2012-01-13 京都会館第1ホール稼働率 足元は今 2.5京都市長選-「京都新聞」
京都会館第1ホール稼働率 足元は今 2.5京都市長選
文化の都 にぎわいに陰り
 京都市左京区の京都会館第一ホール。年明け早々の6日は予約が入っておらず、2015席ある市内最大のホールは静まり返っていた。中山光雄館長は「イベント関係者の間では、京都会館でコンサートは難しいとの評価になっている。最初から会場の選択肢に入っていないので、問い合わせも少ないんですよ」と声を落とした。

 第1ホールは、大規模なポピュラー音楽のコンサートができる会場としては市内で唯一とされる。しかし、稼働率は低下傾向で、2000年度に79%だったが、08年度は14ポイント減の65%に落ち込んだ。2年後の10年度は吹奏楽の大会に向けた練習での使用もあって76%に回復したものの、かつての勢いはない。

 敬遠される理由は、独特のステージの形状といわれる。奥にいくほど幅は狭く、高さも低くなる上、奥行きも短い。空間スペースが少なく、ほかの同規模のホールだと全部組めるセットを減らさないと公演ができない。
 「セットがすべて使えないのなら公演をやりたくないというアーティストもいる。もともと京都会館でやっていた人があきらめて別の会場に移ったケースもある」と市内のイベント会社幹部(55)は明かす。最近はセットの大型化も進み、苦戦に拍車がかかる。

 音楽情報会社オリコンが発表したヒット曲ランキングと会館使用状況を調べたところ、2009年から3年間に、シングル年間ランキングでトップ30に入っていたアーティストが、その年に京都会館でコンサートを開いたのは1回のみだった。人気アイドルグループ、AKB48の昨夏の全国ツアーも大津市のびわ湖ホール、神戸市の神戸国際会館はにぎわったが、京都公演はなかった。

 1960年4月に開館した京都会館は、市が独自に設けた文化観光施設税(64年4月に廃止)の税収や市民・企業の寄付も費やして建てられた京都の「文化の殿堂」であり、全国でも注目された。
 建設から半世紀以上が経ち、京都市は昨年6月、第1ホールを建て替える方針を決めた。市文化芸術企画課の西浦靖担当係長は「ハード面で劣ったままだと競争に勝てない」と訴える。

 とはいえ、建て替えても機能は他の有力ホールに追いつく程度で、今年4月から約3年を見込む閉館中に他ホールへ移った公演が戻る保証もない。右京区太秦の撮影所で撮られてきた時代劇の存続も懸念されている。文化都市である京都をどう守るのか、が問われている。(高橋晴久)

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■京都会館第1ホール稼働率 足元は今 2.5京都市長選-「京都新聞」

◎京都会館の「稼働率」に関するその他の記事

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平成24年1月13日付け某新聞より -「岡崎公園と疎水を考える会 公式ブログ」
2011-04-11 稼動率比較:京都会館と京都コンサートホール-「京都市情報館」
2011-02-25 京都会館再整備検討委員会の「意見書」について・その9-「saiseiの京都日記」
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by 2011-kyoto | 2012-01-13 00:00 | 2012/01
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