人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2011-02-16 京都会館命名権、公募せず売却で市会委紛糾/京都-「公務員の不祥事」
 "京都市が京都会館(左京区)の命名権を半導体メーカー・ローム(本社・右京区)に約50億円で売却することをめぐり、8日に開かれた市議会くらし環境委員会で、市が売却先を公募しなかったことなどに、市議から「経緯が不透明」「秘密交渉だ」との批判が相次ぎ、紛糾したことが明らかになった。
 市が計画する会館の全面改修には約90億円が必要で、7日にロームへの命名権売却を発表した。
 市は命名権について「公平性を損なわないようすべき」と要領で定めており、西京極野球場(現わかさスタジアム京都)や市体育館(募集中)では公募していた。
 委員会では民間資金の活用に賛同する声は多かったが、富喜久夫市議(自民党)は「会館は市民の財産。一部の市幹部の勝手にしてはならない」と事前説明がなかったことを厳しく指摘し、西野佐知子市議(共産党)や津田早苗市議(公明党)も、「議会軽視だ」と批判した。
 さらに委員長の鈴木正穂市議(民主・都みらい)も「年間1億円、期間50年が妥当なのか」と述べ、2月定例会でも議論する考えを示した。
 市は高額な上、音楽活動への支援に力を入れるローム以外の企業が購入する可能性が低かったことなどを挙げ、山岸吉和文化市民局長が「極めて異例だが、財源を確保したいとの強い思いがあり、秘密にせざるを得なかった」と理解を求めたが、秘密にすれば財源が確保できる理由についての説明はしなかった。
 命名権は地方自治法上の財産処分に当たらず、議会の議決は必要がないことを悪用したらしい。"


■京都会館命名権、公募せず売却で市会委紛糾/京都-「公務員の不祥事」
by 2011-kyoto | 2011-02-16 00:00 | 2011/02
<< 2011-02-17 news... 2011-02-15 「総合特... >>