2012-09-05 日本イコモス国内委員会 インフォメーション誌 はじめに-西村幸夫
ICOMOS ISC20C委員会から京都市長宛の意見書を受けて、
9月8日、日本イコモス国内委員会にて「第14小委員会(リビング・ヘリテージとしての20世紀建築の保存・継承に関する課題検討(京都会館再整備計画に関する検討)主査:苅谷勇雅 2012年9月発足」が設置されました。順次、関係者の方々の資料、テキスト、インタビュー記録などをご紹介していきます。
日本イコモス国内委員会 インフォメーション誌 
2012.09.05 発行 INFORMATION / JAPAN ICOMOS <8期11号> はじめに-西村幸夫


 ここのところ日本イコモス国内委員会ではいろいろな分野で活発な議論が続けられています。 
 一つは、新たにスタートした技術遺産に関する第12小委員会(伊東孝主査)が産業考古学会と合同で、産業遺産の価値の考え方に関する議論を始めたことです。国際的にもICOMSとTICCIHの合同の文書が締結されるなど、目に見える動きがある分野です。

 また一方では、世界遺産条約特別委員会(岡田保良主査)において、今年11月に迫った京都での世界遺産条約40周年記念会合の最後にまとめられる予定の京都宣言とでもいうべき文書のあるべき内容についての議論が続けられていることです。これは、世界各地で繰り広げられている同種のイベントの最終とりまとめとしても位置づけられることから、幅広い目配りが必要です。同時に日本的なエッセンスも加えたいとこれまた議論に熱が入っています。

 さらに、ほぼ3ヶ月ごとに開かれている日本イコモスの研究会においては、オーセンティシティの新しい定義づけの議論や歴史的都市景観(HUL)に関するユネスコ勧告をどのように日本で受け止めるかといったこれまたホットな議論がおこなわれています。

 そこに加えて、鞆の浦については、湯崎広島県知事が埋め立て架橋の見直しを公表し、これから専門家集団としての日本イコモスの真価が問われることになります。鞆の浦の問題を扱う第6小委員会(益田兼房主査)での議論も再び熱くなっていくことと思います。

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日本イコモス国内委員会 インフォメーション誌
2012.09.05 発行 INFORMATION / JAPAN ICOMOS <8期11号>
西村幸夫 - 東京大学大学院工学研究科都市デザイン研究室

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by 2011-kyoto | 2012-09-05 11:38 | 2012/09
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