2012-03-30 京都会館検討委 歴史的価値保ち再整備-「建設通信新聞」
京都会館検討委 歴史的価値保ち再整備 香山研の設計に反映
2012-03-30発行

京都市は28日、再整備を行う京都会館(左京区)の建物価値継承を検討する委員会(岡崎幸甚武庫川女子大建築学科教授)の最終会合を京都市内で開いた。基本設計を進めている香山壽夫建築研究所が示した設計案をベースに、建築家の前川國男が設計した同会館の建物価値を検証、「歴史的な価値を損なうことがないよう再整備に取り組むべき」とする提言案をまとめた。今後、文言を修正した上で成案化し、5月までにまとめる基本設計に反映させる。

 提言案では「ホワイエやロビー空間を拡充する際は、現建物の持つ全体の空間構成や、外観意匠の価値を十分に尊重すべき」「フライタワーの高さ・形状は、岡崎地区や東山山麓の風致をそこ損なわないように配慮し、いかに高さとボリュームを抑えるかがデザインの要」としたほか、「既存の建築構成要素(材料)は、できる限り保存・再利用し、困難な場合は、できる限り同一素材・同一形状での復原を行う」と位置づけた。

 委員からは「提言をきちんと基本設計に反映してほしい」という意見が相次いだ。岡崎委員長は「皆さんの議論のおかげで、京都会館の価値を継承する提言をまとめることができた」と述べた。

 委員は岡崎委員長のほか、京都工芸繊維大工芸科学研究科の石田潤一郎教授、中川理教授、新国立劇場運営財団の伊藤久幸技術部長、衛藤照夫京都府建築士会長、岡崎自治連合会の澤邉吉信会長、日本建築家協会(JIA)近畿支部京都会の道家駿太郎会長、橋本功前川建築設計事務所所長の7人。
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■京都会館検討委 歴史的価値保ち再整備-「建設通信新聞」
2012-03-28 京都会館の建物価値継承に係る検討委員会提言(案)
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by 2011-kyoto | 2012-03-30 00:00 | 2012/03
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