開質問書/京都

毎日新聞 2014年03月03日 地方版

 京都・まちづくり市民会議など3市民団体は2月28日、京都市左京区の京都会館旧第一ホールの再整備工事現場から、土壌汚染対策法の基準を超えるヒ素や六価クロム化合物、鉛が検出されたとして、汚染原因の明確化などを求める公開質問書を、市に提出した。

■土壌汚染:京都会館工事現場で 3市民団体が市に公開質問書/京都-「毎日新聞」

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by 2011-kyoto | 2014-03-03 00:00 | 2014/03
2014-02-16 隠れた名所は町役場 モダン建築のさきがけ-「東京新聞」
隠れた名所は町役場 モダン建築のさきがけ

2014年2月16日

房総半島の山あいに、モダン建築の隠れた名所がある。早稲田大の名誉教授だった今井兼次さん(一八九五~一九八七年)が五十五年前、「亡き友」のため設計した大多喜町役場の庁舎だ。老朽化による解体の危機も乗り越え、早大で建築を学ぶ学生が今でも毎年、見学に訪れている。(内田淳二)

 庭木の緑に、コンクリート打ちっ放しの庁舎が映える。地上一階、地下一階。華美な装飾を排した造りだ。しかし、車を止めやすくするため、車寄せを支える梁(はり)を蛇行した形にするなど、意匠を凝らしてある。

 「日本の近代建築のさきがけ。建築学会作品賞も受賞しています」。町職員がそう誇らしげに話す庁舎が、人口一万人の小さな町に誕生したのは偶然が結んだ縁だった。

 今井さんは「大学に籍を持つ身」として設計を引き受けるのはまれだった。しかし、町村合併を機に持ち上がった庁舎建設の関係者の一人が教え子。さらに、その義兄は早世した大学時代の同級生だった。

 「もし同君が存命だったなら新庁舎の設計に選ばれる才能の人だった。亡き友の分身と思って力添えしたい」。役場に残る古い資料には、今井さんが親友のため決意した経緯が記されている。

 それから半世紀。庁舎に解体計画が持ち上がった。鉄筋が露出するなど老朽化が目立つようになったためだ。しかし、建築界や地元住民から保存を求める声が上がり、町は二〇一二年、改修を実施。隣接地に新庁舎を増築して対応した。

 保存を喜ぶのは地元だけではない。「今の学生たちは今井先生の『ひ孫』に当たる。今後も生きた教材に触れることができる」。早大建築科の古谷誠章(のぶあき)教授(58)はそう意義を語る。早大では四十年以上前から、庁舎の図面の模写を一年生の必修課題としてきた。「愛情に満ちた設計で、建築は使う人の立場で心を込めて生み出すものという精神が学べますから」

 庁舎は昨夏、優れた保存事業に贈られる「ユネスコ・アジア太平洋遺産賞」の功績賞も受賞した。東京大の千葉学教授が手掛けた新庁舎も、広い吹き抜けが印象的な名建築。旧庁舎と併せ、早大関係者だけでなく、建築界や愛好家から注目を浴びている。

■隠れた名所は町役場 モダン建築のさきがけ-「東京新聞」
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by 2011-kyoto | 2014-02-21 23:30 | 2014/02