2011-04-04 建築季評-中川理-「読売新聞」
オペラの上演もできるようにホールの舞台部分を大幅に拡張し、内部の機能も再編成するが、建物の外観はほぼ残るとしている。これに対して、改修といえどもこれでは建築の価値が失われるとして、日本建築学会をはじめ建築に関わる主要な団体が保存要望書を提出している。建物を残すことをめぐる、この認識の違いは大きい。
 確かにこうしたモダニズムの建築は、外観などだけで価値を計ることはできないはずだ。建築家は、表層の形だけではなく、むしろそれにより構成される空間に作品としての価値を見いだそうとしてきたからだ。だとすれば、その価値を残すためには、空間の全体が保存の対象とならなくてはならなくなる。


d0226819_17573734.jpg


↑画面をクリックすると大きくなります

■読売新聞
[PR]
by 2011-kyoto | 2011-04-04 00:00 | 2011/04
<< 2011-04-08 「京都に... 2011-04-01 京都会館... >>