2012-06-04 大きなサッシ枠、屋上のひさし復元へ 新京都会館-「京都新聞」
大きなサッシ枠、屋上のひさし復元へ 新京都会館

 京都市が2015年度の開館を目指し再整備する京都会館(左京区)の基本設計が4日、明らかになった。建て替える第1ホールは、世界水準の総合舞台芸術も含め多様な演目に対応する舞台にするため建物の高さを30.8メートル確保し、歴史的な建物価値の継承に向け会館を特徴づける大きなサッシ枠や屋上のひさしの復元にも取り組む。

 基本設計は香山壽夫東京大名誉教授が8カ月がかりで仕上げた。京都の「文化の殿堂」と位置づけ、舞台機能を強化するとともに、戦後モダニズム建築を代表する建築家、故前川國男氏が設計した建物価値を継承する。

 第1ホールは鉄筋コンクリート造り地上6階地下2階建て。延べ床面積は約1万9千平方メートルで、現在に比べ1・3倍広くなる。高さは市が地区計画で15メートル以下から31メートル以下に規制緩和することで30・8メートルとし、これに伴い舞台の高さも現在の14メートルから27メートルにする。

 舞台の奥行きも12メートルから18メートルに広げるため、座席数は現在の2015席から2001席に減らす。地下にリハーサル施設を設け、車いす対応エレベーターや多目的トイレも増設する。改装する第2ホールもゆったりとした座席空間を確保するため、939席から715席にする。

 建物価値の継承では、屋根やバルコニーの水平ラインを生かしたデザインと二条通から中庭に至る空間構成を保つ建物配置を採用し、第2ホールのバルコニーの手すりもそのまま残すことにした。

 市は総工費約110億円をかけ13年9月に着工し、15年8月の完成を目指す。(広中考至)
【2012年06月04日 22時40分】
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■大きなサッシ枠、屋上のひさし復元へ 新京都会館-「京都新聞」
2012-06-05 京都会館再整備工事に係る基本設計について-「京都市情報館」
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by 2011-kyoto | 2012-06-04 00:00 | 2012/06
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